マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン

 

県会かわら版第34号
西原茂樹の最近思っていること!
祭りが各地で行われています。
私の地域でも10月初旬秋晴れの中盛大に行われました。
うっそうと茂った鎮守の森が、今年はお社の改修に合わせて少し刈り込まれ、舞を舞う子供たちの顔に木漏れ日があたり、とてもすがすがしく心が洗われる気がしました。
しかし、世の中はまたまたとんでもないことになってきました。ニューヨークのテロ勃発、アメリカによる報復攻撃がアフガニスタンのタリバンに対して行われている現状を見るときに、「21世紀も人間は再び戦争を繰り返すのだろうか」という大きな不安に世界中が覆われています。
テロは許せません。撲滅するまで、アメリカの今回の攻撃も含めてあらゆる手段を講じて世界が取り組んでいくべきです。
しかし一方で、世界のルールが大きく変化してきたことにも注目すべきです。
ソ連に見る社会主義や共産主義が崩壊し、グローバルな民主主義社会が資本主義自由経済体制のもとで確立されようとしているかに見えます。
しかし現実には先進国と発展途上国、富める者と貧する者の格差は広がるばかりで、ひずみは極限に達していることも事実です。
無差別テロなど許せるものではありませんが、背景にはこれらのひずみがあるのも事実です。経済や社会制度での解決がはかれない現状では、今後ますます「宗教」が前面に出てくるでしょう。
むずかしい世界情勢だからこそ、日本人として世界の中でどんな役割が担えるか、国会の議論に注目です。
オーケストラで全員がバイオリンを引くわけではありません。日本の「音色」は何なのか!自国の歴史や伝統文化をこの際しっかりと振り返って、国際社会というオーケストラの中で日本の立場をしっかり考えたいものです。
狂牛病大丈夫?
いに日本で出てしまった狂牛病。
農林水産省などのずさんな対応に怒り心ですが、静岡県議会では県民の安全と不安の解消に全力取り組んでいます。
 「18日からはEU並みで全頭検査!たとえ狂牛病が疑われない牛でも、脳・脊椎・目などは焼却処分!」(農林水産部)
「食品の点検は厳しく実施中。危険な部位を使用していることがわかれば製造販売を中止させる。」(健康福祉部)
「給食も県内ほとんどの市町村で自粛をしている。使っている静岡市や浜松市ははもともと安全なオーストラリア産(!?)牛肉を使っていたところ」(教育委員会)
焼肉からハンバーグ、子供から大人まで親しまれている牛肉ですが、検査体制が整い、安全宣言が出るまでしばらくは食卓から消えそうな気配です。
いわゆる風評被害も心配ですが、ウイルスでも毒物でもない狂牛病感染対策に万全を期します。
静岡県でもテロ対策を強化!

ロ対策で御殿場の米軍キャンプ富士や浜岡原子力発電所の警備が増強されています。(警察)
浄水場では給水施設の警備や水質チェックの体制を強化しています。(企業局)
来年6月は韓国との共催でワールドカップサッカーがあります。今まではフーリガン対策だけでしたが、これからはテロ対策が加わって警察や関係者はてんてこ舞いです。警察の増強も必要ですが、外国人など不審な人物を見かけたらすぐ警察に通報するなど、常日頃から私たち自身が厳重に注意することも必要です。
しかし早くこんなことを心配しないでもいい時期がきてほしいものです。

住民投票条例と静岡空港の今後!

岡空港住民投票条例は9月12日の県議会で否決されました。
すでに60%近く進んだ公共事業を中止する問題点(仮に中止したとしても更に莫大な費用がかかることなど)、今までの議会の議決の重要性、投票事務への市町村の協力体制の不安や、300万県民への「正確な情報提供」の困難性、全国の自治体への波及などが否決した理由としてあげられます。さらに、石川知事が選挙で「空港」を争点にして過半数を得たことも重要です。
しかし知事は「空港建設への県民の不信感は依然ある」として、11月上旬まで8回の空港タウンミーティングを県内各所で開催し、空港への理解を促す一方、有識者による専門化委員会を発足させて空港の需要や利活用など懸念される事項について検討をすることにしています。
今立ち往生している「空港建設」ですが、11月中には再スタートが切れるよう期待します。


榛南・島田青年会議所が知事に空港早期完成要請


空港展望台から滑走路建設現場
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