第39号
【防災訓練開催中】 平成15年9月1日刊 |
西原茂樹のメールマガジン=================================================
★☆ 防災訓練開催中 ☆★
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平成15年9月1日(月)
暑い夏に逆戻りしたような天気です。
先ほど防災訓練から帰ってきました。
昨年は御前崎のマリンパークが県の主会場でした。今年は菊川町です。
わたしは、静岡空港建設地での訓練に参加しました。
静岡空港の完成はまだ先ですが、仮設でヘリポートができています。
これを使って患者の搬送訓練などです。
トリアージ(患者の重傷度)でどの患者から搬送するか決めます。
実践さながらですが、「足りないものや、人手不足がいっぱい」と看護士さんの意見。
ヘリコプターが来なかったり、仮設患者テントが突然倒れたりアクシデントもありま
したが、皆さん一生懸命です。
知事が、へりで到着して展望台へ。
できれば、患者搬送会場へ寄ってもらえればと思いましたが、マイクロで移動してし
まい寄れませんでした。
わたしは自衛隊の50人乗りの大型ヘリが到着したところで会場を後にしました。
ヘリポートとしての使い勝手は確保できました。
しかし「静岡空港」は空港です。なんとしてもジェットの一番機を目標どおりに飛ばし
たいです。
目 次
□ 記憶
□ 県のありよう
□ 1市3町空港を生かした地域づくりトーク
□ 榛南の海
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デイリー「ひとくちコラム」
http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
ひとくちコラムは毎日更新しています。
是非ご覧になってご意見をお寄せください。
静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
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□ 記憶
★子供と裏山
8月24日相良町中央公民館祭りが開催されて出席しました。
日ごろの公民館活動などの発表の場で毎年恒例です。
出掛けにおばあちゃんから「周の作品があるから見てきてね」と念押しの声。
「何飾ってあるんだ?」
昨日聞いたが「わからない!」と本人も知らない様子。
子供たちの作品は2階に飾ってあった。
「僕の秘密基地」と言う題名で、周の絵を見つけた。
大きな木の上に秘密基地がある創造の作品だ。
大きな太い木に登っていく方法は、わたしといっしょに一昨年の冬裏山で作った「はし
ごのぼり」方法だ。
最初の横に張り出したおきな枝には、ロープが巻いてある。
これもいっしょに作って遊んだ「ターザンロープ」だ。
その上にある秘密基地「小屋」は、お隣のおじいちゃんが裏山に孫のために作った実際
にある小屋だ。
いろいろなシーンがたくさん出ていた。
いっしょに遊んだことをしっかり身につけていることが父として単純にうれしかった。
★ 寿限無とおばあさん
近くの老健施設の納涼祭に呼ばれた。
どんなことやるのかなと思って入ると開会式。
時間があるんでと「少し長めにご挨拶を!」と言われました。
そこで「ふるさと」を3番まで歌いました。得意です。
「まだ時間ありますから」と更に言われて。
調子に乗って落語の「寿限無」のくだりを一節。
これは中学のときに全部覚えた。
最近はこれがリバイバルでヒットしているとか。
力んでやったが受けはよくない。
考えてみれば施設入居者は「痴呆」も入っている。
「しょうがない」自分を納得させる。
しかし話し終わって、あるお年寄りがニコニコわたしを見ているので横に腰掛ける。
「わたし知っているよ!ジュゲムジュゲムゴコウノスリキレ、ポンポコピノポンポコナ
ノ・・・」
「どうして知ってるんですか?」と聞くと
「80年前に聞いたのよ。16歳でお嫁に来て、須々木の商人宿へ噺家が来て聞きに
言ったんです」
98歳だと言うおばあちゃんは、わたしの話で80年前の記憶にたどり着いたのだ。
少し感動して話をしばらくさせていただいた。
記憶は、ある瞬間に「よみがえる」
わたしの話でおばあちゃんの青春の記憶をよみがえらせたと思っただけで、わたしも
うれしくなった。
そして話しているとおばあちゃんの顔に「色香」が戻ったように思えた。
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□ 県のありよう
難しいテーマですみません。
ここでは、結論じみたことは書きません。
しかし、この議論を少しまじめにするべきだと思います。
わたしは今、県の行財政特別委員長をしています。
一回目の委員会を8月上旬に開催しました。
テーマは、今までの経過とこれからの運営についてです。
議長からは「行財政改革に関する事項と広域行政に関する事項」について調査するよう
依頼を受けています。
委員からは、「合併に関したことをやるべきだ」と言った意見と、反対に「具体的な
行政改革の提案を」と言った意見が出ました。
わたしとしては、委員会終了後正副委員長とも話をして「合併・・」についてすこし突
っ込んだ調査をしたいと考えています。
具体的には、合併は確かに市町村がやることで県は直接には関係ありません。
しかし、県民の立場や市町村の立場で考えれば
「政令市ができれば県はどうなるの?」
「郡がなくなって、保健所は!土木事務所は?」
といっぱい疑問や不安があります。
わたしたち県会議員だってわらないことがたくさんあります。
そんなところをもっと勉強すべきだと考えるわけです。
★ 市町村の意見
そこで2年後に政令市になる副市長さん、4年後に政令市を目指す市長さん。
合併して大きくなる市長さんなど数人の方に聞いてみました。
「県のありよう?意見はありますか?」
聞いてみました。
「いっぱいあるよ。でも微妙なので言ったら怖い!なんてレベルの話もある。」
「意見は大いにある。県議会の皆さんがリーダーシップを取ってもらって大いに意見
を汲み取ってください」
市町村は合併に必死に取り組んでいます。
静岡や浜松は10年後50年後まで描けます。
しかし、当面の合併を考えているところはそれがない。
「市町村交付税が10年担保。合併特例債」夢がない話でも「やるしかない」
その挙句「やっぱりやめた」と川根町のようながけっぷち決断もでかねない。
「県は他人事じゃあないの!」
「政令市ができたら県は、今の60パーセントの仕事をどれだけの職員でやるのか?ま
さか現有でなんてことはないでしょうね」
あたりまえだが、具体策は見えてこない。
政令市にならないところは「将来像」を県とともに考えたいと思っている。
消防やごみ処理、病院などは大きな広域でやるべきだ。
しかし現状ではそれどころではない。
知事が出した「内政制度改革試案」の広域連合も「絵に書いたもち」状態だ。
県も合併の先に来るものを視野に「仲間に入るのは今」と思うのだが。
★ 具体的な議論を
知事は「11月ころまでには煮詰めた試案を出す」と言っています。
上から出すことも必要でしょうが、今の現状では「市町村の意見」を聞くことも大事だ
と考えます。
そこで、委員会で企画をしてみようと考えました。
ところがなかなか議会と言うところは「きまり」があって現実にそのような意見交換
をする場の設定ができません。
「参考人で出席はできるが、意見交換はだめ」
「過去に例がない」
「日程や調整が・・・」
そこで、ちがった形でできないか検討しています。
とにかく「政治マター」で議論がされることが大切です。
★ 榛南の合併は
御前崎市が正式に決まりました。
4月1日には伊豆市とともに新しい市ができます。
島田と川根・金谷もできるものと思っていましたが、先日突然崩壊しました。
なら島田・金谷1市1町かなと素直には行きそうにありません。
本川根と中川根は合併準備が進みます。
そこで残った相良・榛原・吉田で話し合いの場を持ちます。
まず長町さんがたが話をしていただけば良いのですが、町議会の議長さん、県会議員
も入ることにしました。
「県のありよう」もそのまま関係してきます。
広域行政(消防・ごみ。病院など)も関係します。
相良町は執行側でアンケートを実施しています。
吉田町は「合併した場合しない場合の試案」を作っています。
榛原町は町内説明会を実施しています。
それぞれ途中ですが、「場」を作って意見交換をする必要が多いにあります。
とにかく残された時間はほとんどありません。
どのような決断をするにせよ地域が団結して連合していく必要は変わりありません。
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□ 1市3町空港を生かした地域づくりトーク
30日の土曜日、1市3町空港を生かした地域づくりトークと題してシンポジウムが
開催されました。
ジュビロの前監督鈴木さんの話もさることながら、地元高校生の生トークが聞けると
言うことに興味がありました。
「事前に研修して、しっかりパンフレット読んで、現地見学してきました」だけあって
優等生な答えです。
「最初は環境問題で反対でしたが、環境対策をしっかりやっているので賛成です」は、
少し研修のしすぎ?
意見を聞いていて、今まで学校や地域で子供たちにしっかり話してこなかったと言う
事実が改めてわかった。
たぶん親たちはまだ考えが変わっていないかもしれないが。
「たくさんの知識、情報があって、それが判断材料になる」鈴木監督が言っていたこと
と重なる。
サッカーも空港もいっしょだ。
「ジュビロが好きな人?」に8人の高校生のうち1人しかいなかった。
それは考え物だが、事実をまずはっきりさせて解決に向かう。
高校生が「空港について語る」こんな企画は夢がある。
もっと話してほしい。
だって空港は「君たちが使う」
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□ 榛南の海
相良サンビーチの閉所式に出席しました。
朝の9時ですが、海岸には海水浴客がちらほら。
「こんな時期でも来るのかな?」と思ってよく見ると、外国人(南米系?)の方がたくさ
ん泳いでいます。
海岸の風景が異国情緒いっぱいです。
日本人はほとんどいません。
★夏の海
子供のころは夏海に海水浴に行くのは当たり前でした。
暑い砂浜はサンダルがなければ歩けませんでした。
砂浜は果てしなく続いていた記憶があります。
地頭方に浜の家があったことは覚えていません。
なぜか「国安海岸」に行った記憶があります。
相良や御前崎の海の家にも行ったような気がします。
すべて遠い昔です。
最近は、イベントのときにのぞくぐらいです。
海の家の利用が落ちている話を聞きます。
自動車で来て着替えして。時の移り変わりです。
★海に来る人が減った
理由はいっぱいあります。
レジャーの多様化。
プールなどの施設の充実。
子供が減った。
高齢化。
最近では、紫外線でガンになるから海には行かないほうが良い!
なんて理由まで出てくるようになりました。
少子化で海に来る人が少なくなったのは事実でしょう。
昭和40年代50年代は家族で来ました。
恋人同士で来ました。
その世代が減ってきました。
だから当時の恋人や家族、つまり今の50代や60代が海にくれば増えるでしょう。
でもムリでしょうね。現状では。
★海に親しむ
塩作りが盛んです。
昔の製法で作っています。
その際できる「にがり」が健康に良いとどこへ行ってもいただきます。
相良には「カメハメハ王国」があります。
磯枯れや海岸の保全など、カメを守る運動と同じ視線でがんばっています。
その皆さんの運動も「海と人のかかわりからの癒し」を教えてくれます。
王国祭には全国から来ます。
「海藻を育ててあわびを食べよう!」という企画を考えている皆さんがいます。
磯焼けで海藻がなくなりました。
復元の事業を進めていますが、「おいしいあわびを食べたい!」と言う気持ちが海藻の養
殖に希望を託そうとしています。
風力意発電施設がどんどんできています。
県の300キロワット、御前崎町の660キロワット、そして県の港湾で1950キ
ロワットです。
民間のNPOや企業でも計画をしています。風は、海のシンボルです。
★一年を通じて海に
健康を切り口にしてもう一度海に人を呼びましょう。
おいしくて新鮮な魚貝類はいっぱいです。
風や波の音は耳に心地よいでしょう。
きらきら輝く海と空は目に、香りは鼻に刺激的です。
砂浜をはだしで歩く!
小さなときのあの思い出が戻ってくるでしょう。
遠くふるさとを離れた「おじいさんやおばあさん」海岸を歩いてもらいたい!
こんなことかんげれば「海・海岸」は一年中すばらしい観光地です。
「グランドゴルフや海外旅行に行っている人」が海に戻ってくる可能性もあります。
ヒントは「グルメとロマン」です。
おいしい海の幸をいっぱい、健康志向をもっと取り入れて海岸に人を呼び込みましょ
う。
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暑い夏(冷夏)が終わりました。
明日は、議員総会や政調の勉強会が県庁であります。
「旅について」利用者の立場、観光産業の立場で研究をしてみようと思っています。
旅のスタイルがちがってきています。
「健康」を切り口にしていくつかの勉強会をやっています。
明日は、アロエとお茶で何かできないか!意気込みいっぱいの皆さんと県を交えて勉
強会。
健康条例の勉強会も先週開催しました。
議論は活発ですが、いざ条例となると一気にはいけそうもありません。
しかし約束したことです。
メンバーと頭を使って、汗をかいて物にしていこうとがんばります。
ほぼ毎日「一言コラム」更新しています。
「県会議員って、結構忙しいね!」
そんな声やら「健康に気をつけてね」と心配してくれる声が届きます。
でもこの更新が大事だと思っています。
そのうちに「放送局」的なものも夢ではないでしょう。
もっとも「見たい!」なんていうファンがいないことには・・・。
とにかく健康に注意して「秋の戦い」にがんばります。
今から、海岸に行って、焼津の会合です。
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