マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン

 

県会かわら版第32号
政治は信頼されなくてはいけない! 「KSD」や「外務省機密費」事件で痛感します
近の国政でのさまざま事件を見聞きしていると、いったいこの国はどこへ行ってしまうんだろうと頭にくる事だらけです。
政治腐敗を防ぐために、政党助成金を受けて、政治資金規正法で企業団体からの寄付を禁止したのに、いつのまにか政党支部という抜け道ができています。KSDはその最悪の事例ですが、お金の力で政治を捻じ曲げる事は許せません。政治が悪いから官僚の腐敗も起こるのです。
「信頼される政治」、当たり前のことですが、有権者の皆様から頼られる政治を目指して努力してまいります。どうぞ皆様のご意見をお聞かせください。
監査委員として
年の6月から県監査委員として、厳しい目で県政のチェックをしています。県庁各部や各出先機関(警察署、土木事務所、健康福祉センター、行政センター、財務事務所、高校など)さらに工事中の現場の検査を行います。さらに今年は、いわゆる「食糧費」についても住民監査請求や、県政始まって以来という知事からの「要求監査」もこの件でありましたので大忙しです。長野県や栃木県の選挙結果を見ていると「身近な県政」に多くの県民が参加をしてきた事を実感しています。県内でも、静岡空港や太田川ダム、松崎那珂川水門など「住民の政策合意過程への参加」が今後問われてくるかと思いますが、「情報公開」や「協働(コラボレイト)」そしてNPOなどの県民参画は大きな流れになると確信しています。
今回も地域の話題に付いていくつかご報告します。
茶園における摘採ロボットの研究

県内普及が380台の乗用摘採機(牧之原)
日、牧之原の茶業試験場で開発が進められている「ロボット摘採機」の様子を見てきました。2年前になりますが、県議会で「簡易自走式の摘採機の開発を!」と知事に要望しました。軽トラックに乗せて傾斜地で使える安価な機械ができないかとの農家の要望をふまえて、メーカーなどと共同試験研究が行われています。研究は、平成14年度をめどに進められていますが、遠隔操作で動く試作機を見ますと、期待が持てそうです。
ただし、課題はなんと言っても「価格」と「運搬」です。来年度予算では、小規模土地基盤整備助成事業も新規で始めます。地元茶産業が生き残っていけるのか正念場ですので、がんばる農家の皆さんのために、先頭に立って応援していきます。
一口メモ:今年は10月5日〜8日にかけて静岡市を中心に「世界お茶まつり」が開催されます。 
しずおか緑花祭が始まりますよ!
場には、3月下旬から次々と草花が植えられます。会場の準備も大忙しです。
2月から3月にかけては、プレイベントなども開催され4月21日からスタートします。5月27日までの会期中に延べ40万人の人手が予想されます。
一押しは「世界のトップガーデナー」が競う「ワールドガーデン」でしょう。もちろん地元の榛原郡の各町も力を入れて出展しますし、日替わりで県内の各市町村がイベントを行います。入り口にあるヒーリングコア(建物)では、これ又日替わりで祭事が展開されます。
跡地についても「県営公園」と決まりました。普通完成した公園は、地元の町が管理します。しかし管理費が大変です。そこで平成10年9月から始めた「しずおか緑花祭と県立吉田公園を考える会」(私が事務局長を務めました)や吉田町始め榛南地域の皆さんの努力で「県営」とすることができました。県営ですので責任や費用負担は県ですが、管理・利用については地元のNPO(特定非営利活動法人)"しずかちゃん"などが積極的にかかわっていく予定です。県民参加型の公園管理の手法としては全国的にも初めてのケースで、これはすごい事です。
今後、更にこれらの輪を広げていく予定ですので、イベントを通して公園の利用について提案や積極的な参加をしていきましょう。
海岸に押し寄せるごみや流木の処理

流木に生活ゴミも混じる。(昨年9月地頭方海岸)
年の9月13日早朝、地頭方漁港から御前崎港、その周辺の海岸に多量の流木やごみが流入した。「地頭方漁港が流木で埋まっているぞ!」の連絡にカメラを持って駆けつけてみると、あまりの量にびっくり。
大雨のたびに大井川などから吐き出される流木やゴミに、吉田町はじめ榛南の漁業者は「死活問題」と以前から指摘していました。今までは「野焼き」もできたので、何とかやりくりをしてきましたが、今回の被害を契機に、県や町も含めて長期的な対策を立てていくことになりました。
わたしたちの豊かな海を守るために、県全体で、磯焼けと、海岸の漂着ゴミ対策に取り組んでいかなければなりません。今後、積極的に推進するよう県議会でも強力に働きかけます。
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