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県会かわら版第38号

西原しげきの県会かわら版 2003年6月20日発行 

       

      〜4期目の県政、変革の荒波に挑む〜

4年間、静岡県の県民の皆様とともに全力で働きます!!
4期目の当選をさせていただきました。
本当にありがとうございました。
皆さんの声をしっかりと県政に反映させます。地元のために真剣に働きます。今後ともよろしくお願いいたします。
6月議会で知事に質問をします!

昨年度は副議長で質問はできませんでした。
4期目の最初の議会で知事に質問を行います。
質問は6月30日午後です。質問内容は地元の課題や、市町村合併や政令市への県のかかわりや合併後の県の姿をただすつもりです。

榛原郡の合併問題について
新静岡市が誕生しました。
御前崎市と伊豆市が来年の3月に誕生します。ともに「3万人特例」での一年早くでの合併ですが、他のところでは17年の3月までを目指しています。榛原郡の合併は?どなたも関心を持っています。
このかわら版が皆さんのお手元に届くころには新たな変化が出てくるかもしれません。身近な合併枠組み問題はそれほど流動的です。

□ 御前崎町と浜岡町は  8月に両町議会で合併の議決をして国にあげます。県議会では12月ころに議決をする予定になるでしょう。
6月10日、御前崎・浜岡両町長から、これまでの合併協議会の内容進捗状況を伺いました。郡をまたいでいることもあって、県の組織も変化があります。県議会としてもしっかりと係わっていきます。

□ 相良町は、新町長の方針が「新御前崎市と合併を」です。
従来からの流れ、消防や救急車・ごみや火葬場の広域行政、御前崎町との関係を考えれば可能性はあるわけですが、すでに進んでいる御前崎市(御前崎町・浜岡町)の対応と町内意見調整が鍵です。議会質問で「8月の御前崎市誕生の議会決定を待って申し入れ!」と答弁していますが、そこあたりが最終決断時期だと思います。

□ 榛原町は、新町長が広域を主張してきました。
確かに、広域行政が望まれますが、「いつ、どの範囲まで」となると、特例法期限との関係が出てきます。
島田市長の「榛南との合併はない!」の真意は「財政的な面」や「政治状況の変化」にあると思われます。特例法の期限を考えれば、「島田を含めた広域」は難しいと考えられ、吉田町や相良町との連携に期待したいところです。

□ 吉田町は先の町議会で「当面単独で」と新町長が表明しました。吉田町の財政や投資を考えれば当面考えられる選択です。
しかし、消防や救急車・ごみや火葬場・し尿処理と言った広域行政は、榛原町といっしょですし、島田の初倉とは一体感があります。今後は、町長の言う「町民の意向」と周辺地域の動向が鍵となりそうです。

□ 榛北地域も一体では語れなくなってきました。
島田市との1市4町ができないとなると、どのような枠組みになるのか流動的です。

話の出ている中川根と本川根では、合併しても人口1万に届きませんが、「市町村交付税」と「合併特例債」の恩恵は受けることができます。

   枠組みではなくて、本当はまちづくりからなのだが!

合併後の静岡県はどうなるのでしょうか!
静岡市は平成17年4月に政令市になります。
浜松市も多分平成19年に政令市になるでしょう。
380万静岡県に、二つの政令市が誕生します。
政令市は、県庁を通さないで国と直接やり取りできます。言ってみれば「県」と同じです。
そうすると、袋井市や掛川市を中心とした中東遠と島田市や藤枝市・焼津市を中心とした志太榛原はどうなるのでしょうか。

□ 広域連合を目指す!
わたしは、この地域が一体となって連携していく「広域連合」を目指すべきだと思います。この制度自体はすでにある制度です。
身近では「消防・救急」「ごみ処理」「し尿処理」「斎場」があります。「学校」や「病院」も経験済みです。
今までは市町村が連携してやっていました。それに「県」が加わると言うのが広域連合の考え方です。
行政センターや健康福祉センター、農林事務所や土木事務所でやっていたことと市町村でやっていたことをくっつけてやっていこうというものです。

広域合併もなかなか難しいのが現実ですし、政令市はさらにその先です。
「県をなくす!それが一番の行政改革だ!」ある首長が言っていました。
少し暴論ではありますが、そのためには受け皿となる「政令市」並みの組織と将来の地域まちづくりプランが必要です。

□ 知事の意見を!
合併の枠組みで「これが一番!」はないでしょう。
期限に間に合わすことを考 えると時間はありません。    

【志太榛原の将来像考えると】
合併をしないところも出てくるかもしれません。県はその時どのように動くのか!県も意見を出して行動する時期です。
わたしは、そんな気持ちを今県議会で質問します。

トピックス!
★県議会傍聴と静岡空港現地視察。
六月三十日午前中、用地取得で最終決断が迫る静岡空港の建設現場と午後は西原しげきの議会傍聴です。直接議会に行っていただいても結構です。ご希望の方はご連絡ください。

★国体夏季大会が九月十三日(土)から4日間、御前崎町・相良町を会場に開催されます。正式には発表されていませんが、皇族として秋篠宮殿下がご訪問される予定です。選手にも良かった!地元のわたしたちも良かった!と言える大会にていきましょう!

★恒例の相良草競馬大会が今年も大勢の方でにぎわいました。全国的にも有名な草競馬です。相良海岸には「塩屋敷」も完成しました。自然の海や砂浜を守るためにみんなで努力しましょう!

         

          【相良草競馬大会の名馬】 

国道150号線(須々木工区)平成18年完成を目指して!

3月24日知事が出席して地頭方工区の完成式典が盛大に行われました。
走ってみたでしょうか。なんと言っても「消防署と御前崎が近くなった!」が印象です。

      

        【開通式に参加した小学生と地元区長さん】

しかし、利用する立場で言えば一刻も早く、牧之原インターと接続してほしいです。今年度も厳しい財政下ですが、今年度も予算の確保ができましたので順調に工事が進みます。

菅山までは、国道150号線バイパス(須々木工区)と473号の南伸工区(菅山〜大沢)の工事があります。本年度も、昨年度並みの予算ですでに工事が始まっています。課題は、473号の北伸(西萩間〜牧之原)ですが、これについても国の予算で実施できるよう県会議員として全力で努力していきます。
平成18年には、御前崎〜西萩間が結ばれますが、西萩間〜牧之原について現状ペースでは数年遅れてしまいますので、更に短縮できるよう努力します。

静岡空港と土地収用について

空港建設現場では、空港の全体像が姿を現してきました。
いよいよ未買収用地への土地収用法の適用が焦点になってきました。
知事は土地収用法による事業認定申請の時期を「国の来年度予算概算要求 の締め切り(8月下旬)までに出せればベスト」と言っています。

       

今6月議会でも「土地収用」を巡っての議論はにぎやかになります。
法改正がなされて「土地収用法」が大幅に変更されました。それに沿って現在「事業の評価」を監視委員会で行っています。
土地の収容にはハードルは2段階あります。
まず国が事業認定をします。次に県土地収用委員会が、具体的な土地の面積や補償額を決めます。県が一方的に強制執行はできません。したがって今から進めても、2年近くはかかります。

空港完成後の「利活用」も真剣に議論し方向性を決める時がきています。大交流時代に向けて、アジアに特化した観光誘致や貨物便など知恵を絞っていくべきだと考えます。

★ 空港トンネル
空港トンネルを通ってみましたか。坂部から初倉へとっても近道で便利なトンネルです。昔は「嫁入り道路」といわれた山道があったそうですが、空港でなくなるので代替で作られ便利になりました。 

花博に向けて伊豆と御前崎を結ぶ航路を!
さる6月4日石川知事に大陳情を行いました。御前崎・相良から下田、西伊豆地域の行政や商工団体、それに県の商工会連合会や観光協会の関係者です。
来年の花博期間中に「御前崎〜下田」をTSL希望がチャーター運行をするよう要望です。港の対応施設、航路申請、誘客などかなり高めのハードルですが、必ず実現するよう努力します。

       

          【防災船「希望」はフェリーとしても活躍】

ケアハウスが完成
相良町大江区にできた「ケアハウスたきび塾」の完成式典に出席しました。ケアハウスは榛原郡では初めてです。
新しい形態の施設と言うこともあって、入所者がどの程度になるか少し運営を始めてみないとわかりませんが、居住環境は抜群です。「農」のよさを前面に出すのも良いと思われました。地域住民との交流スペースも設置されていて今後の利用にも期待です。
大井川新橋の建設

5月22日、建設促進期成同盟会総会が開催されました。
大井川新橋は大井川町側から建設を始めていて、今年度中にピア(基礎)が14基完成します。
志太中央幹線など連絡道路も含めて120億円の工事費です。
完成は平成20年ごろです。国道150号線の富士見橋渋滞解消で一刻も急がれる道路ですので、建設の促進に全力を挙げます。 

          

           【大井川町からは橋脚が14基完成】

★ 信号機の予算がない!
今年当初予算で榛原警察署管内では信号機の設置が一箇所もありません。全部の予算が「更新」に振り向けられました。県内どこでも同じような傾向が出ています。とんでもない!ことですので、なんとしてでも緊急危険箇所には設置できるよう努力します。
★榛原病院や浜岡病院から産婦人科がなくなった!この辺では民間一箇所だけになります。介護保険が始まって、高齢者対策では「過疎」はなくなりましたが、子供や子育て世代にはとんでもない「過疎地域」になってしまいました。政治の責任を痛感しています。今議会で医師不足問題に挑戦です。

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http://www.nishihara-shigeki.net