マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン
第16号   ★☆  秋祭りと子供屋台  ☆★ 平成14年10月15日(火)

西原茂樹のメールマガジン ===================================================
             ★☆  秋祭りと子供屋台  ☆★
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                      平成14年10月15日(火)
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3日も休みモードだとスタートが心配だ。
今日は、朝一番で「中小企業団体中央会」の朝礼。
議運やロータリークラブでの講演、そして社教の初会合や、浜名湖花博の議連立ち上
げなど目白押し。

16日は議会閉会。
今週もあわただしい毎日が続きそうだが、がんばります。

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□ 秋祭りと子供屋台に参加して

私の地元では秋のお祭りでした。
しかし残念なことに、私のお宮さんである「八幡神社」は今年屋台を出しません。
一年おきに出すことになっていて、今年は子供会有志による「子供屋台」を日曜日に
引きました。
土曜日は、相良町シルバー人材センターの15周年のお祝いに出席してから、国体プ
レ大会会場に行きました。
お祭りで、楽しくなさそうにしていた子供たちに声をかけて、連れて行き「会場から
セーリング見学」に参加させました。
私はほかのところに行ったので乗れませんでしたが、「酔った!」とのことでした。

夕方は、地区のお祭りを回りました。
どこに行っても「合併」で持ちきりでした。
「お祭りの楽しさがなくなるから合併の話はよしましょう!」とさえぎる方もいます
が、お酒の勢いでボルテージは上がる一方でした。

★ 堀野新田の八幡神社

日曜日は、八幡神社の例大祭です。
ゆうに一時間かかる神事。間に「うらやすの舞」と「乙女の舞」が披露される。
社(やしろ)の中から、舞を見物する。

何十年続く「甘酒」つくりの煙が、うっそうと茂った鎮守の森の間から差し込んでく
る光に輝いて見える。
舞を見下ろす鎮守の森の広葉樹たちも「今年もありがとう!」と言っているようだ。
うらやすの舞は6年生、乙女の舞は5年生。それぞれ4人と3人だ。
「あと何年続けられるんだろう!」ふとさびしそうにつぶやく声が聞こえる。

★ 子供屋台

午後は、子供会の屋台に参加する。
わが子が5年生ということで「資格」がある。

昼のバーベキュー大会。
子供屋台だから、終わるまで大人も一滴もお酒を口にしない。
日ごろノンベーぞろいの子ども会。果たしてそんながまんできるだろうか。
「ポカリ」「麦茶」「緑茶」「冷水」それぞれ、大きいクーラーがおいてある。

炎天下のバーベキュー。キューと泡がほしい。のど越しさわやかな、焼酎の水割りが
いい。
どこかのポットに入っているのでは!とそれぞれ試しに飲んでみたが、「酒なし!」
はしっかりしていた。

ビンゴやあてものなど大人が一生懸命子供たちと遊んでいる。
屋台の引き回しも、「練り」が「激」でないぐらいで、昼の屋台としては太鼓も笛も
がんばった。

夜の反省会にも参加する。
日ごろ接する機会が少なくなっている「ご近所」の幼なじみである。
話題は合併よりも「子供のこと」「学校週5日制」「お祭りのあり方」から始まって
人生相談まで。

最後は、自宅に集まって夜遅くまで。
ご苦労様でした。
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□ 浜岡原子力発電所は1号から4号まで止まっています。

★保安院の説明会

10月7日原子力安全・保安院の片山審議官を招いてこの間の原発の不信に対する説
明を行ってもらいました。
今回の説明会は、県議会としては初めてのものです。

最初は代表者会議(議長副議長と各会派代表)で、共産党委員から、今回の浜岡原発
再循環ポンプのひび割れの申告漏れなどに対し県議会として態度をちゃんと出すよう
要望がありました。
しかし、昨年の11月の1号機配管破断事故以来2回にわたって意見書を出したり、
浜岡原発に立ち入り調査を実施してきたので、今回も同じではといった考えがありま
した。
私も個人的に「中部電力の対応能力の限界」を感じておりました。

私は浜岡原発の地元です。
東京電力の事故改ざん隠蔽が明るみに出たとき、長く原発に勤めている方と一杯やっ
ていたら
「なあに!浜岡だってやってるさ!」とこともなげに言っているのを聞きました。

事故を隠したわけではありません。
配管などに「ひび」や「ひびの兆候」があったということです。
しかし、社内の技術基準で「大丈夫」と判断してそのままにしていたわけです。
これが、国の基準に照らして「違反」ではないが、「望ましくない」となったわけで
す。(保安院)

★設計基準と公開

私は、技術者です。
13年間、プラントの設計や製造メンテナンスをしてきました。
モーターも配管も新品で収めますが、動き出した瞬間から老化が始まります。
ベルトだったら、どれだけの「ゆるみ」が許されるか、振動音がおかしくないか。
常に診断しています。
安全設計していますから、多少のさびは、磨耗は許されます。

原発にはこの運転中の基準がなかったということに驚いています。
「設計した時点での製造レベル、新品のレベルが要求される」
このことのおかしさが修正されていなかったことにびっくりです。

電力各社の技術者は「運転のレベル基準を!」と国に言い続けてきたそうです。
しかし原子力推進の御旗である絶対安全という「安全神話!」を崩すわけに行かない
国がこれを認めてこなかったという構図ではないでしょうか。
これ以上推測で書くのはやめます。

今回の保安院の説明は「会社による自主検査を法で規定する」というものです。
わが党の質問で「すべての現象を保安院に上げて!」と言った要望がありました。
中部電力など電力の発表が信じられないという不信感の現われです。
国民の意見でしょう。

しかし、これではいくらでも「公務員」を増やす口実になっていました。
今までだって、国の役人が検査してきたわけではないはずです。
もっと言えば、電力でもないと思います。

日立製作所や、東芝、三菱重工業(えこひいきと言われないように)石川島播磨、住
友重機械、etcが検査を責任を持ってやってきたはずです。
原子力は、これらの技術企業が研究と、資金と、スタッフでやってきました。

3者が一体となって、すべての情報を公開し安全に備えていく姿勢こそが今求められ
ます。
私は国が「運転設備基準」をしっかり作るべきだと考えます。
その上で、どんな事故・故障(ひび割れの兆候)についても公表するとすれば、今回
のような問題はおきないと思います。

★原子力安全保安院の今後

「推進と規制が一緒で良いのか」
といった質問がありました。
そのとおりだと思います。

安全チェックは推進とは別組織にしたほうが「国民の理解」は得られるでしょう。
「推進の立場で・・・」と発言している審議官の言葉には、「本当に大丈夫?」と言
わざるを得ません。

特に「地震についてはどうか?」
に「1号機からすべて適正で心配ありません」と簡単に片付けられると、なおさらで
ある。
しかし現状では、この体制で行くわけですから、一連の報告が出たところで再度見解
を求めていくつもりです。

★ 再開は?

とまったままの浜岡。
トラブル続きに加えて、東電の隠蔽報道と混同されダメージは深い浜岡原発。
再開に向けての動きは目下ありません。

徹底的な調査と正確な報告、国の見解が示された後となるでしょうが、慎重な対応が
望まれます。
しかし、これだけの原発がとまっているのに「電力危機」は起きていません。
大変な赤字が電力会社に出ているということですが、本当のエネルギー事情はどうなっ
ているんでしょうか。

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□ タバコ、学校ですいますか!(パート2)

学校関係者、医療保健関係者と勉強会をかねた意見交換会をしました。

A:タバコをやめるという話はもっともだ。課題をあげてみる。現状でも一定の場所
  での分煙は進んでいる。方向としては「禁煙にすべき」だ。

B:公共機関はやらなければいけない。課としては担い手の立場なので推進していき
  たい。納得しない人もいるので、課題をあげて議論をしていく必要がある。

C:以前のこと(JRなどの喫煙)を考えると、規定を設ければ進んでいく。自由と
  権利の話はむつかしい。喫煙の権利はないだろうか。開かれた学校で地域の人が
  入ってき たとき地域に対して説明ができるか。

D:青少年にタバコをすわせない担当セクションにいる。自分も禁煙して1年がたっ
  た。吸わない人は迷惑である。学校を禁煙にするのは賛成。しかし押し付けるの
  はむつかしいので、法規制をやるべきだ。がんになるとか実態をもっと出す必要
  がある。

E:禁煙という言葉より、「無煙化」のほうがいいのではないか。ステップが重要だ。

F:道徳的にやってもだめだ。現状でできていないことがいっぱいある。浅はかにやっ
  てはいけない。周到な理屈を持っていかないといけない。

G:タバコを吸う人はかわいそう、体に悪い、嫌われる。よくなことだらけ。ニコチ
  ン依存症という一種の中毒患者。タバコをやめさせる方法論はできている。
  後は実行。

かなり理論的な検討も進んできました。
ポイントは、@なぜ対策が必要か。Aどう進めていくか。だと思います。

皆様のご意見をお寄せください。

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□ 「君」から「さん」へ。

今議会から議長と相談して、議員の呼名を「君」から「さん」に変えました。
議長は、「年上の人にとても君とは呼べないよ!」
私などほとんどの議員が年上です。
国会でも議論があった「君」ですが、別に規定はありません。

議会などで委員会はそれほど形式的ではありませんが、本会議は形式的に感じるとこ
ろがいくつかあります。
そのひとつが議員の「君」よびでした。
議長から提案があったときすぐ賛成しました。

私がもうひとついつも気になっているのが「先生」
議員のことを、県庁の職員も議員同士も「先生」と呼んでいます。

昨日お祭りを回っていたら、「おい!しげき!」から「しげきくん」「西原君!」
「西原さん」いろいろあったが「先生」はありません。
それが普通だと思います。
強制はすることではありませんが「先生」もなくしていきたい呼び名だと思います。

さて本会議での「さん」、先輩の議長経験者からは「君のほうが権威がある!」とか
あまり評判はよくないようですが、私が壇上にあがる限りは「さん」で通します。

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□ ADSLが入らない!

牧之原の方から相談がありました。
NTTにADSL申し込んだら「牧之原は当分無理!」
あまりにもつれない回答に「何とかならない?」

私のところの地頭方局も最初はむつかしい状況でしたが、「200人の申し込みがあ
れば!」ということで地区をあげて運動しました。
結果現在では、8Mの申し込みでおおむね2Mのスピードで快適環境です。

牧之原の件は早速調べました。
県内の加入電話(回線ベース)の98パーセントは可能地域になっています。ちなみ
に全国は81パーセントですから静岡はいいほうです。

しかし、賀茂村や佐久間水窪など5町ではまったくだめだそうです。
さらに榛原でも、牧之原や勝俣局では局舎が小さくて、機械を入れることができない
という理由で見通しが立っていません。

「県が補助金を出してでも過疎地域の環境整備ができないか」調べてみましたが、N
TTの側で乗り気ではないようです。
局舎改築は、1億近くかかるそうですが、NTTだけがおいしい話ではありません。
TOKAIとかヤフーが進出してきていて、NTTも厳しいそうです。

ほかの方法としては、CATVを公共施設に引く(役場と学校や公民館)議場に補助
金を出す考えもあります。
ADSLは本来「過疎地域の情報格差をなくすため」と始まったはずです。

わけのわからないISDNなんぞに惑わされて「高い買い物」をしたNTT利用者へ
の責任を どうしてくれる!などと怒ってみたいところです。
ADSLがどこまで続くものかわかりませんが、何とか「格差」を是正してもらいた
いと思います。

これは、国会でしょうか?関係者がおりましたらご努力ください。

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□ 河口閉塞

ことしは海岸線に異変が生じている。
ちょっと大げさだが、河口閉塞にみられるように「海岸線」が後退している。

海岸線が後退すると、(波打ち際が陸に近くなる)砂や、漂着物が川の中まで入って
きてしまう。
それで、河口部が詰まってしまって、川の水が流れなくなる。
坂口谷川や須々木川で頻繁に起こっていて、付近の人が心配している。

なぜこんなことが起こっているのか。
原因はいくつかある。
@ 砂の補給が減ってしまった。原因として、河川上流部でのだめ建設がある。
A 砂の流れが変わった。港や堤防を作ると、海に向かって右側に砂がたまる。逆に
  左側は砂が減る。片浜、相良、御前崎を見てください。

B 地球環境の温暖化。

私は土木技術者です。(そんなにえらそうにいえるほど自信はありませんが)大学の
とき、河川の先生が「大体、河川海岸工学なんて経験学問だ。それに、海岸なんて、
何年かの間に大きくひいたり出たりする。それが自然で当たり前だ。人間の欲で、線
を引こうとするから、水害だとか高潮だとか大騒ぎする。」と言っていました。

開発して家を建てるから、畑を作るから、道路やリゾートと海岸に挑戦してきた私た
ちです。
そろそろ挑戦から「和解」に転じてみたいと思うのですが。

とりあえず、坂口谷川は補正予算で導流堤工事を、片浜はフラップゲートの改修を検
討することにしましたが、抜本的な検討は今後です。

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また静岡へおいでの際は副議長室へお立ち寄りください。




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             静岡県議会 副議長室 054-221-2007