マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン
第9号    ★☆  スローライフしてますか  ☆★ ☆★平成14年7月21日(日)
西原茂樹のメールマガジン ===================================================
         ★☆  スローライフしてますか  ☆★
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                       平成14年 7月21日(日)
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 さっきまで20日の土曜日でした。
 夜9時過ぎに帰ってきまして、子どもとテレビ映画のロミオとジュリエットを見なが
 らメルマガを書いていました。昔と違って現代版で「興味はわかない!」ので、メル
 マガのほうは何とかまとまりました。


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 □ クワシロカイガラ


 お茶の皆さんが一生懸命夏の暑い中を薬かけをしています。昨日、萩間のある農家を
 用事で訪問しました。一本のお茶の枝を「カメラの望遠レンズ」で熱心に見ています。


 カメラが盛んな地域ですが、望遠レンズを逆から使って顕微鏡代わりとはと、私も見
 せてもらいました。「動くのが、クワシロカイガラだよ。今殺しておかないと、枝に
 貝殻になってついてしまって、薬も効かない。来年の新芽が伸びないし、最悪は枯れ
 てしまう」


 いろいろ話を伺っている中で、コガネムシの幼虫から、いろいろな害虫や病気がお茶
 に襲い掛かっている様子と、農家の苦労が伝わってきます。


 「クワシロはお茶以外の木にもいるけれど天敵がいる。お茶に異常発生しているのは
 農薬のかけすぎで天敵が死んでしまったのかも。それでよけいにまた農薬を使ってい
 るのかもしれない」
 1年に2度も3度も撒布したり、それでもまた発生するかもしれないと心配しながら
 農業を続けているご苦労話に「私ができることは何か」考えさせられました。


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 □ 自動車税が高い!


 「県議!物を大切に長く車を使っていたら税金が高くなった!」ある友人から苦情が
 ありました。


 環境問題から「グリーン化税制」が取り入れられ地方税法の改正が行なわれました。
 つまり、古い車は、二酸化炭素や硫黄酸化物、窒素酸化物をたくさん出すので、規制
 値が厳しく設定された車に買い換えていくような政策がとられるようになりました。


 ガソリンにかける炭素税なども考えられましたが、業界団体などの反対などで結局は
 一番弱い立場の地方税である自動車税にしわ寄せが来たようです。


 13年以上古い車には、10%高い自動車税となります。なぜかと言うと、平成12
 年度の排出ガス規制の2倍以上悪いものが、13年前の基準となるそうです。
 ガソリン車は13年ですが、ディーゼル車は11年です。逆に、ハイブリッドカーは、
 割引が最高50%あります。


 走行距離の方が問題ではないかとか、ガソリンや経由にかければといった意見もあり
 ましたが、最終的に「車の型式」に課税するようにしたそうです。


 県税ですが、国の法律ですので、文句を県税事務所に言っても始まりませんが、当の
 ご本人は「古い車だから環境のために課税する!」ぐらいの説明で、いきなり10%
 アップでは納得できない様子でした。


 環境にやさしい車にしていくのは理解できますが、物を大切にしていくことも大事で
 す。一生懸命取り組んでいる方に説明責任がかけていたと思います。


 ちなみに私も、平成7年の車を大事に使っていまして、既に22万キロとなりました。
 近くのモータースでいつも点検していますが、「まだまだ大丈夫!」とお墨付きです。


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 □ 鈴木修会長(スズキ梶jと懇談


 7月9日スズキ本社を訪ね鈴木会長にお話を伺いました。
 相良町にスズキの工場があるということで以前からお話しをいろいろと伺う機会はあ
 りましたが、2人で対談をさせていただいたのは初めてです。


 御前崎港への期待は大変大きなものを感じられましたが、既に以前書いておりますの
 で今日は、会長を務める浜名湖花博への思いお伝えします。


 「小中学校の生徒に全部来てほしい。それぞれの地域にある企業に協力してもらいま
 しょう。もちろん私のところも1億円のチケットを買って学校へ配布します。各企業
 にも振り分けてお願いします。」


 「全県下の代表的なお祭りを会場でしてもらう。それから、焼津さかなセンターやな
 ぶら市場が会場にきてもらって産地直売をしてもらう」
 花も実もある大会にしようと企画は次々と出てきますが、企業秘密もあるのでこの辺
 にしておきます。


 11月13日には御前崎に来ていただいて講演会をしていただくことになりました。
 詳細はまた発表します。


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 □ 今日はこづつみ作業所のお祭りでした。


 第7回こづつみ祭り。炎天下でしたが、ボランティアさんの応援で熱気いっぱいです。
 オープニングイベントでは地元の太鼓「鼓遊」が暑い中で熱演を披露してくれました。


 こづつみ作業所は小規模授産所です。
 生活寮もある第2作業所は元静岡銀行の保養所です。
 「昔はここでマージャンをやったなあ!」と関係者が懐かしそうに話していましたが、
 2年前に相良町が建物ごと購入して、授産所のために提供しています。


 「少し古い建物だけど、皆さんに大切によろこんで使ってもらってこの建物もよろこ
 んでいますね」挨拶で言いましたが、本当にそう思います。


 第1作業所と併せて34人で、平均年齢が40歳。最高齢は70歳の方もいます。
 そのうちの6人が生活寮で暮らしていますが、法人格をもたないので運営はお隣のや
 まばと作業所の管理化になります。


 「法人格を取れば国の支援ももらえるんですが、そうすると人も雇わないといけない
 し。」新しい杉田所長さんの課題はいっぱいです。


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 □ 全国都道府県議会議長会国土交通委員会


 17日は掛川を7時45分に出て東京へ。議長の代理で、来年度の予算要望の委員会
 のうち午前中が国土交通省に関する委員会、午後が経済産業省に関する委員会に出席
 しました。


 公共事業などについて、今年の1月に閣議決定された中期展望では、@必要性そのも
 のの見直し(原点に返って) A策定に当たっては、今までの事業量から成果へ重点
 を移す。(つまり、今までの何兆円で何キロ道路を作るではなくて、主要都市までの
 時間短縮。港なら何バース作るのではなくどれだけのコンテナを扱うか)に重点が移っ
 てきたそうです。


 今年は、10本の社会資本整備長期計画のうち8本が終了します。通常でしたら、次
 期計画で盛り上がっているのですが、今年はさっぱりだそうです。それはそうでしょ
 うこれだけ構造改革・財政再建では。


 何十ページに渡る要望書ですが、相変らずの内容に、自分たちで出しておきながらこ
 んなことをしてどれだけ反映されるのだろうか正直疑問に思いました。


 「北海道に道を作ってくれないと困る!私たちは、国土交通省の応援団ですよ!」
 「山形の背骨ができていない。どんなことがあってもやってほしい」相変らず陳情と
 恫喝がありましたが、お2人の声もなんとなく空しく響いているのを感じました。


 ★土地収用法


 「重要な話を一つしておきます」
 説明に立った中山官房審議官は興味深い話をしてくれました。


 7月10日に土地収用に関する新法が施行されました。
 ポイントは「収用委員会は事業の是非の判断はしない。金額の確定をして保証金を支
 払う」と言うことです。


 事業認定は、民主的に少し丁寧にやります。新聞などに発表して事前説明会が義務付
 けされました。公聴会も義務付けされています。反対意見があれば、第3者機関の意
 見聴取を尊重し、決定理由の公表もかなり丁寧にしなければなりません。


 逆に土地収用は簡略化されました。
 土地物件調書作成は、立会いでなくても、広告縦覧でできます。先ほども言いました
 が、事業の良し悪しはやりません。いままで保証金は持参のため、反対の方が受けと
 らないことがありましたが、今度は郵送が可能となりました。


 公共事業がスムーズに進むよう改正された土地収用法で大幅に期間が短縮できるよう
 になりました。


 千葉県には土地収用委員会がありません。成田闘争の時に、土地収用委員が過激派か
 ら襲撃されました。委員会が「是非」を議論したからですが、これは法の不備からで
 した。今回は、これが大きく変わったわけです。静岡空港はこのルールで進みます。


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 □ スローライフ


 我が家では、裏庭にしその葉がいっぱい生えています。ねぎもあります。
 味噌汁でも、麺でも、サラダでもちょっと(三歩)でちぎってきます。


 今日は近くのおじいさんが、汗を拭き吹き
 「うちの畑でとれたトマトときゅうり!」と言ってもってきてくれました。
 まだトマトは温かい。氷で冷やして夕食のテーブルに載りました。


 母も、近くの畑で、ナスもきゅうりもとおもろこしも作っています。
 おかげで、いつも美味しいきゅうりの漬物を食べさせてもらっています。
 さっきは、スイートコーンをほおばりました。


 会合に行く前の夕食は久しぶりの家族団欒。
 テレビをつけると、筑紫哲哉さんと掛川の榛村市長が「スローライフ」の提案をして
 いた。


 「我が家はスローライフ!」と納得して聞いていました。



 ★ 駿遠線は日本一!


 今日はトーク地頭方で講演会。
 我が地方、藤枝と相良そして袋井を走っていた軽便鉄道のお話でした。


 何が日本一かいうと軽便鉄道で
 @ 線路の総延長が69.4キロと全国一
 A 列車総本数が1日130本で、快速もあったそうです。
 B 車両総数が153両で、自社製造も多かったそうです。


 講演をしてくださったのは、長泉町に住む中村修さんでした。
 宮沢賢治に見せられて、駿遠線に乗ってこの世界に入り込んでいったそうです。今回
 駿遠線の本も出版されました。


 「川井健太郎の夢は、第二東海道を私鉄で作ることでした。少なくても、現在の名鉄
 本線くらいには駿遠線をしたかったでしょう。」


 「しかし、夢は大井川の砂利の乱獲で潰えました。昭和39年のオリンピック前の建
 設ラッシュで砂利が不正に取られ、線路の橋脚流出が危惧された。木橋からコンク
 リートや鉄に変えるだけの資金がありませんでした」


 大井川に大苦労して橋をかけることで大駿遠線が完成したが、大井川の橋を架け続け
 ることができなくて駿遠線が終わった。


 「しかし、駿遠線はなくなっていない。
 心の中に走りつづけている。
 地頭方には、復活している。(最近駅名看板が設置されました)
 姿かたちをかえて復活してきました。」中村さんが勇気付けてくれました。


 「波津にも駅名表示版を設置しましょう。サイクリングロードとして復活していま
 す。そこに線路を描いてみたらどうですか。」提案はエスカレート。
 「復活を望む人がいます。50mでも100mでも実物を走らせましょう!」


 これもスローライフです。


 いい講演会でした。
 企画してくださった松下公民館長さんや地頭方区の皆さんに感謝です。


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 ホームページが23日からリニューアルオープンします。
 今までは、最初が鈴木さん(1997年スタートから1年)そして、最近1年が曽根
 さんにお手数をかけてホームページの作成や更新をしてきました。本当に感謝して
 おります。


 今回は、メルマガを始め自分でアップできるシステムで、なるべく作業をへらし、
 リアルタイムで情報を出していくようにします。今後ともご支援をよろしく御願い
 いたします。


 明日は(今日か)御前崎港でセーリング大会と吉田公園で榛南青年会議所のわんぱく
 塾です。
 さあ寝るとしますか!  現在7月21日午前0時30分



              [e-mail] nishiha@po.across.or.jp
              [URL]   http://www.nishihara-shigeki.net
                    (7月23日スタート)
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