第25号
【節分です】平成15年2月3日刊 |
西原茂樹のメールマガジン ==========================================================
★☆ 節分です ☆★
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平成15年2月3日(月)
□田沼塾活況
□企業献金について
□高校の最近の課題
□御前崎港のポートセールス
デイリー「ひとくちコラム」
http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
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庭のしだれ梅が七分咲きです。
天気は曇りで寒い日になりそうです。
今日は節分で豆まきです。
昨日は地元の八幡神社で節分祭でした。
次男が年男で、神妙な面持ちで裃を着けて神事と豆まきの行事に参加しました。
うっそう古木が生い茂る神社の境内と社殿でのこの行事は子供にとってどう映ってい
るのか。
8年前から始まった地区の行事ですが、続けていってほしいです。
今から浜松です。午後は親戚の葬式。
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□ 田沼塾、活況! 目次に戻る
相良町の公民館活動として「田沼塾」があります。
公民館活動ですが、その発表会が昨日ありました。
展示作品は全部見れましたが、公演は都合で途中で退席でした。
ご案内を頂きました皆さん申し訳ありません。
★ 人は誰でも主役になれる!
20年30年こつこつ習ってきたことを生徒さんに教えてあげる。
おしわる方ももちろん勉強になるし、うれしいんですが、先生役も幸せです。
そして数年。覚えてくると教えたくなるんです。
そんな先生がどんどん増えてきて「生涯学習」の輪が広がるんだと思います。
人は誰でも主役になれる。
あるイベントプロデューサーから教えていただいた言葉ですが、大切にしたいです。
★ 女が主役
先日のメルマガでも書きました。
女の人が楽しんでいます。
俳句教室、謡曲、読書、自然観察など数箇所を除いて後の何十という教室は女性です。
帽子や編み物、染物、花やお茶から人形やシャドーアート、トールペイント染め花か
ら粘土細工などなどきりがありません。
「男の人は何してんのかしらね」
「女は時間をうまく使えるのよ!」
女性のパワー全開です。
考えてみると「リサイクル」でいろんなものを作り出します。
地域にいつも根付いていますから、仲間がすぐ近くにいます。
お金はなくても「アイデアはIいっぱい」女性の出番はしばらく続くでしょう。
男女共同参画はむしろ男のため?なんて考えています。
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□ 政治資金について 目次に戻る
政治とお金にまつわる話をして見ます。
この話をすることには少し躊躇します。
「いい格好!」などと同僚などに言われるかもしれません。
しかし「政治とお金」は重要なことです。
国会でも企業献金を含めて論戦が始まります。
そこで、県会議員としての立場で政治とお金について考えて見ます。
★ 企業献金やめました。
私は、企業献金をやめて、3年になります。
3期目の公職選挙法が改正されて企業献金が禁止になったときに「決断」をしました。
最初の4年間、企業献金はまったくやっていませんでした。
次の2期目で皆さんが心配してくれて、同じ選挙区の先輩がやっているスタイルではじ
めました。
まあそれまでも「企業」と言ってもすべて地元の中小企業などの皆さんばかりでした。
当時金額は、一口3万円で、年間約100社で300万円から400万円になりました
何のたくわえもない私にとって本当に助かりました。
★ 個人献金の必要性は
企業からお金をもらうとその会社のために政治的に動いてしまうのではないか。
「汚職」「口利き」などにつながる恐れがあるのではないか。
企業からお金をもらっていれば「中立」の立場で判断ができないんではないか。
色んな疑問や質問があると思います。
しかし考えてみると、政治活動は「政策」や「制度」を作ったり変更したりするわけ
です。
その意思は「かかわっている人」からでてきます。(具体的には、製造業、行政団
体、建設業、医師会、労働組合、環境保護団体、下請け組合などなど)
しかしかかわっている人は「常日頃の事業や生活」があります。
専門的に政策や制度を研究して作ってもらう専門の人や団体が必要です。
その人や団体の運営には費用」がかかります。
国会は政党助成金があります。
でもこれでは「国」や「党」のひも付きです。
ある時は国や党と反するときもあります。
私は各種の団体の顧問になっていますが、特に顧問料や政治資金をもらっていません。
もっとも「企業団体献金」になって禁止事項ですからあたりまえです。
あらゆるジャンルの個人の方から「少しだけ」献金を頂くことは必要だと思います。
★ 自民党政党支部献金について
企業献金は禁止になりましたが、政党支部への企業献金は自由です。
選挙区支部では、今までの代議士個人への献金から政党支部に変わってきました。
県会議員や市会議員でも「政党支部」を作れば企業献金が受けられます。
県会議員の半数以上がこのような政党支部(本人が代表者)を作っています。
「企業献金禁止」とは実はザル法です。
しかし合法的といえばそのとおりで政党支部企業献金は違法性はありません。
しかし、私の個人的気持から「一緒のこと」と思えまました。
私は後援会の皆さんと相談して政党支部を作るのをやめました。
企業献金をやめたというわけです。
★ 個人献金
個人献金に切り替えてから確かに額は大きく落ち込みました。
しかし秘書もいませんし、事務所も自宅事務所です。
自分で運転しますし、お金がかからないようにしています。
やれる限りこのスタイルでやりとおします。
個人個人の方から応援していただく「個人献金」はしっかり守っていくつもりです。
「1000円からやったらいいのに」と言われます。
確かにいくらからでもいいんでしょう。
しかし、書類や伝票、金銭管理、総会を考えると現状の「できたら1万円から」と事務
サイドの意見です。
一万円以上寄付していただいた方には「税金の申告のとき控除できる書類」を発行して
います。
個人献金の透明性をしっかりさせるためにすべて記名して選管に出しています。
★ 何に使うのか。
頂く話ばかりですみません。
一体何に使うのか。
私の場合は「常用秘書さん」はいません。
事務所は「自宅事務所」です。したがって、その分が「一生懸命お金を集めなくて
も」やってこれた原因かもしれません。
使い道は、「かわら版の発行」や「交通費」「視察研修旅費」「事務所諸経費」など
です。
報酬や政務調査費などの支給があって、合算で「生活」も含めて何とかやってこれま
した。
もちろん4年に一回の選挙も含めてです。
これから改善していかなくてはならないことが会費とか香典でしょう。
たくさんの会合に案内を頂きます。
「食事つき」が結構多いです。
今では「祝儀」は出せません。
したがって相応の会費となります。
「香典」は本人出席なら出すことができます。
葬儀も結構ありまして、なるべく電報で済ましていますが、お世話になった方には参
列します。
金のかかる会合やめればいい!なんてことは考えていません。
有権者の皆さんは「たまたま一緒になったんで一言言っておく!」なんて場合が多い
んです。
さまざまな会に出て行って、ひざを突き合わすことによって「苦言や提言」が生で聞
けるんです。
だから「会費」をケチって「夜の会合には出るな!」と決めてしまった役所では巷の
意見を聞けなくなってきています。
話がずれてきましたが、そんなわけで厳しい財政状況ですが、頂いた個人献金を有意
義に生かしていきます。
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□ 高校の最近の課題ってなんだろう! 目次に戻る
★ なんとかならないか!
最近、女子高校生の服装でまたまた嘆きたくなることがあります。
以前私がPTAの会長をやっているときに「ルールを守ろう」と宣言して「ルーズソック
ス」やだらしない「ミニスカート」をなくそうとしました。
今では、スカートの丈はいたちごっこですが、流行が去ったこともあって「ルーズソッ
クス」はなくなりました。
ところが、「生足」や「見せパン」などスカートについてはエスカレートしているよう
に感じます。
もっとも「なれてきた」 とこもあってそれほど気になることもありませんでした。
それが、最近「ええ!?」と思うことが出現してきました。
お父さんやお母さんとの会話でも「おかしい!」と言うことになっています。
制服のスカートの下にスパッツをはいてそれを平気で出しているんです。
さらに、スカートの下にトレーナーのズボンをはいて歩いているんです。
寒かったらストッキングをはくか普通のスカート丈にしたらと思います。
とっても「だらしない」格好です。
★ 私学と公立
この服装の乱れですが、私学にはありません。
ほとんど全部が公立です。
どうしてでしょうか。
学校は勉強するところだから生活指導は家庭でやるべきだ。
これはまったく正論です。
しかし、家庭でできないときにどこで「しつけ」をやれるのかと言ったら学校です。
そして「ルールブック(校則)」はちゃんとあるはずです。
原則を貫くことが大事です。
ルールにあることは何度でも厳しく徹底して守らせる。
ルールがおかしいと思ったら「変える」ことを躊躇なくやっていいでしょう。
しかし、スカートの丈とか礼儀とか無理して「変える」校則はあまりないはずです。
社会が必要とする「人間」、認められる「人間」を学校が作っているか問い直してみ
るべきでしょう。
私学と公立の違いがこんなところにあるような気がします。
★ 大競争時代
子供たちが減ってきています。
これから5年後の小学校の生徒数、これから10年後の高校の生徒数ははっきり予想
がつきます。
平成元年から平成14年まで県内の高校でも子供の数がどんどん減っています。
生徒数は平成元年の16万8千人から平成14年の12万人と実に70%近く減って
います。
公立に約8万人私立に約4万人の子供が通っています。
この率は「約束」によって2:1に大体決まっています。
一方県内公私立高校の総数は平成元年から平成14年まで1校も減らず148校です。
教師も微減の状況であまり変化がありません。
税金が多額に使われている教育です。
確かな教育が目に見える形で現れることが求められます。
「学力」「体力」は成果や数字で結果が出ます。
進学や就職も評価が出ます。
服装や礼儀挨拶と言ったことも違いがはっきり出ています。
「親のせいだ」ばかりいっていられません。
公立高校、もちろん私学も含めて「淘汰」の時代です。
今年から始まった「選抜試験」は前期と後期に分けられ高校の質が試されます。
これに負けたところは統合や廃止の対象になっていくでしょう。
学校と親と地域が本当に真剣になって「地元の学校」をどうしていくか考えると
きです。
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□ 御前崎港のポートセールスについて 目次に戻る
★ 九州急行フェリー
御前崎港の利用は、私が初当選した平成3年の暮れから始まった「九州急行フェ
リー」のトラック輸送が変換点です。
当時斎藤知事のときでした。
時あたかも「清水火力」の議論沸騰のころでした。
誘致積極派の清水政財界と漁業界の中で、反対派は静岡市と斎藤県知事でした。
「富士山が見えて日本の玄関口、三保の松原にかまどを造って良いんですか!」
県議会の質問に答えて言い放った斎藤知事の言葉が今でも鮮明に思い出されま
す。
清水嫌いの傾向にあった知事が、御前崎にフェリーの寄港を決めました。
当時はマイナス12メートル岸壁が稼動したばかりで、本当に就航は大丈夫か(静穏
度)心配されました。
荷物は富士で造られたの日産の部品を九州に運ぶというものでした。
現在は2船体制で、寄港が週5日年間扱い量が100万トンの安定した航路になって
います。
http://www.kyukyu.co.jp/
そして平成9年の秋から始まった自動車の輸出は今までにお伝えしたとおりです。
現在は平成15年度供用開始を目指してマイナス14メートル岸壁の整備が最終段階
です。
とりあえず1機のガントリークレーンが清水港から移設される予定です。
★ コンテナターミナルの運営と御前崎埠頭会社
そうしますと御前崎港では、従来の砂利や鋼板鉄くず、トラックフェリーと自動車に
加えて「コンテナ」が加わります。
この貨物の取り扱いをめぐって今後の御前崎港の管理運営に注目です。
御前崎の管理運営は第3セクターの御前崎埠頭株式会社が行っています。
筆頭株主は鈴与鰍ナす。県も6000万の資本金のうち1000万円の出資をしてい
ます。
これからコンテナを扱うとなるとコンテナを設置する周辺の機材の整備などをする必
要があります。
実はそこの整備をどこでやるのか決まっていません。
埠頭会社をはじめ海貨業界は「県で整備して」ですが、県としては「利用する業界
で」ということです。
県では「埠頭会社を増資してそこでコンテナターミナルの整備と管理を」と考えてい
ます。
今まで清水港のコンテナターミナルは県で整備して管理を埠頭会社が行ってきました。
御前崎は「利用者も負担をして」いうわけです。
しかし、業界にとっても「本当にコンテナがくるのかわからない」ところに出資する
のは不安があります。
★ ポートセールス
さらにポートセールスの体制があります。
建設整備促進については浜松市など整備政財界を巻き込んだ大きな組織がありました。
ポートセールスについては、県と御前崎町と相良町の行政と商工団体、主要進出企業
や海貨業者が港の利用促進を行ってきました。
港を使ってもらうためには「港のセールスポイント」が何よりです。
鈴木修会長が「具体的な利用料金が安い!ということを示さないとだめだ!」
と言うように、目玉が必要です。
そして誰が中心となってどこに働きかけるかも課題です。
当初は「御前崎の港は整備のための港だから浜松の代表に!」と言う意見もありまし
た。
しかし「浜松は利用者の立場だから利用をお願いするのはやはり地元で!」と言うこ
とに落ち着きそうです。
要は「安くて便利なら誰がセールスしても御前崎を使う!」と言うことです。
しかし専門性の高い高度なネットワークや人脈が必要とされるポートセールスです。
新しい御前崎港の「顔」として力強い体制が組めるよう努力していきます。
http://www.com-corporation.co.jp/omaezaki/
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今週は地頭方小学校で先生をします。
「環境のことを話して!」と依頼されました。
ときめきタイムといって一時間あります。
対象が5年生ですので、何を話そうか、やっぱり実演つきがいいかなと思案中です。
一昨年は、幻灯の話をして、作る羽目になりました。
昨年は「地球温暖化」でドッジボールをビニール袋で包んで「オゾン層」の説明をし
ました。
子供たちに「わかりやすく話をする」ことは大切です。
勉強させてもらいます。
[e-mail] nishiha@po.across.or.jp
[URL] http://www.nishihara-shigeki.net
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牧之原市堀野新田20-1
(TEL)0548-58-0772
(FAX)0548-58-1655
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