第27号
【エイズ対策を考える】平成15年2月21日刊 |
西原茂樹のメールマガジン ==========================================================
★☆ エイズ対策を考える ☆★
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平成15年2月21日(金)
□IT議員で紹介
□沖縄は元気!
□榛南の磯焼け
□緊急!エイズ対策を考る!
デイリー「ひとくちコラム」
http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
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□IT議員で紹介 目次に戻る
18日の静岡新聞の朝刊一面に大きく私の写真が載りました。
気がついた方はほとんどいないでしょう。
大写しですが、私がパソコンを打っている後姿です。
インターネットが選挙に役立つか。
と言うテーマです。
私としては、新しい「情報を伝える手段」として挑戦していますが、まだまだ選挙ま
でとは考えていません。
しかし、確実に訪問者は増えています。
「ひとことコラム」で毎日更新していることが良いようです。
「内容があまりない」という意見もありますが、ちょっとづつ確実に続けます。
応援してください。
選挙では使えませんが、何らかの新しい挑戦をしてみたいと思っています。
どなたかご相談に乗っていただける方がおりましたら!
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□沖縄は元気! 目次に戻る
1年ぶりの沖縄です。
http://www.nishihara-shigeki.net/4_report_2002-2-17.html
昨年はテロの後でしたので、観光客が大きくへこんでいました。
「沖縄を助けてキャンペーン」は大成功でした。
「昨年を上回る観光客が来てくれています。」教育委員でもあり沖縄高PTAの仲田会長
は、昨年の全国PTA、とりわけ静岡のPTAはじめ県上げての応援には「感謝します」と
の挨拶。
しかし沖縄の経済の実態は大変だ。
高校生の就職は未だ内定が30%台だと言う。
観光客の数字は増えたが、「客単価は下がる一方」だと言う。
「高級ホテルもばたばたつぶれています!」
空港から首里城にモノレールが8月に完成しようとしている。
羽田のものよりずっと良い。
タクシーの運転手さんがいろいろ話してくれた。
「沖縄は車社会。モノレールなんていまさら使わない。しかしも、4社あったバス会
社が2社つぶれた。その2社の運転手も臨時雇用」
「タクシーだって、一日やっても5000円くらいにしかならない!」
確かにバス停はあるが、バスを待っている人はいない。
「沖縄県民は50メートルは歩くが、100メートルは車に乗りますよ」
「みんな車持っているんだから、モノレール安くしたってあまり乗らないですね。」
モノレールに対する不満が続くが、最後に面白いことを言ってくれた。
車が横から割り込んでも、赤信号で突っ込んでも「クラクションを鳴らさないんです
よ」いらいらしないと言う県民性だと言うわけだ。
だから「病気にならないで長生きする。長生きしたって、仕事がないからみんな年よ
りは病院にいくしかない」
そういうことで沖縄には「特養」とか病院が多いと言うわけなのかと変なところで納
得した次第でした。
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□ 榛南の磯やけ 目次に戻る
★カメハメハ王国の警告http://www.wbs.ne.jp/cmt/kamehameha/index2.htm
先日カメハメハ王国の報告を聞きました。
榛南の海が死んでしまった。
センセーショナルですが、確かに実態はひどいようでした。
ビデオ撮影で、ヘドロの海にほんの少し海草らしきものが見える風景に愕然としました。
もう10年近く榛南の海の磯焼け現象は叫ばれてきました。
私も県議会で2度ほど質問をしたことがあります。
原因は、黒潮の影響、生活廃水、土砂の流出、御前崎港などの構造物、などなどです。
直接の原因は「光」とか「温度」ですが、その要因として以上のことが考えられます。
豊かな海が瀕死の状況は事実です。
★磯焼け対策
手をこまねいていたわけではありません。
様々な実験や研究を行いました。
県独自の予算で、伊豆でコンクリートブロックに海草をつけて(カジメ)相良の沖合
いに沈めました。
最初は繁殖するのですが、あるとき一気になくなってしまいます。
アイゴという魚に食べられてしまいます。
このアイゴという魚は、地元では食べません。
関西や沖縄では焼いたり、塩辛にして食べていますが。
そこで、アイゴに食べられないよう網で防衛したり、捕獲しました。
こうして守ったカジメの集団が坂井平田沖に1500u出来ています。
「何とかめどがつきそうだ」ということで今年度から国の大掛かりな事業が始まりま
した。
★日本一の藻場復元なるか?
伊豆で1600個のコンクリートブロックにカジメが成長しています。
平成16年の春にハイナンの海に持ってきます。
今年度から5年で6億円の費用で海中林復元事業の開始です。
本当に戻るかは定かではありません。
環境が変わってしまった海に挑戦するわけです。
8000haの海中林が広がっていた榛南の海。
豊かな水産資源をもたらしてくれました。
魚はもとよりですが、サザエやあわび、サガラメがたくさん取れました。
今回の挑戦はたった44ヘクタールです。
でも、その一歩が再び豊かな海となることのスタートになるよう期待します。
もちろん、物理的な事業ではなくて「自然を大切にしようや!」という発信になって
いくことも期待して。
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□ 緊急!エイズ対策を考えよう! 目次に戻る
エイズについて京都大学の木原ご夫妻に話をうかがいました。
木原正博教授は「エイズ対策はとっても困難な壁にぶつかっている。それは、子供た
ちを取り巻く、エイズを阻止する社会の仕組みがないことだ!」
スライドを使った説明はわかりやすい。
★ エイズの広まり
エイズの広がり方はすさまじい。
1980年に4万人が、1990年に750万人、そして2000年が2530万人。
「1990年にアジアでは5万人でした。2000年には640万人、CIAでは201
0年にロシア800万人、中国1500万人、インド2500万人(それぞれMAX)と
予想しています」
木原さんは続ける。
なぜCIAが出てくるか。
「ボツアナでは国民の50パーセントが、ジンバブエでは43パーセントがエイズで
す。20年から30年後には子供しかいない国家になる。
治安が悪くなり、NON-COUNTRYとなる可能性がある。」
これは安全保障上の大問題だと言うわけだ。
★ エイズは治らない
エイズが治療できれば良い。
しかし、「薬は出来ないし、ワクチンも出来ない!」
ではどうすれば良いか。
「行動を変えるしかない!」
現に初期に流行した欧米ではエイズの流行は減ってきた。
しかし日本のエイズは増え続けている。
★ 行動を変える?
ある国内販売資料がある。
1980年、コンドームの売上は7.4億個、1990年代に減り続けて、2000
年には4.9億個になってしまった。
コンドームを使わない人が急速に増えている。
ピルの解禁によることが多い。
コンドームを使う人のアンケートでダントツに「避妊」があるが、エイズや性病予防
は極端に低い。
1995年を境にして、淋病やクラミジアそして中絶も増加していると言う。
コンドームを使わなくなったことと、そして「性に対する」風潮が変わった年だと木
原先生は指摘する。
★ 時間がない!
アジアに大流行と言うことは、日本に大流行と言うことだ。
2010年には日本のエイズ患者は5万人になると予想されている。
そんなことはないだろ言うと侮れない。
若者の性が乱れきっている。
木原雅子(奥さん)先生が高校生の性行動について、これまたビジュアルに説明して
くれる。
彼女は「エイズ研究者と言う立場、エイズの予防教育推進者の立場、そして21才の
娘の親として」説明する。
★ 性の乱れ!
「数千人の高校生のアンケートとインタビューを繰り返して調査しました。」と言う
だけあってかなり細かなデーターで説得力がある。
たくさんの相手とセックスをする高校生ほどコンドームを使っていない。
5人以上の相手とセックスをしたことがある人の率が、18歳から24歳くらいだと
ほとんど男女差がない。
年齢が上がるほど、男女差が大きい。(もちろん男性の率が高い)
口でのセックス(オーラルセックス)も若い人はほとんど男女差がない。(高年齢は
率が低い)
質問に「オーラルセックスでエイズは移る?」にかなりの子供たちが、移らないと答
えている。
妊娠をしないセックスとして「口」が安全と考えられているようだが、エイズにはま
ったく無防備だ。
お金を介したセックスの率も日本は多い。
14パーセントに対して欧米は2パーセント。
アジアは日本と同じ傾向だと言う。
出会い系サイトで買春、売春が横行しているが、取締りが遅すぎる。
★ どすうるか!
不特定多数とセックスしていないから安心!とはならないらしい。
今の彼氏、彼女、オンリーパートナーだが、過去はつながっている。
したがって、コンドームの使用や、エイズに対する知識教育をしっかりやる必要がある。
@ 子供たちの現状を良く知る。
A 予防教育に理解を!
B 親として子供との会話を良くする。
高校での対策は待ったなしだが、むしろ中学が重要ではないか。
学校の先生が「性教育とエイズ教育」出来なければ、専門の外部指導者を積極的に導
入することも必要では。
簡単にまとめてしまったが、ことは重大だ。
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現在21日深夜。
先ほどまで、スタッフが選挙の後援会活動について打ち合わせをしていた。
「西原さん!選挙とか、どろどろした話はあんまりメルマガに乗せないで!」
と注文を受けた。
そうだ!と反省した。
今までどおり、きちっと「大切なこと」を載せる努力をしていこう。
そうは言っても、なかなか厳しいので、時々は本音が出てしまいます。
お許しください。
さあ、今日も本会議。
今から寝ます。
0:30分! zzzzzzz zzzzz zzz zz
[e-mail] nishiha@po.across.or.jp
[URL] http://www.nishihara-shigeki.net
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牧之原市堀野新田20-1
(TEL)0548-58-0772
(FAX)0548-58-1655
静岡県議会 副議長室 054-221-2007
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