マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン
第7号   ★☆ 御前崎港をめぐる話題 ☆★平成14年6 月30日(日)
 西原茂樹のメールマガジン ============================================
         ★☆ 御前崎港をめぐる話題 ☆★
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□ 国体予選大会〜セーリングIN御前崎〜


先ほど御前崎マリーナから帰ってきました。
小雨に煙る御前崎マリーナから次々とヨットやウインドサーフィンが出て行く景観は
すてきです。
会場に流れる鈴木重子さんの静岡国体賛歌とセーリングはとってもお似合いです。


今日は、高知国体の選手選考会で、主催は県のセーリング連盟です。
西原茂樹は連盟の副会長です。荒田さん(前ジュビロ社長)が会長で、参議院議員の竹

裕さんとともに副会長をしていますが、お二人とも欠席で、主催者あいさつをしてき
ました。


たくさんのセールが準備を整えて待っている会場の遠方には大きな日本郵船の自動車
運搬船が停泊しています。
御前崎港も変貌してきました。


★自動車とコンテナ


ジブクレーン


3年前の11月だったと思います。
御前崎港にジブクレーン(移動式コンテナクレーン)が完成設置されました。
その日は御前崎特有の強い西風が吹いていました。


「これで御前崎港にコンテナ船がいつでも呼べる!期待される機械が設置された。う

しい!」
なんて挨拶をした夕刻でした。浜松グランドホテルで「御前崎港ポートセールス」が
県の
主催で行われました。


柴副知事が県側を代表して出席していました。
私は地元ではありますが、県議を代表した立場で来賓席にいました。


始る前に来賓でご出席のスズキの鈴木修社長(当時)が、「あとの用事があるので最初
に挨拶を!」と 言って演壇に立ちました。今でもはっきりとおぼえています。


「今日ジブクレーンを御前崎港に設置したが、あんなものはいらない。頼んだ覚えは

い。私がほしいといったのは、ガントリークレーン、それも船の前と真中と後ろに合
計で3 機
ほしいといった。3機で45億円!柴さん!県も財政が厳しくて、大変だろうから、
私 がつけても良い!」


自動車輸出


今年は自動車の輸出は10万台を越える予想です。
平成9年から始ったスズキの自動車輸出は、順調です。
以前は、全部が豊橋港でしたが、今では半分近くが御前崎港に変わろうとしています。
御前崎港からの車の輸出額は、1000億円を越しています。


御前崎港から最初に船に乗った車ははホンダでした。
「えっ!スズキではないの!」
湖西のスズキ工場から御前崎港へは78キロ、豊橋港へは30キロにも満たない距離です。
距離では、豊橋港が断然有利でした。


しかし、相良に工場を持ち、大須賀、磐田に工場を持つスズキが御前崎港を使わない
はずはないと思っていました。ホンダが御前崎港に!はスズキに刺激だったと思いま
す。
さっそく御前崎港からスズキ車の積み出しが始り、あっという間にここまできました。


コンテナ対応


来年15年暮れの完成を目指して、水深14メートルのコンテナ対応耐震岸壁(正式に

多目的だが)が整備されています。9月からは、約13万立方メートルの埋め立て、3月

でには整地やクレーン基礎の工事が完了します。


来年の10月ころまでに、コンテナターミナルの施設整備が行われます。
鈴木修社長(現会長)の言っていた「ガントリークレーン」については、来年10月には
最初
の1機が設置されます。
新設では約10億円しますが、検討の結果清水興津第2埠頭から移設する予定です。
およそ10分の一の費用です。


私や地元としては、「新設で2機」を最後まで要望していましたが、「採算性や!県

政!」を考えると、ほとんど使われていないジブクレーンの例ではありませんが、や
むをえない策だと判断しています。2機目も、袖師埠頭のクレーンが決定しています

で、「クレーンが使われる見通し」があればすぐ移設する予定です。


では、コンテナの需要はあるのでしょうか。
現在、コンテナでは清水港が輸出400万トン、輸入が150万トンです。(平成12年度)
大口は、スズキ・ヤマハ・ホンダのオートバイです。


では全部これらの会社が清水かというと、東京港や名古屋港からも出ています。
清水港から荷物を取って御前崎港に!では県として何のために港に投資したかわかり
ません。
無駄な投資といわれてしまいます。


そこで、この東京や名古屋に行っている荷物を県内に取り戻そうという中で、御前崎
に、できれば数十万トン程度のコンテナを集め輸出しようという計画です。
そのカギは、やはり「スズキ」にあります。


★ マリーナの管理は


国体会場としてのマリーナ整備はほぼ完成しました。
現在、御前崎相良町国体推進課でポンツーン(浮き桟橋)設置を行っています。


このマリーナの整備でもたくさんの課題がありました。
「国体は仮設で!」がスローガンのように、当初は、桟橋も艇庫も全て国体後は撤去

いう計画でした。


「何億円もかけて撤去ではもったいない!」の声にも、
「だって後どう使うか決まっていないのに、誰が面倒見るの」でした。


しかし、「後の管理をしっかり考える!もしやるところがないなら地元やセーリング

盟が中心となってでNPOを作ってやる!」
に県当局(国体関連)も「使えるものは残す!」ということに方針を転換しました。


しかし、課題はたくさんあります。
埠頭会社が管理について検討を始めましたが、採算がはっきりしません。
浜名湖のように榛南地域全体の放置艇対策が整っていません。
国体後の施設利用がどこまで可能かはっきりしません。
漁協との協定で200隻までしか置く事が出来ません。


いくらの料金設定ができるかが決まりませんし、行政の応援体制(特に教育的な利用

ど)もまったく進んでいません。


とにかく現在は、出来るだけ後までつかえるような施設の整備を考えてい ます。
結果としてそれが、税金の無駄使いにならないと考えます。


★ 御前崎にきてください!


まあくどくどと書きましたが、漁港としても、鰹やシラス、イサキやキンメとお魚も
いっぱい取れます。
なぶら市場では、港であがった新鮮魚介類がいっぱいです。


御前崎港には2機の風力発電が元気に回るマリンパーク(港湾公園)もあります。
来年は、オートキャンプ場が完成します。
新しいスポーツイベントの計画もあります。おいでください。

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□ 27日から議会論戦が始りました。


副議長になっての初めての議長席。
通常午前中、議長が議長席につきます。
慣例で、午後が副議長が議長席につきます。


この日は、午前中自民党の田辺さんが代表質問を行い、午後は平成21の竹内さんと

明党の谷さんでした。一人の質問時間が45分あります。
知事はじめ回答が約40分くらい、合計で1時間30分ぐらいあります。


この長い時間をただ黙ってじっとしているのは大変です。
今までは、78人の議員の一人として議席にいましたので、つい「うとうと」したこ

もありました。
しかし、今回は許されません。
でも時間は「魔」の食後睡魔が襲う時間です。


先輩議員で経験者からは「コーヒーをたっぷり飲んで!」とか「画鋲を持っていって、
眠くなったらちくっと」親切なアドバイス。
「昔は、横に座る議会事務局長が、居眠りしてしまう議長を棒でつついていた事もあ

ました」という豪傑話もあったようです。


1時15分から始った質問も途中10分の休憩をはさんで4時30分には終了しまし
た。
一瞬「うとっ!」とした瞬間がありました。
見つかっていないと確信していたら、同僚議員から
「西さん眠そうで、隣ともうすぐガクッテくるぞってはなしていたら、案の定!最初
から居眠りとはたいしたもんだ!」


寝てません!(ほんの一瞬緊張が緩んだだけです!)
でも、みんなが応援してくれている事に感謝です。後2日緊張してがんばります。


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□ ワールドカップサッカーもいよいよ終盤です。


昨日は、韓国とトルコ。韓国が最後で1点返しましたが、意外でした。
しかし終わった後の、あの会場の雰囲気はどうでしょう。
まるで、決勝戦の最終試合のような盛り上がりでした。


今日のブラジルとドイツでは決して現れない光景でしょう。
まあ、夜見てからといったところでしょうが、自国が出ているということは大きいで
す。


★ サッカー効果
(こんな御意見が寄せられました。ちょっと長めですが全文紹介します。ご本人の意
向 で本人確定が出来るところだけ修正しました。)


さて日本の敗戦で一段落のW杯。
これからは結果評価、効果みたいなものが紙面をにぎわすと思われます。
一説には経済効果は数千億から1兆円なんて試算も出ているようですが、
個人的にはお金的効果よりももっと大きなものが今大会によってもたらされたと思っ
ています。
それは「情緒的家族効果」です。
別名「お茶の間復活効果」ともいいます。(私の勝手な命名です)

核家族化、自室引きこもり現象、テレビゲームキッズ等々、
最近の風潮は家族をあげてまとまる、あるいは感動を共有する
ということがとても少ない世の中です。
少なくとも我が家ではそうでした。

特別リッチな我が家ではありませんが、それでもテレビは4台あり、
これまでは家族がバラバラに「テレビのある部屋に引きこもり」
ひっそりとテレビを見ていたものでした。
(私といえば深夜帰宅で子どもの顔を見ることも少なかったでしたし…)

それがどうでしょう。
W杯の期間中は1台のテレビの前に家族が集中してくるではありませんか。
私、大学時代にサッカー部所属、その後愚息のおかげで
某スポーツ少年団育成会審判部長、
現在は某中学サッカー部父母会副会長という「要職」にありサッカーにおいてだけは、
家族に一目おかれております。(エッヘン)

お父さん(わたくし)がお茶の間(この場合、リビングなんぞとはいわない)の中心
に、高一の娘、中三の息子、小二の娘、そして愚妻が取り巻き、好プレーに拍手、惜
しいプレーにため息、ゴールに歓声を共に挙げまくりました。
特筆すべきはこれが日本戦だけの現象ではないことです。
もちろんこれまで私と息子を除きサッカーにはまるで関心のない家族が、です。

フランス対ウルグアイ、イングランド対アルゼンチン等外国同士の対戦でも同じです。
サッカーのプレーが、勝敗が、我が家の共通ワードとなったこの3週間でした。
これも日本開催だからこそ実現したゴールデンタイム放送があったからでしょう。

サツカー観戦は一人よりも大勢の方が絶対に楽しいです。
かくして、家族の絆が、親子の対話が生まれたW杯。とても素晴らしい効果が芽生え

した。

もうひとつ凄いなと思ったのは昨日です。
日本敗戦にガックリと肩を落として帰宅した私でしたが、
なんと居間のテレビがついていました。
そして女房、子どもが「韓国・イタリア戦」を見ており、韓国を応援していたのです。
同居の父母も「韓国ガンバレ」とテレビを見ていたのです。

これにはちょっぴり我が家族を見直しました。

サッカーってほんとすごいですね。
これも超一流の選手が真剣に取り組んでいる「気迫」がサッカーのわからない人達に
も通じたからでしょう。

さて21日。エコパ最終戦。
私も2年越しでゲットしたチケットで愚息と観戦に行きます。
イングランド・ブラジルという好カードです。
まるで初めての遠足に行く子どものようにワクワク、ドキドキしています。

小二の娘がいいました「お父さん、どっち応援する?」
私が答えに窮していると続けてこういいました。
「わたしはブラジル。だってクラスにブラジル人の友達がいるから」。

これが真の国際交流なのでしょう。
本当にお金では決して買えないものを与えてくれている(まだW杯は終わっていませ
ん)日韓W杯。

先生は議会ではもう質問する立場ではないでしょうが、もし心無い議員さんが「県費
1000億(エコパ建築費含む)も投じてたった3試合、県民観戦約4万人、こんなんで効
果あったの?」なんてことをいったら、ぜひ我が家のこともヒントにして大反論して

ださい。


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□相良町男女共同参画の日


26日に、相良町男女共同参画の日制定記念式典に出席しました。
多分こんな取り組みは、静岡県内では少ないでしょう。
制定に努力して「男と女」について真剣に検討されてことに敬意を表します。


最初に「桃太郎ノーリターン」の紙芝居がありました。
おじいさんが山に芝刈りに、おばあさんが川で洗濯を!が男女共同参画では、逆にな
って表現しています。桃太郎が、なんと「桃子」でした。


「お互いに認め合う」ということが原点ですが、表現を具体的にするとなると、大変

つかしい事です。男と女は「権利が同じ」見たいなぎすぎすしたやり取りで、男女共
同参
画をお仕着せで進めていくことは、お互いの反発を招きかねません。


講演会の講師は県立大学の西田先生。
ウーマンリブから現在の男女共同参画までの時代背景を考察しながら「男女共同参画

会を実現して、女性に子どもをたくさん産んでもらおう!少子化対策の上から日本に
とって非常に重要な事」は、わかりやすかったです。


会場に見えている方は、ほとんどが、区長さんや各種団体、それに役場の職員です。
講演で「反応が良かったのは」町外の女性団体の方々でした。
男女共同参画。気長に、あせらず、ひとつひとつといったところではないでしょうか。


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最初の文章(御前崎港)は土曜日の午後一部書きました。
まとめを日曜の朝書いています。
お伝えしたいことはいっぱいありますが、皆さんの目をわずらわせる時間的なことも
考えましてこんなところにしました。
 ※は、お伝えできなかった出来事の一部です。


※地頭方小学校で教壇に立ちました。
昨年の12月に続いて2度目です。今度は3年生の2クラス合同でした。
たくさんの質問に答えながら、約1時間10分ぐらいでした。子どもたちの、生き生き

た態度・行動・発言に感動です。


※アフガン支援の会が立ち上がりました。
掛川の総合研修センターの伊藤さんが事務局です。
会長は静岡新聞の山中常務さん、鈴木寿美子さんと私が副会長ということになりまし
た。
「講演会を!ホームページを立ち上げよう!募金は!」たくさんの意見が出ています。
ご意見や応援をお願いいたします。


※財団法人山埼自然科学教育振興会
県内の教育関係に理科教育の支援を行っています。22日助成金交付式を行いました
今年の財団からの助成は、県内小学校9校、中学校8校、高等学校10校の計27校で
す。
総額で300万円です。TDKの故山崎貞一さんが起こされた財団ですが、科学する子

も達を応援しています。私は財団の理事を10年させていただいておりますが、本当に

派な山崎さんでした。

★ 県庁においでください!
来週の月曜日には地元の豊岡区の役員の皆さんがおいでになります。
「西原が議長している姿を見て、副議長室を見てみよう!」なんて応援してやってき

くださいます。
議長役は、午後ですが、今議会は2日までです。次は9月議会です。


どうぞ、県庁に、そして副議長室においでください。
(尚、電話054-221-2007で日程・在庁をご確認ください)
           
  静岡県議会議員    西原茂樹(にしはらしげき)
              [e-mail] <nishiha@po.across.or.jp>
              [URL]  <http://plaza.across.or.jp/~nishiha/>
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             (FAX)0548-58-1655
             静岡県議会 副議長室 054-221-2007
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