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県会かわら版第39号

西原しげきの県会かわら版 2003年10月20日発行

      

9月県議会が閉会
〜県のプール金その背景。根絶を全議員で決議〜
公務員倫理の徹底と信頼の回復に関する決議!
県のプール金は平成7年以前に不正に作られたお金です。
そのこと自体許されるものではありませんが、今となっては不正を立証できませんし、時効になっています。

平成8年に全国的に、食料費やプール金問題が発生しました。
わが県でも問題となりましたが、その際に公表されずに一部が「事務所運営費」などと呼ばれて、正規に計上されない物品購入や祝儀や会費などとして不適切に使われてきました。

今まで何度も公表する機会はあったはずです。
昨年5月の静岡財務事務所の逮捕事件を皮切りに、熱海財務事務所や下田財務事務所さらに沼津財務事務所と波及して、そのたびに議会で追及し、、知事の謝罪と幹部職員の処分が続いてきました。
まだあるかもしれない。最後の手段は「責任を問わないから全部出して!」まるで司法取引みたいなことをして(実際には効力はありませんが)ようやく全貌がはっきりして、驚きでした。

プール金は平成9年3月で知事部局・教育委員会あわせて2億800万円もありました。それが、平成15年3月末には1億3400万円が残っていました。使ってしまった額が7400万円です。しかもそのうちの使途不明金が4147万円もありました。

通常は預金通帳が職場で保管されていました。しかし、なかには自宅に公金を持って保管していたり、自分の口座に入金したものもありました。子供が考えても「公金横領」です。知事は「良くないことだが私的に使う意思はなかった!」と説明していますが、許されるものではありません。刑事告発もあって、これからは司直の手が入ります。

県議会では、「公務員倫理の徹底と信頼の回復に関する決議」を全議員で閉会日の16日に議決しました。
決議では、プール金の存在に極めて遺憾とした上で、知事はじめ幹部職員の責任は重大と断じています。その上で、県民への十分な説明、公金管理のチェックと再発防止、さらに公務員倫理の徹底による信頼回復に全力を挙げて取り組むよう強く求めました。
議会も監視機関としての役割を深く認識して、より一層県民の付託にこたえていく決意を表明しました。


《トピックス!》

ニューわかふじ国体開催!
秋の国体が十月二十五日のエコパでの総合開会式で始まります。吉田町ではなぎなた、榛原町ではアーチェリー、相良町御前崎町では自転車のロードレースです。

★衆議院選挙です!
十月二十八日公示、十一月九日投票で衆議院選挙が行われます。年金制度改革や高速道路、景気問題や治安対策そして郵政民営化と争点がたくさんあります。新しく導入されたマニフェストを参考にして、さらに候補者の人柄もしっかり見て選挙に見のぞみたいです。

★静岡空港が防災訓練の会場に!
九月一日に行われた県の総合防災訓練においてヘリコプターを使った大規模な患者搬送の訓練が行われました。当日は、県の防災ヘリや自衛隊の大型ヘリコプターをはじめ初参加のドクターヘリも連携して出動しました。


【静岡へリポート】



合併について

□ 全国の状況
10月15日現在、全国では426法定協議会(1662自治体)が設置されています。
およそ半分の自治体で合併に向けて正式に作業が進んでいます。任意なども加えると約8割の数に上ります。任意なども加えると約8割の数に上ります。

□ 県内の状況
73市町村のうち、48市町村において合併に向けての協議会や準備会が設置されています。

■ 法定協議会が設置されている地域 (10月15日現在)

  協議会名 関係市町村 人口規模(人)
1. 御前崎町・浜岡町
(合併時期16年4月)
御前崎町・浜岡町 36,059
2. 修善寺町他3町
(合併時期16年4月)
修善寺町・土肥町・天城湯ヶ島町・中伊豆町 38,581
3. 磐南5市町村 磐田市・福田町・竜洋町・豊田町・豊岡村 166.002
4. 袋井市・森町・浅羽町 袋井市・森町・浅羽町 99,421
5. 西豆三町村 松崎町・西伊豆町・賀茂村 19,783
6. 志太二市二町 焼津市・藤枝市・岡部町・大井川町 283,095
7. 天竜・浜名湖地域 浜松市・浜北市・天竜市・磐田郡北部・引佐郡・雄踏町・舞阪町 786,306
8. 掛川市・大東町・大須賀町 掛川市・大東町・大須賀町 114,328
9. 小笠町・菊川町 小笠町・菊川町 47,036
10. 下田市・河津町・南伊豆町 下田市・河津町・南伊豆町 46,807
11. 伊豆長岡町・韮山町・大仁町 伊豆長岡町・韮山町・大仁町 50,062
12. 川根地域 中川根町・本川根町 9,785
   ※ 合併時期の記載がないものは平成17年3月目標です。


□ 榛原郡の合併
本川根と中川根が法定協議会を立ち上げました。川根町が離脱した島田市・金谷町が再出発で協議会を設置する予定です。
残るのは、相良町、榛原町、吉田町です。
9月初旬、3町長・3議長・県議による会合が行なわれ、それぞれの議会の協議を経て、現在合併に関する協議の下準備中です。
もともと榛南4町として一緒になろうとしていた地域です。
4月の統一選挙で各町とも枠組みについて、再検討をしてきましたが、アンケートの結果や首町と議会の協議の末に「3町で検討」まできました。日程は流動的ですが、特例法の期限内の合併を目指すとなれば遅くても年内に協議会設立のめどを立てる必要があります。

□ 公開を原則に!
それぞれの町民は合併について大変興味関心を持っています。
しかし、財政問題や協議事項など専門的なこともたくさんあります。
それを判りやすく、公表公開していくことが今最も必要です。
各町議会の皆さんも積極的に研究をしていますので、私も県政との関係で出来る限りの応援をしてまいります。


国体セーリング競技が大成功!    
9月13日から16日まで開催された夏の国体セーリング競技において静岡県は天皇杯と皇后杯を獲得しました。
県セーリング連盟の副会長として改めて皆様のご声援に感謝申し上げます。
大会初日は秋篠宮様にお越しいただき大変盛り上がりを見せました。
誘致を含めて国体の準備は平成5年から 始まりました。 平成9年から始まったマリーナの建設は漁業関係者の協力や県予算の確保も順調に進み施設は立派に完成しました。
【秋篠宮様紀子様地頭方海浜公園にて】
御前崎町・相良町の各区では、それぞれ県別に応援をしていただき各県選手団と交流を持っていただきました。選手の皆さんにとっても大変心強かったことでしょう。
大会期間中、炎天下でボランティア活動に従事し大会を盛り上げていただきました関係団体の皆様、本当にありがとうございました。
 
国体準備にかかわっていただいた役場職員の皆さんの努力や、相良高校のヨット部の活躍も地元の理解を深めて機運を盛り上げていく中心的役割を担いました。
地元御前崎町・相良町の一致団結した総合力の勝利です。

【開会式典で御前崎町・相良町の地元ダンシングメンバー大活躍】

□ 今後のマリーナの課題はなんでしょうか。
★マリーナは来春から供用を開始する予定です。
では誰がどのような管理をするのか。埠頭会社が最右翼ですが、まだ決まっていません。
また、榛南地域の不法係留船への対応も課題となります。

【当面同規模のマリーナ(参考)】
  ★水辺教育など青少年や
スポーツ振興などの面からどの程度の行政の応援があるのか。
これも未定ですが、セーリング競技への地元理解が得られたこと、全国規模での評価を得たことなど追い風です。NPOなど民間の立ち上がりも期待されています。

★港湾管理者、漁業者、利用者など多くの利害調整が最も大きな課題です。将来に向けて皆さんのご意見をお寄せください。

国道473号北伸区間の建設促進要望活動
国道473号北伸の工事が昨年から再開されました。
しかし、国道150号バイパスのように(公共)国のお金が投入されていません。県単独のお金です。
県財政が厳しい折から、県内全域、県単独の工事は同様に事業が進んでいません。
しかし、空港や牧之原インター御前崎港を結ぶ重要な道路であるという点、さらに地元の皆さんの理解を得て用地が買収済みである点から県議会でも数回にわたって強く工事促進の要望をしてきました。            
                          
その結果、工事は昨年から一部再開されましたが、毎年1億円にも満たない額では完成まで長い年月がかかってしまいます。
そこで、国のお金を投入してもらって工事をするための「調査区間」に格上げをするよう働きかけをしています。
目標としては、平成16年度調査区間、平成17年度以降整備区間として一気に工事金額を増やす予定です。
今後、県土木部や国土交通省へ強力に要望活動をしていきますのでご支援とご協力をお願いします。

港橋来春完成へ!
  大江・相良・波津・福岡の皆さんに大変ご不便をおかけしております。
ようやく来春の完成にめどがつきました。
来年4月中の完成を目指して工事を進めています。萩間川下流部の水害防止のための川幅の拡幅工事です。予算確保にこれからも努力してまいります。
【現在右岸橋脚工事中。左岸大江側から】

 

御前崎港にガントリークレーンが設置!
御前崎港西埠頭の水深14メートルの耐震岸壁で、ガントリークレーン設置工事が行われています。
12月にもう1機を設置し、来年1月末にコンテナ船の就航が可能なコンテナターミナルが完成します。 
御前崎港は中西部の輸出入の基地を目指します。
【設置工事中のガントリークレーン】
★ どうして東沢川に水門がないの?
国道百五十号線を榛原から走ってきて、片浜に入ってから御前崎までの相良町内で、東沢川を除くとすべての河口部で水門が設置されています。
どうして水門が設置されないの?津波は大丈夫?そんな地元の皆さんの声を受けて以前から県と交渉してきました。
回答は常に「津波の想定範囲からみて家屋への被害はない」ということでした。でも納得できなくて石川知事や国会議員にもあの場所に立ってもらいました。
津波を防ぐ!安心感を持ってもらう!近日中に地元の皆様に案が提示できます!どうして?疑問や質問要望をお寄せください。

ご意見をお寄せください。私の毎日の行動はホームページに掲載されています。そちらも見てください。

http://www.nishihara-shigeki.net