マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン

第38号  【ビタミンフェスタ!雨ですがやっています!!】  平成15年8月14日刊
西原茂樹のメールマガジン=================================================
 
  ★☆ ビタミンフェスタ!雨ですがやっています!!  ☆★
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 目 次
 □ 出会い!
 □ 携帯電話の世界がやってくる?
 □ 御前崎にできたケーブルパーク
 □ お茶について
 
 ひどい雨です。
 10回目になる地頭方ビタミンフェスタ。
 http://www.fuji.ne.jp/%7Esagara/
 雨の中を敢行です。
 
 一番ひどい降りの中で開会式でした。
 「明日の予想もよくないし!でも昼ごろはやむ予報でしたが・・・」と担当者の弁です
 が、雨と風は容赦なく吹き付けます。
 その中を、「ヤーレン、ソーラ」と元気の子供たちが、そして先だってまで「乙女」で
 あったお母さんが元気に踊ります。
 
 来賓も、相良御前崎の両町長や議長議会議員皆さんの出席です。
 しかし「挨拶はやめましょう!」と提案して紹介のみ。
 だって「寒い!」。雨と風で風邪でもひいてからでは大変です。
 
 漁協の皆さんに「金目の刺身と煮付け」をご馳走になりました。
 隣では「うなぎのつかみ取りと蒲焼コーナー」が寂しそうです。
 でも、こんな天気のビタミンフェスタも思い出です。
 
 夕方からは花火がありますが、あがってほしいと思いながら先ほど帰ってきました。
 少し時間ができたので、久々のメルマガです。
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 ★6月議会一般質問 
 6月30日の質問と答弁の内容を速報版で掲載します。
 アドリブなどを行っていますが、それは掲載してありません。
 知事や当局については独自入手したもので責任はわたしに帰します。
 http://www.nishihara-shigeki.net/shitsumon.html
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 デイリー「ひとくちコラム」
 http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
 ひとくちコラムは毎日更新しています。
 
 是非ご覧になってご意見をお寄せください。
 静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
 http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
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 □ 出会い!
 
 念ずれば通ず!
 最近これが実感としてわかるようになりました。
 
 コミュニティーメディア研究会。
 6月に立ち上げた研究会です。
 この研究会の内容については、次の項目で記載します。
 
 ★ 30年ぶりの再会
 
 「西原さん久しぶりです!先日の教育トークバトルで見ました。県会議員をやっている
 んですね」
 そんな懐かしい手紙が届きました。
 彼は大学のサークルのときの1年後輩です。
 
 彼が大学卒業後、アメリカにわたって英語と教育工学を学んだこと、現在早稲田大学
 の教授であること、しかも掛川に住んでいることが書いてありました。
 そして静岡の教育に大変な関心をもっていることも理解しました。更にびっくりした
 ことは「メディアリテラシー」などのわたしが今やっている研究会の内容を研究テーマ
 にしていることでした。
 
 メールのやり取りで「すぐ会おう!研究会の開催日に県庁で!」と決まりました。
 一瞬に、30年が埋まったように思いました。
 そして何と彼の奥さんもサークルのメンバーでした。
 
 ★ ユースホステルクラブ
 
 実はわたしは昭和47年に榛原高校を卒業して金沢大学の工学部土木工学科に進みま
 した。
 専門のほうは、材料工学といって今では当たり前になった「アルカリ骨材反応」を卒論
 に選びました。
 
 選んだと言うよりは、昨年亡くなった枷場教授や川村教授といった担任の先生が「これ
 をやれ!」だったと記憶しています。
 それをやらなければ卒業ができないといった想いもあったように記憶しています。
 毎日暗い暗室で(コンクリートの養生室?」モルタルバー(棒)を作っていました。
 
 当時はまったく何やってるんだろうと思っていましたが、その後「アルカリ骨材反応」
 が有名になって「結構良いことやったんだ」と多少誇りに思っています。
 
 さて、実はその思い出よりも強烈にあるのが「サークル」でした。
 大学は、昨年ブームだった「利家とまつ」の舞台となった「金沢城内」です。
 工学部は別のところにあったのですが、教養課程で1年半は城内に通いました。
 有名な兼六園の真向かいにお城があって入り口が白亜の石川門です。
 http://mylonite.eps.nagoya-u.ac.jp/~enami/kuyhc/08-1972Kanazawa.jpg
 その石川門を入ってまもなく右側に汚い長屋がありました。
 http://mylonite.eps.nagoya-u.ac.jp/~enami/kuyhc/26-1972Kanazawa.jpg
 文化サークル連合会?だったと記憶しています。通称「文サ連」サークル長屋とも呼
 んでいました。
 その端っこにユースホステルの部屋がありました。
 
 活動は、青少年の健全育成をユースホステルやキャンプハイキングを通じて行おうと
 言うものでした。
 もちろん泊まり歩きやキャンプ大好きなメンバーですの自分たちも歩きました。
 
 ★ 人と人が結ぶネットワーク
 
 少し余分なことを書いてしまいました。
 でも、最近出会いが更なる出会いやチャンスを広げてくれるように感じます。
 どんな難問でも苦情でも「ご縁」です。
 
 健康しずおか基本条例(仮称)を議員提案で制定しようと動き始めました。
 県民の意見も専門的な意見も役人の冷静な作業も必要です。
 その中で、数人の先生に知り合えるご縁もいただきそうです。
 一歩前に出ることによって「試練」と同時に「人的財産」を増やせそうです。
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 □ 携帯電話の世界がやってくる?
 
 昨日はKDDIさんの話を中心に「コミュニティーメディア研究会」の3回目の会合を開催
 しました。
 内容は、ユビキタス社会・・・なんていう難しい題名です。
 
 ★携帯の普及
 
 携帯電話はPHSを含めて既に国内で8300万台が使われています。
 既に飽和状態だということです。
 更に加えて、スピードがアップです。当初の100倍です。
 機能も向上しました。カメラ機能とGPSは当然になってきました。
 
 ★課題
 
 しかし、使いにくい面や課題もあります。
 これからは、第4世代何ていって、2010年までには更に進んだシステムができる
 そうです。
 もっとも私は、まだ第2世代でカメラもGPSもありません。
 
 当面は、ナビとゲームと映像に力が注がれるようですが、車の安全運転のためにITSが
 導入されると大きなインパクトがあるでしょう。
 これからは、カメラやGPSを使ってそれに「財布や定期」機能が入ったサービスが出て
 くるでしょう。とのことです。
 ニーズを作っていくか、出てくるかそこがキーです。
 
 「これからの時代は、「人と人」から「人と物」そして「物と物」の時代です」の説
 明に、とんでもない時代になってしまったと考え込んでしまった。
 
 ユビキタスとはどうも神話の神様みたいです。
 物にも「心が宿る」と信仰する「八百万の神」日本にむいているのかもしれません。
 社会にケイタイはどっぷり入り込んできそうです。
 
 ★ 企画の担当者から情報通信の基盤整備の状況説明
 
 静岡県内は光ケーブルなどの情報基盤整備は遅れています。民間のケーブルテレビが
 進んでいたせいで、かえって「官」のスピードが鈍りました。
 三重県では全戸がケーブルテレビです。
 岐阜県でもここ数年で一気に過疎地域までネットワークを構築しようとしています。
 
 岐阜県の試みは参考になりそうです。
 過疎地域とケーブルテレビが連携してそれを官が支援する体制が必要です。
 ★ 次回4回目の開催は9月12日午後1時半からです。
 
 懸案であったメディアリテラシー教育などについて総合教育センターの担当者を招い
 て勉強会を行います。
 これだけ氾濫するメディア時代、あなたはこんな判断ができますか。
 
 「テレビ見たいんだけど、衛星放送と地上波デジタルと普通のテレビとインターネッ
 トテレビとケーブルテレビと何がどう違うんですか?」
 答えられる人はいないでしょう。
 先だって便利と言うことで、ISDN入れたのにあっという間に[ADSLでなきゃあだめ!」
 
 知らないことは損もしますが、犯罪に巻き込まれます。
 便利なケイタイだけど「出あい系サイトや犯罪と結びついて危険!」だから子供はだめ!
 ヤミ金もケイタイ犯罪でした。
 ケイタイやパソコンが悪いのでしょうか。
 
 なければ良いのかもしれませんが、時代は戻りません。
 そのためには教育です。
 子供のときから「判断できる教育」は作れないのでしょうか。
 マスコミの情報、広告のホントうそを見抜く力が今求められていないでしょうか。
 
 パソコンやケイタイの魅力はすごいです。
 使い方も大切です。
 しかし、その内容(コンテンツ)のよしあしをしっかり見向く力が今求められています。
 
 そんな話を中心にした勉強会です。
 ご興味のある方はご連絡ください。
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 □ 御前崎にできたケーブルパーク
 
 8月2日は御前崎のイベントがありました。
 シーサイドドリームなどのイベントの幕開けです。
 実は、楽しみにしていた施設が完成しました。
 御前崎ケーブルパークです。
 http://matt-wake.com/weblog/archives/001181.html
 
 マリンパーク内に御前崎町が委託というかたちでスポーツ施設を設置しました。
 スポーツは「ウェークボード」です。
 素人風に言わせてもらうと「ウインドサーフィンと水上スキーとスノーボード」を
 いっしょにしたようなものでしょう。
 
 設置される前には、吉村町長が「県議!できたらオープニングのときにやってくださ
 い!」なんていうんで本気にしていました。
 できたら一度練習しておこう!と思っていましたがあいにく時間が取れませんでした。
 
 そこで、当日は少し早く出かけました。
 もちろん「それなりの格好で」
 会場まで歩いていきながら期待と不安が入り混じっていました。
 
 ところが・・・・!
 見て、目が点になりました。
 「うそだ!こんなのできっこない!」
 数回水上スキーをやったことはあるんですが、あれはゆっくりスタートしてくれます。
 
 これはいきなり、数十キロのスピードのロープに引っ張られるわけです。
 ほとんどの人が振り落とされたり、そのまま「チン」です。
 残念ながらあきらめました。ウェークボードとは永遠の別れだと思います。
 
 後でバナナボートを引っ張っていましたが、あれならできるかもしれません。
 まあその時には、孫と乗ることにしましょうか。
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 □ お茶について
 
 ★ 3番茶
 
 ある茶商さんと話していたら「どうして農家は3番茶を採らないんだろう!
 今年は、キロ当たり600円で良い値段だ。」と言っていたんで、早速農家の皆さん
 に聞いてみました。
 「そんなこといったって今年はたまたま表示問題で中国製品が減っただけ。採ったら
 また下がってしまう!」
 
 確かに、次の年の1番茶の収量に影響するという意見は聞かなかったが、意欲は少ない。
 
 ★ 生産額
 
 今年のお茶生産額は昨年に比べれば多少良い。
 しかし、ここ10年スパンで見ると「悪くなっている」という。
 「生葉売り農家は10年前の7割くらいの収入になった」これでは大変だ。
 
 ★ 農地の流動化
 
 農地の流動化が進んできた。
 特に今年から始まった「生産履歴」の義務付けによって、農家のお茶生産離れが進んで
 いるという。
 結果として担い手農家に農地が集まってきた。
 
 しかし一方で家族経営では管理できる農地に限界があり、農地の維持で苦労が出てき
 ている。
 お茶の経営形態の検討も必要だ。
 
 九州の西垂水では、茶園の管理は「個人」で、摘み取りは「協同」で、そして製茶工
 場の運営は有限会社でと言う具合になっている。
 また、有明では、農協が会社を作って、施肥や摘み取り等作業に応じて請負でやれる
 ようになっている。
 この町には、個人経営で社員を20人ほど雇って100ヘクタールをやっている茶生
 産会社もあるという。
 
 ★基盤整備
 
 静岡県では、お茶の基盤整備を支援するさまざまな事業がある。
 農地が増加しても生産性が上がるためには「機械化」しかない。
 乗用機械が入れるようにするためには「茶園の基盤整備」というわけだ。
 
 ところが、たくさんのメニューがあるにもかかわらずこの事業が実施されていない。
 農家側の意見は「条件が厳しい。」
 基盤整備したあとで、担い手農家の経営面積が20%と増えないといけないと言う条
 件のクリアが難しいと言う。
 
 税金を投入するから、これから農業を続ける意欲ある農家の支援につながるようにと
 の意図だが、結果としてこれが足かせとなって前に進まないとしたら問題だ。
 
 更に改植や簡易の基盤整備の事業もある。
 しかし「単年度で、換地の費用が自己負担では大変だ!」と農家の意欲は少ない。
 
 これらを見てくると、県の施策と農家側の希望がミスマッチという気がする。
 ここは「経営方式」そのものも含めて抜本的に議論をする必要があるような気がする。
 ある会合で50才になったばかりの茶工場協同の組合長が
 「俺たちは親父の代に植えたものを使ってしまった。子どもたちに残すために何をすれ
 ばいいんだ」とぽつりと言った。
 
 ★ やぶきた一辺倒
 
 品種を探っている。
 山の息吹、さえみどり、つゆのひかりと名前は挙がってくる。
 しかし「やぶきた一辺倒では!」と言いながら、やはりやぶきたでずっと続いている。
 
 「だって、茶商が、品種もほしいな」と言いながら、いざ作ると、「やっぱりやぶき
 たでないと!」では、生産者も定まらない。
 最近ハイナン農協では、品種のつめあわせを作って試飲アンケートを実施している。
 茶市場の拡大策として期待して見守っている。
 
 ★ 環境問題
 
 最近、環境森林部の調査で地元の一部地下水に硝酸性窒素と亜硝酸性窒素が基準値を
 オーバーして検出されたと言うデータがあった。
 以前から問題になっている施肥による問題である。
 飲料水には利用されていないので、特に危険性はないが、「定点モニタリングを今後も
 していく」という。
 
 すでに農家側はかなり窒素の量を減じてきた。
 減肥問題も先が見えてきたきがする。
 ある協同の、ここ10年近い資料を見せてもらった。
 
 窒素をかなり減らしているが生産に変化がない。
 「減肥にしてもお茶のうまみ窒素は減っていない!」自信ありげだ。
 
 ★ 意識改革
 
 協働工場の組合長さんなどとの意見交換会で。
 生産履歴や表示問題も含めて「農家と茶商が健全なパートナーとなって意識変革をし
 ないと!」ボルテージは上がる。
 そのために「公開がすべて!」と言い切った。
 
 正直に公開して判断を市場に任せる。
 厳しいし不安だが、それしかないのかもしれない。
 
 県は何をすべきか。
 どこの会でも聞いてみる。
 「県は笛ばかり吹いている。窒素の問題でも、基盤整備でも本気でやってみてほし
 い」手厳しい。
 県も本気でやっているのだろうが、それが彼らには届いていない。
 
 ★ 提案
 
 イベントも結構だが、ホンネで語ってほしい。
 徹底討論を、生産者とJAと茶商と役人とできれば消費者を入れて討論会をやってみた
 らどうか。
 それが「来年度の県の予算や市町村の予算に反映される」
 
 そうしたら「本気」で議論されるかもしれない。
 「公開がすべて!」
 どこの世界でも当てはまる言葉だろう。
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 隣で息子とその友達がゲームボーイをやっています。
 雨が降ってイベントがなくなって少し手持ち無沙汰です。
 
 わたしにとっては「自分の時間」ができました。
 メルマガを送ったら、「行財政対策特別委員会」の今後の進め方について資料があるの
 でその整理です。
 これも「合併や県のありよう」そして「新たなる地方財源」について検討課題はたくさ
 んあります。
 
 最近心配しているのがドイツの介護保険財政の危機的状況です。
 参考にしてお手本であったドイツがこけると言うことは「日本もやばい」ということです。
 感覚的には「このままでは長くない!」と思っている日本の介護保険制度ですが、ここ
 らでしっかり先まで見通してほしいものです。
 と言っても無理でしょう。
 年金から医療から破綻寸前ですから、そこまで手が回らないでしょう。
 
 文部科学省で大臣が「モデル事業をやめる!」と言いました。
 やめて結構です。
 何も国に指定してもらって、3年間だけやったってうまく続いたためしがありません。
 自立できることは「全部地方で」やりましょう。
 
 夕方晴れれば良いな!
 
             [e-mail] nishiha@po.across.or.jp
             [URL]   http://www.nishihara-shigeki.net
                    
  
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