マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン

第36号 【第2選挙区支部長候補に原田令嗣さんが決定】平成15年7月16日刊
西原茂樹のメールマガジン================================================= 
 
   
 
     ★☆ 第2選挙区支部長候補に原田令嗣さんが決定 ☆★
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                        平成15年7月16日(水)
  
 目 次 
 □ 第2選挙区支部長候補の決定
 □ 大井川田代ダム水利権の更新
 □ 合併につ いて
 □ 学力
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 いつ梅雨が明けるのでしょうか。
 毎日の天気にいささかうんざりです。
 そう思って書いていたらだんだん晴れてきました。
 
 月曜日火曜日と高知へ行ってきました。
 「職務に関する働きかけ(口利き)の要綱」の研究です。
 その内容については別に書きますが、橋本人気の一端を見てきました。
 
 タクシーに3回ほど乗りました。
 「橋本さんはどうですか?」
 との質問したらどなたも
 「だめです!」と不人気だ。
 しかし、「でも女の人には圧倒的人気です」
 
 人気の秘密は
 「よく高知なんぞへ来てくれた!一生懸命やってくれている!NHKの看板でかっこい
 い!橋本元総理の弟!」と理由はたくさんなんある。
 
 県議会でも議員の皆さんも声をそろえて
 「下手に橋本知事を攻撃しようものなら大変ですよ!『大ちゃんをいじめないで!い
 じめたらあなたを選挙で応援しない!』と言って来ます」
 と橋本人気には手が出ないと言った雰囲気でした。
 4期目の選挙が秋ありますが、「誰も対抗馬はない!」そうです。
 
 土木公共工事期待型の男と、カルチャー思考の女。
 まあ、こんな一方的な切り口は説明不足だが、女を味方につけるのがどこも強い。
 
 「はちきんがリード役です!」とは高知県高等学校PTA会長さん。
 もちろん会長は女性です。
 ちなみに「はちきん」とは元気な土佐の女性を指します。
 男に2つあるものが8つあることで、4人力?と言う説明でしたが本当でしょうか?
 
 よその県に行っていろいろ調べてみるのも勉強になります。
 
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 ★6月議会一般質問
  
 6月30日の質問と答弁の内容を速報版で掲載します。
 アドリブなどを行っていますが、それは掲載してありません。
 知事や当局については独自入手したもので責任はわたしに帰します。
 
 http://www.nishihara-shigeki.net/shitsumon.html
 
 ★かわら版を久しぶりで発行しました。
 すでにペーパー版は相良御前崎については配布し終えました。
 榛原郡のそのほかの地域についても届いたと思います。
 インターネット版です。
 http://www.nishihara-shigeki.net/3_assembly_030620.htm
  
 ★それからこれはちょっと先ですが、女性の方々がちょっと素敵な企画をしました。
 もしご興味があるようでしたらぜひご参加ください。
 行き返り私も同行ですので、バスの中で「県政報告」をやる予定でいます。
 http://www.nishihara-shigeki.net/nishihara/travel.html
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 デイリー「ひとくちコラム」
 http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
 ひとくちコラムは毎日更新しています。
 是非ご覧になってご意見をお寄せください。
 静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
 http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
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 □ 第2選挙区支部長候補に原田令嗣さんが決定しました。
 
 昨日公募が締め切られました。
 制度を作ったのに誰も出ませんでした。
 これが現状です。
 後は一般の有権者の判断です。
 
 最後の最後まで予備選挙の立候補が検討されました。
 ある県議とだけ言っておきますが、決意表明も用意しました。
 仲間も集める準備をしました。
 「期待している党員に応えたい!」との想いでした。
 
 しかし、現実には近親の支持者の猛反対があったそうです。
 いくら予備選挙とはいえ「政治家の決断」です。
 後の担保(予備選挙に出て負けても県議を続けられる)があるにせよ!一たんは選挙
 で選んでもらった有権者の期待を裏切るわけです。
 
 わたしの気持ちは前回お伝えしました。
 同じですが、同僚県議の最終的な決意に「ごくろうさまでした」
 自分への期待をかけてくださった皆さんにも「すまない」と言う思いもたくさんあり
 ます。
 
 昨日は、川根で会合があって帰りに牧野県議と二人で帰りました。
 「決まった結果でやる!」
 色んな話をしながら、また協力して「県政」でがんばります。
 
 ★ これからの日程
 
 今日夕方5時に島田で選考委員会・常任幹事会を行います。
 そこで正式に「誰も出ないから原田さんに決定」となります。
 
 ただ予備選がなかったのでこれからの周知徹底が大事です。
 今までのように「原田後援会」イコール「自民党第2選挙区」でいってしまうのか、
 新しいスタイルをとっていけるのかは原田さん本人の決断です。
 同じスタイルで行くと「やはり世襲か!」となりかねません。
 選挙は「有権者」が動くかどうかです。
 
 とにかく「新しい政策と新しい運動組織」をどうしていくのか。
 それが課題です。
 自民党でもマニフェストを作って選挙に臨むようです。
 人もさることながら「政策」で勝負となってくる時代です。
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 □ 大井川田代ダム水利権の更新
 
 昨日、大井川の清流を守る研究協議会役員会がありました。
 川根の温泉で夜開催されました。もちろんお酒なんて抜きです。
 
 ★田代ダム
 
 最も大井川の上流にあるダムです。
 そこから、早川(山梨県)に向かって導水されています。
 田代川第一発電所が17,400kw、田代川大に発電所が21,700kwです。
 大きな発電所ではありませんが、落差が大きいために総発電量は金額で年間43億円
 になるそうです。
 
 大井川の水が大井川に流れなくて、山梨県の早川に行っています。
 発電所を持っているのは、東京電力です。
 この水利権の更新が平成17年12月31日にあります。
 
 ★水利権とは
 
 河川の流水など公水一般を継続的克排他的に使用する権利です。
 田代ダムは国土交通省の(河川管理者)許可の更新を受けるわけです。
 前回は昭和40年に更新されていて、30年ぶりの更新です。
 
 ★要望は
 
 今早川へ流れている水を大井川に全量戻してほしい。
 大井川に水流を戻す運動ですから当然です。
 そして、この戻ってきた水量が大井川の本流をとうとうと流れるために中部電力さん
 にもお願いしなければなりません。
 
 ★大井川の課題
 
 大井川には、本支流あわせて29のダムと15の発電所があります。
 総最大出力は、約73万KWです。
 いつも発電できるわけではないので、おおむね60パーセントとして浜岡原発の1号
 (54万KW)よりも少ない量です。
 
 明治から大正に始まった発電所建設は戦中戦後の大開発で「すべての水を利用する」
 全国でもまれに見るダム開発がされました。
 最後のダムが長島ダムです。
 しかし問題が多く発生しています。
 
 ・ダムへの砂堆積問題。
 大井川は山の崩壊が激しい川です。
 それぞれのダムでは砂利が堆積しています。井川ダムや千頭ダムは顕著です。
 これによって、海岸域での砂浜現象が進んでいます。
 
 またダムが砂でいっぱいになるとダムの水調整機能が衰えます。
 更に耐震上の懸念もあります。
 
 ・川原砂漠。
 大井川の造語です。
 川に水が流れていません。
 特に、本川根町から下流域塩郷堰堤の下流は一筋の流れです。
 それも渇水期には、ほとんど途絶えてしまうこともあります。
 
 井川ダムから下流ではほとんどの水が導水管で本流を流れることなく暗闇の管の中を
 流れていきます。
 特に大井川ダムから支流の水を集めながら久野脇発電所に流れ込む量は、毎秒78ト
 ンです。
 
 この水は、塩郷堰堤で貯められたわずかな水と笹間川で集められた水を加えて更に導
 水管の中を通って川口発電所で吐き出されます。
 その量が毎秒90トンです。(今までの数字は取水量)
 
 そのうちの約42トンが大井川用水や小笠用水そして牧之原畑総、生活用水として下
 流域の人たちの生活を支えています。
 
 ・塩郷堰堤
 塩郷堰堤の撤去を主張している意見があります。
 堰堤があることによって、上流部河床が上がり、下流部で水がない。
 鮎も遡上しない。
 
 塩郷で取水している水はわずかだから、撤去してしまえ!と言うわけである。
 撤去まで行かなくても、ゲートを上げてほしいと言うわけです。
 川口発電所で年間201日は下流域で使っている毎秒42トンが出て来ます。
 塩郷の堰堤の価値について理論的に掘り下げて議論すべきです。
 
 ★ 今後
 
 先日元河川局長の尾田さんが来て言いました。
 「流域全体で考えるとき!誰がそれを言い出していくか!子供や女性、パートナーシ
 ップを!」
 ということで、これからは広範な運動展開が大井川の水を利用している下流域全体で。
 
 中学生に理解される副読本をほしいと要請しました。
 大井川の話は難しいです。
 それをわかりやすくみんなに知ってほしい。中学生にわかる!これが基本です。
 
 下流域特に土地改良ほか水利用団体の理解を得ていく必要があります。
 柳の木は、濁流に飲まれて海に出て漁師さんの網を壊します。
 海岸に漂着してごみなります。この問題は「切ってしまえ!」だけではすまなそうで
 す。
 
 ダムの堆砂は採取の手段や負担も含めて電力側の主体で実態を調査です。
 一刻の猶予も許されない問題です。
 ★ 中川根で
 
 山へ行ってきました。
 最初の選挙のときから応援していただいてる皆さんとの交流です。
 
 中小企業の経営者の皆さんが多いんですが、どなたも元気です。
 最高齢者は81歳ですが、現役バリバリの議員さんやコンサルタントさんです。
 とにかくお年寄り(失礼)が元気なところです。
 
 特に大井川についての話になると議論です。
 「塩郷堰堤ができて砂が更にたまった」
 「もう鮎も自然もなくなった」
 「大井川の本流に赤い石がなくなった」
 「ここの砂は寸又川のもの。本流からは来ていない」
 「ダムの堆砂は大変だ!」
 
 なにせ80代前後の方々です。
 大正昭和と大井川のダムや発電所の建設で水無川になっていく経過をしっかり見てき
 た方々の話は真に迫ります。
 
 「西原さん店もだめだね!みんな島田へ行ってしまう」
 ため息混じりに
 
 「だから野菜作って自給自足、勝負には出ないで蓄えでやっている」
 でも小さなお店やさんが結構元気に見えます。
 
 榛南の地域にはカインズなどどんどん大手量販店が進出しています。
 でも徳山へは進出していません。
 「進出できるならしてみてくれ!」と言った所です。
 あの手のお店は「儲からなければやらない」
 
 こんなところに中産間地域でこれからもやっていける秘訣があるかもしれない。
 そのためにはやはり「買い支える」地域の団結が必要だ。
 いろいろなことを教えられた会でした。
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 □ 合併について
 
 合併について最近不信に思うことがあります。
 合併すれば「市町村交付税が10年間担保」そして「合併特例債の発行」
 本当にそうでしょうか。
 
 三位一体の改革をやると「税財源の委譲」も行われます。
 確定していませんが、市町村の税は増えるわけです。
 そうしたら今、財政力指数が80前後のところが「100」になるかもしれません。
 小泉さんは市町村交付税をもらっているところをぐっと少なくしようとしています。
 いくら10年間は任せて!なんていっても本当でしょうか。
 
 合併特例債も疑問です。
 本来「ムダ」をやめようと行政改革です。
 ところが合併特例債も言ってみれば「借金を増やす」ということです。
 全部くれるんではなくて30%は自分持ちです。
 
 とにかくどこかと一緒になってと大騒ぎですが、それが「お金」だけとしたならば残
 念です。
 合併は「地方分権」と「行財政改革」ですが、整理がついて喜ぶのは「国だけ」とな
 ってしまいます。
 
 ★ 榛原郡の合併
 
 県内では庵原郡と榛原郡以外は大体枠組みが決まりました。
 
 島田市と金谷・川根がほぼ決まりです。
 本川根と中川根で最終的に決まるか、中川根町議会の決断です。
 相良が御前崎市とどうなるのか。
 吉田が単独ならば、榛原は相良か島田かどちらでしょうか。
 
 「枠」だけの話に聞こえてきます。
 しかし、「枠」だけとはいえどちらにしろ将来構想は広域です。
 できるところがそんなに無理なく「当面」の結婚をすることは大事だと思います。
 http://www.nishihara-shigeki.net/shitsumon06.html
 
 最終的には12月まで!に枠の決定が条件です。
 平成17年の3月までに議会で議決ができれば実際の合併はその後でかまいません。
 
 いずれにせよ、決定は町長と議会の議論を尽くしてもらいたいと思います。
 
 そして「説明」は丁寧にわかりやすく。
 それぞれの町長議会の皆さんと話しをしていますが、みなさん一生懸命です。
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 □ 学力
 
 ★バーベキューにて
 
 6年生の子どものスポーツ少年団のバーベキューに参加しました。
 日曜日午前中時間を作りました。
 子供との約束です。
 
 「西原さん、焼きそば上手ですね!」なんておだてられながら結構楽しんで肉をやい
 たりしました。
 すいか割りは恒例行事です。
 「切って!」に、包丁を入れます。
 「これで2分の一、そしてこれで4分の一」
 もう一回それをきりながら
 「さあこれって何分の一だろう?」
 
 そんな質問に当然の答えを期待していると
 「6分の一!」がっくりくるが、数回同じようなスイカきりをしていて8分の一は出
 てこなかった。
 質問の仕方が悪かったのかなと思いましたが、説明しても「?」
 
 ★新しい学力
 
 子供がいつも宿題をやっています。
 5年までは、質問に回答するかたちでした。
 今は自分で質問を考えています。
 
 「今日は何にしようか?」
 と考えています。
 自分で考えて!自分で発表して!・・・・
 
 文部省の言っていることが実際に見えてくるようです。
 しかし、できる子はいいが、こんなこと誰でもできるんだろうかと考えてしまいます。
 先生も大変だろうな!
 
 ★習熟度別
 
 妻が公文式の塾を20年近く自宅でやっていました。
 だから習熟度別の効果が抜群だと思っています。
 
 しかし、今の学校でやることは大変でしょう。
 先日参観に行った時に、二クラスを3クラスに分けて習熟度別授業をやっていました。
 
 公倍数で、できるクラスが3と6と9の公倍数。
 次が3と6の公倍数です。遅れているクラスも同じですが、内容は不明です。
 うちの子供がどこのクラスかは別としていきなり分けられた父兄にとっては「えっ!」
 と言った雰囲気でした。
 
 良い試みですが、説明と理解も必要でしょう。
 
 ★聴く姿勢
 
 これが問題です。
 しっかり授業を聞く。
 これがきちんとできていれば先生も楽です。
 
 特に小学校1年生。
 教育委員会では1年生の先生を複数配置して対応しています。
 入学時での対応が大変だからです。
 
 でもそれは幼稚園や保育園でしっかり聴く姿勢を作ってこないからではないでしょう
 か。
 「それは親のしつけだ!」なんて言ってもとても望めない現状です。
 ここはそこでの教育やしつけに期待したいところです。
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 今日はこれから御前崎の上岬の老人会で講演です。
 それから静岡へ。
 コミュニティーメディア研究会です。第2回目です。
 それから島田で第2選挙区の会合。
 
 明日あさっては厚生委員会の視察で東部地区です。
 熱くなりますが健康に気をつけてがんばります。
 みなさんも!!
 
 情報をお寄せください。
 また時間を作って皆さんと情報交換をしたいと思っています。
 ご連絡ください。
  
             [e-mail] nishiha@po.across.or.jp
             [URL]   http://www.nishihara-shigeki.net
                    
  
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