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県会かわら版第41号

西原しげきの県会かわら版 2004年5月20日発行

西原しげき 

浜名湖花博に行きませんか!
浜名湖花博

4月8日から始まった浜名湖花博。
会場を訪れた人はすでに130万人を越えました。すでにお出かけいただいた方もあることでしょう。
5月8日は御前崎市の日、16日は相良町の日でした。
榛原町は 5月29日です。
吉田町は出展庭園で県知事賞を受賞しましたが、10月11日の閉会式でフィナーレを飾ります。
各町の商工会や花の会、 NPOしずかちゃんなどさまざまな団体で花博ツアーを企画しています。
季節ごとに花の入れ替えが行われます。目の肥えた花好きの方から「淡路花博なんて比べ物じゃない!すごい!花だらけですばらしいです!」
吉田のしずおか緑花祭もそうでしたが「一度行ったから」は通用しそうもありません。

 是非、お近くのツアーバスをご利用になってお出かけください。

 
浜名湖花博
相良金谷連絡道路早期完成にめど!  

3月30日、国土交通省から相良金谷連絡道路のうち工事が遅れていた西萩間から牧之原インターチェンジまでの区間を含む10キロ区間が調査区間に指定されました。

すでに工事が完成し供用を開始している「地頭方〜須々木」と「菅山〜西萩間」に加えて、平成18年度には「須々木〜菅山」が完成しますと「地頭方〜西萩間」(約13キロ)が10分で結ばれます。

残っている「西萩間〜牧之原」(約4キロ)についても、来年度には「整備区間」に認定される予定ですので、平成20年代初めには完成のめどが立ちました。工事費は「地頭方〜大沢」182億円。「大沢〜牧之原」252億円。平成16年度末で75%完成しました。

県単独医療費の助成制度を見直しました

乳幼児医療費助成制度を改正します。

• 通院の対象が今までは4歳未満でしたが、学校に入る前まで (就学前)拡大します。

• 3歳以上の児童に適用されていた「8日以上」という入院日数制限を廃します。

• 児童手当支給限度額の所得制限を基準として「所得制限」を導入します。
  但し、 第3子以降は 所得制限を適用しません。

重度障害者や母子家庭などの医療費助成制度も改正になります。
支払い方式を利便性の高い「自動償還払い」に変更します。
受給者の対象を拡大する一方、受益者負担を一部導入します。

これらの実施時期は、今年の12月1日とします。

乳幼児医療費の無料化は小さな子供さんを持つお父さんやお母さんには従来から強い要望が上がっていました。
県議会でも、これに対しては真剣に取り組みをしてきた結果ようやく実現することができました。

産婦人科医師不足への対応は!
産婦人科の医師不足は全国的にどこの総合病院でも同じ状況に直面しています。

少子化で子供の出産が減り、24時間体制で仕事がきつく医療事故というリスクが多いなどの理由で産婦人科医が少なくなっています。

 研修医制度が変わり地方総合病院からの医師引き上げが進んでいます。顕著なのが産婦人科です。
解決策はあるのでしょうか。

 一義的には管理者(首長)の努力ですが、現状では行政側の病院の管理能力が疑問です。かといって院長や担当医科長の人脈も難しいのが現状ですが、当面これが頼りです。

 県では小児科医について、独自に医師を集めて派遣する制度を立ち上げました。現状の「医局制度」に挑戦する形ですが、産婦人科医の確保についても同じような形で今年度検討をしていきます。

少子化はさらに進んでいきます。地域の産婦人科でも「出産」は減っています。高度医療はこども病院を整備していますが、地域の産婦人科をどうするかについて、医師会や行政が積極的に提案することが望まれる。

 
赤ちゃん
静岡空港〜御前崎港〜西伊豆を結ぶ!

伊豆西海岸の皆さんが海上高速航路へのアクセスに期待しています。
静岡空港から御前崎港まで相良御前崎連絡道路で約30分です。
現在建設中の松崎新港と高速フェリーで結ぶ計画が進んでいます。実現すると、御前崎港〜松崎港が1時間少しです。
清水港と土肥港が現在1時間半で一日4往復され大変盛況です。これらと連携した駿河湾内の高速航路に期待がかかっています。

静岡空港〜御前崎港〜西伊豆を結ぶ!
榛南の磯焼け対策は!    
 磯焼け対策がいよいよ本格的に始まります。
南伊豆町の下流(シダル)地区に置かれた海藻の移植が始まります。海中に設置されたブロックにはびっしりとカジメが根付いています。
それを6月中旬に榛南の海に運びます。

ブロックの設置は全体で2162個ですが、今回は180個です。残りのうち450個を水温の下がる来年の1月から3月に運ぶ予定です。
平成17年度、18年度と毎年運びますが、海の状況によって生育が変化しますので慎重に経過を調査します。

設置されたカジメから胞子が出て茂っていきますが、アイゴに食べられてしまわないよう食害防止対策の研究も行います。
さらに、焼津港で始まった深層水技術を使ったサガラメ、カジメの種苗培養にも挑戦します。なんとしても復元したい榛南の藻場です。
ぶんぶん くるくる ウインクル
ぶんぶん  さてこの名前はなんでしょう。
御前崎の港には、3機の風力発電機が勢いよく回っています。
ダンゴ3兄弟ならぬ「風車3兄弟」です。

「ぶんぶん」は県の企画部が管理しています。最も設置が早く、小型で300キロワット。
次が、御前崎市(設置時は御前崎町)の「くるくる」が660キロワットです。名前のごとく、「風がくるくる!お客がくるくる!」というイメージでがんばって稼いでいます。

最後は、県の設置で、これは土木事務所が管理しています。日本最大級で1950キロワットの「ウインクル」です。港の電気代を少しでも安くと言う意味もありますが、環境循環型社会に対応したエコポートのイメージを売り込んでいます。
お茶の基盤整備を
 
一番茶が終わりました。
食品に対する安心と安全が叫ばれる中で、消費者のお茶に対する見方も変変化してきました。
「消費者の期待にこたえられるお茶作り」これがはっきりしてきました。トレーサビリティ(生産履歴)などと言った厳しい生産管理体制がこれを可能にしています。一方でこの動きは、担い手専業農業者への茶畑の集約と基盤整備を大いに進めそうです。
ある茶農家の会合で「県議!10年間基盤整備と機械化を叫んでいるが、まったく進んでいない」厳しい意見ですが、その通りです。
空港関連地域の茶園整備をはじめ、大規模基盤整備は国や県の補助金があって、至れり尽くせりです。しかし、なかなか全部の地権者の意見がまとまりません。
小規模基盤整備に希望はありますが、補助が少なかったり農家の希望に沿わないケースがあります。

「自分たちで補助なしで基盤整備を直営でやったほうが安くできる」農家がやれば、反当り施工費がかなり安くできると言います。
しかし問題は「換地手数料が工事費の倍以上かかってしまう。」のが現状です。これを何とか安くできる方法はないか課題です。

これからは「農業は農業者」の時代です。
一つの事業に「国」と「県」と「町」役所が補助金で係わりすぎるのは問題です。
「地域発で基盤整備の提案ができれば!」こんな考考えで一番茶後に関係者が集まって検討会がもたれます。
消費者の視点からも今「O-CHA」が注目されています。
O-CHA
情報格差をなくせ!
インターネットは驚異的な勢いで普及していいます。
お天気や電車の時刻情報の入手から、チケット宿泊などの予約まで自宅でできます。最近では、自宅から株の売買までできます。企業活動にしても、インターネット無しでは考えられません。
ところが、榛原町坂部・勝間田と相良町牧之原・萩間・朝比奈の各局で、インターネットの「速さ(能力)」が他地域とくらべて著しく格差が生じています。いわゆる「ADSL」が入らない地域で、ブロードバンド時代に適応した各種インターネットサービスが受けられません。
インターネットはNTTの電話回線をつかいますが、一部局舎が「ボックス局」と言ってそのままでは「ADSL」対応ができないのが原因です。もちろんNTTの採算性の関係ですから、確実な加入者と行政の資金負担があれば可能です。
県内には60箇所(局)近くありますが、県の主導でそれら情報格差地域の解消を早急に図るよう努力中です。ご期待ください!
御前崎市の誕生と榛原郡

御前崎市が誕生しました。
新しい市長さん市議会議員さんが誕生しました。「県議は選挙区どうなるんだい?」聞かれます。
平成19年4月に行われる次回の県議会選挙までは選挙区の変更はありません。旧榛原郡が補欠選挙などの場合の選挙区となることが二月県議会で議決されました。
来年には、榛原・相良が合併し新市が誕生する予定ですし、金谷・島田も合併します。現状では、榛原郡として残るのは、吉田町と川根町、そして中川根・本川根が合併した新設町の3町だけとなります。
大東町と大須賀町は掛川市と一緒になります。菊川町と小笠町は菊川市になり、小笠郡はなくなります。
7月の参議院選挙が終わると来年の知事選挙へ向かって動きがでてきます。各地域では、合併後のリーダー選びも始まるでしょう。
「争点」は、それぞれの新市造りと同時に「県をどうするか」が課題です。これからは、そのような視点で提案をしていくつもりです。

男女共同参画について
「男らしさ」「女らしさ」が否定されていませんか?
男女共同参画社会とは、一人一人の個性を尊重して性別に係わりなく個人の能力を十分に発揮できる社会の実現を目指すものです。
ところが最近「男らしさ」「女らしさ」が否定されるような話を時々聞きます。もちろん固定的な「男だから」「女だから」の強調が差別を引き起こして、男女共同参画社会を阻害している場合には是正されるべきですが、伝統や文化まで含めて「内面」に係わるものまで否定はできません。県の条例もできて4年経ちましたが、内容を見つめてみる必要を感じます。
---編集後記トピックス---

最近「里山作り」が話題になります。
地域の皆さんが、雑木林を拓いて桜を植えたり、放置された田んぼをビオトープに、ため池の周囲を散歩道に、仲間作りから輪が広がっていす。

私の住んでいる堀野新田もため池や荒れた里山があります。山を駆け回った昔を思い出して、連休のある日友達と歩いて見直してみると結構な「財産」でした。

合併で市民サービスにかかわる部分は会社と同じように効率性が求められます。大きくなることはそれなりに理由があります。しかし、だからこそこれからは「非効率」だが、大事な「自然」や「人づくり」には小さな組織が生きてくると確信しています。

鎮守の森に集い、小学校区・中学校区の連帯を深めていきたいです。そしてその原点は「家庭」です。
里山から昔を振り返って、家族や地域を見直してみませんか。

●県の予算や行財政改革についてご説明やご意見を伺います。
ご希望がありましたらどこへでも出かけていきますのでご連絡ください。

連絡は 0548-58-0772  (F) 58-1655
eメール:nishiha@po.across.or.jp 

●ご意見をお寄せください。
私の毎日の行動はホームページに掲載されています。そちらも見てください。

http://www.nishihara-shigeki.net

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