マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン

第41号  【浜岡原発は今!】  平成15年10月7日刊
 西原茂樹のメールマガジン=================================================
  
             ★☆浜岡原発は今!  ☆★
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                        平成15年10月7日(火)  
 朝刊に目を通しています。
 藤井総裁が解任へ!そんな記事が目に入ってきました。
 選挙の道具に!なんていってますが、もっと早く結論するべきだったと思います。
 
 吉田町に財務省から助役さんが来ます。
 こんな時期に、地方財政をどのような視点で見るのか。
 どんどん新しい政策を実施する田村町長の女房役としてどんな手腕を発揮するのか、
 期待します。
 
 秋の祭りが今週の土日と始まります。
 わたしのところは2年に一回屋台を出します。
 子供も楽しみに毎日太鼓や踊りの練習です。
 
 毎日毎日色んな出来事が連なって人生が出来上がっていく。
 今日もどんな人と会えるんだろう!そんな期待をして今から県庁です。
 今日は厚生委員会です。
 
 目 次
 
 □ 浜岡原発は今!
 □ 榛原郡の合併
 □ 茶業の偉人  逝く
 □ 国体セーリングで天皇杯と皇后杯獲得
 □ 教員の資格
 □ 新興宗教が高校生に広まっている?
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 デイリー「ひとくちコラム」
 http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
 ひとくちコラムは毎日更新しています。
 是非ご覧になってご意見をお寄せください。
 
 静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
 http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
 
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 □ 浜岡原発は今!(原発3号機稼動へ)
 
 昨日、浜岡原子力発電所安全等対策協会が浜岡町役場で開催されました。
 内容は中部電力からの1号機から4号機までの運転点検状況の説明と安全・保安院から
 の新制度説明でした。
 
 ★ 原発は今!
 
 1号機(停止)
 平成13年に配管の破断事故が起こってからずっと運転停止したままです。
 現在は、第19回の定期点検中。
 再循環系のひび割れは取替え予定です。
 
 しかし、シュラウドのひび割れは、追加調査で超音波探傷検査や、金属サンプルの採
 取とさらに検査継続。
 高経年化に対する技術評価のために原子炉内点検を実施予定とのことで、まだまだ運
 転再開には時間がかかりそうです。
 
 2号機(運転)
 現在営業運転中。
 
 3号機(停止)
 昨年9月20日から自主点検〜定期点検と止まっています。
 再循環配管のひび割れの兆候については取替えが完了して、応力緩和措置(大きな配管
 を冷却している)をとっています。
 
 シュラウドのひび割れについては健全性評価をやって国に報告しました。
 評価「5年後においても、想定される最大の地震M8.5が起きた場合でも強度を維持
 できる。」
 国からは「評価は妥当。直ちに補修などの対策は必要ない」と言うことで見解をもらっ
 ています。
 
 もちろん「今後の適切な頻度の点検の実施、もしひび割れが進むようなら、十分な構
 造強度を有するうちに、補修対策を講じること」
 が条件です。
 4号機(運転)
 9月3日より営業運転中。
 
 ★ 原発の耐用年数?
 
 片山審議官から説明がありました。
 彼は県庁でもよく説明に来てくれます。
 とっても歯切れが良くて、卒がない説明に脱帽です。
 
 原子力政策の転換を説明しました。
 安全規制の新制度ですがここでは省略します。
 
 質疑で
 「今まで耐用年数が、30年とか言ってきた。この間までは40年ぐらいだと言う。最近
 の中電の説明ではアメリカでは60年だと言う。一体何年使い続けるつもりか」
 「原発を廃止にするのは、検査か?それとも直すのに莫大なお金がかかる事故がおき
 たときか。どういう段階で廃炉なのか」
 
 答え
 「何千年(確かにこう言った)使えるものではない。少しづつ古くなっていくのでそこ
 を発見して対処していく。ルールを決めて、点検補修、安全を確認していく。これが
 根本だ」
 「30年たったものは、点検をもっときちっとやる。長期保全計画を立てて一歩一歩安全
 を確認していく。」
 
 質問した方が「安全ならいつまででも使うんですね!」と確認していました。
 今までは、耐用年数とあいまいな言い方をしてきましたが、この説明のほうがよっぽ
 どすっきりします。
 
 人間も耐用年数は、幅が広い。
 事故があれば死んでしまうこともある。
 50歳ぐらいといわれた寿命が今では80歳だ。
 110歳まで生きる人もある。
 
 要は点検して、直して、使うということだ。
 耐用年数という曖昧さに今まで勝手に振り回されてきたけれど本音はここにある。
 こちらも心してチェックをしていかないと!
 
 ★ 地震に大丈夫?
 
 「最近地震が多い。
 確かに建物は大丈夫かもしれないが、中の配管などは本当に大丈夫か?」
 そんな質問が出た。
 
 答え
 「地球の未知の物には尊厳をもっている、軽視しない(地震に対して)。わからないも
 のも織り込む。
 M8.7という数字が出たが、距離があるので現状のM8.5の想定で問題ないと想定
 している」
 
 確かに、重要度分類で分けて配管の工事が行われていて、特に重要なところは大丈夫
 (外部に漏れない)ということだ。
 しかし逆に言えば「ここまでくれば壊れるものもある!」ということだ。それも説明す
 べきだろう。
 
 ・東海地震はどうして起きるの?
 ・浜岡原発は東海地震がおきても大丈夫ですか?
 ・浜岡原発の地盤は大丈夫ですか?
 ・どんな地震対策をしていますか?
 ・津波は大丈夫ですか?
 
 こんな疑問を持っている方は
 http://www.chuden.co.jp/torikumi/atom/fr_jishin10.html
 ★ そして3号機は稼動へ!
 
 会の終了時点で本間町長から「3号機稼動」の賛意を求める提案がありました。
 スケジュールどおり満場とまではいきませんが、拍手で認められました。
 安全に!それだけです。
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 □ 榛原郡の合併
 
 ★ 地頭方の分区
 
 地頭方地区を分区して御前崎市に。
 そんなニュースが9月25日の静岡新聞にのりました。
 
 その数日前に
 「県議が県と話して地頭方の分区を計画しているのではない?」
 びっくりしましたがそんな話がありました。
 「そんなことはない!」と笑っていましたら、新聞です。
 
 地頭方の分区は以前も話題になりました。
 中学校は御前崎ですし、気持ちはよ〜くわかります。
 若い人たちも「絶対御前崎市がいい!」が結構多いです。
 
 でも現実は、分区は「相良町議会の議決」が必要です。
 今の現状では無理です。
 今まで、だんだん大きくなってきた自治体です。
 「切って分ける」のではなくて「大きくなってくっつく」で進めましょう。
 
 10月1日に開催された地頭方地区協議会では色んな意見が出ました。
 わたしは「9月7日に吉田・相良・榛原の町長議長さんに集まってもらって3町の土俵
 を作った。これで合併協議を進めていくのが良い!」
 この意見が地区の意見としては多かったと思っています。
 
 ★ 榛南3町
 
 ようやく3町の動きが見えてきました。
 水があって財政力がある吉田、空港という将来の夢を持つ榛原、そして工業生産力で
 町の部県下一の相良、3町は魅力です。
 ここ数ヶ月の紆余曲折はありましたが、遅れ挽回で「合併協議」を進めていってほしい
 です。
 
 言いだしっぺはしましたが、なかなか正式協議の場に参加できないのが県会議員です。
 しかし、ここは時々仲間に加えてもらって県政の立場から意見を言って行こうと思い
 ます。
 特に「内政制度改革」で「広域連合」といった秘策を持った知事の考えを是非反映さ
 せて
 いきたいと思っています。
 
 多くの方々が、成り行きを注目しています。
 情報を公開して判りやすい議論をしていってほしいです。
 
 ★ 榛北
 
 決まりました。
 本川根と中川根が合併に向けて協議を始めます。
 いろんな意味で大変な選択ですが、決まったからにはがんばってほしいです。
 応援もします。
 
 ただ川根町が1町では。
 議会がアンケートをとる予定ですが、早くしないと間に合いません。
 もう一度島田金谷は・・・。
 
 土曜日に川根の河野町長さんが相良に来ました。
 「大井川の清流を守る・・・!」
 たとえ榛原郡がいっしょになれなくても、川に清流を取り戻す運動はいっしょにでき
 ます。
 ★ 県の事務所と県会議員の選挙区は
 
 御前崎土木で御前崎市と相良・榛原・吉田を管轄する予定です。
 あとの行政センターと農林事務所や健康福祉センターは「西」が担当します。
 警察は、どうも市を分けて担当しそうですが。
 
 当面1年だけの経過措置です。
 1年後には全部が大合併ですから、県のあり方も含めて大きく変わります。
 
 県会議員も議会に選挙区等特別委員会ができました。
 来年の2月議会には決まります。
 御前崎市と伊豆市ができるので基本的には「1人区」が。
 
 そこで、ルールで行けば「榛原郡の現在3人が2人になって、御前崎市が1人」です。
 しかし、誰も今の県議会議員で御前崎市に住んでいる県議がありません。
 「西原が近いから」というのは理由になりません。くじ引きで担当県議が決まります。
 
 原則はそうなります。
 しかし3年後には、再び選挙区が大幅変更です。定数も見直す可能性があります。
 一人区なら県議は「地元御前崎市から」の方が良いです。
 
 そこで、今浮上している案は「当面の間(平成19年3月まで)は御前崎市と榛原郡(あ
 るいは小笠郡も)を任意合区にする」という案もあります。
 つまり、現状のままで行くということです。
 わたしは、この選挙特に入っていません。
 自分の身の振りはルールに任せます。
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 □ 茶業の偉人  逝く!
 
 原間明良さんがなくなりました。
 まだ64歳と言う若さです。
 わたしと平成3年の県議選で戦いました。
 わずか11票の僅差でわたしが当選しました。
 先輩の胸を借りると言う選挙でしたが、運がわたしに味方してくれました。
 
 原間さんはその次の4年後は町長選挙に出ました。
 わたしはこの時も彼と反対の側でした。彼はここでも勝つことはできませんでした。
 ずっと政治的には、相対する形でしたが、農業関係で特に茶業での原間さんの活躍は
 大変大きなものがあり尊敬していました。
 
 4月の町議選挙のとき、地元の片浜での出陣式でいっしょになりました。。
 大勢の前の挨拶で
 「西原君ともいろいろあったが、一生懸命彼もがんばって応えてくれている。良かっ
 た」
 とわたしにとっては、大変うれしい激励をいただきました。
 ありがとうございます!心のそこからお礼を言いました。
 
 ずっとわずらっていた喉頭がんから転移したそうです。
 土曜日の夜お悔やみに行ってきました。
 
 交友関係の深さを物語るように大勢の方が見えていました。
 原間さんのがんばりに
 「ごくろうさまでした。そしてありがとうございました。」
 今のわたしがあるのはあの時があったからです。
 ご指導ありがとうございました。安らかにお眠りください。
 合掌!
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 □ 国体セーリング競技大会で天皇杯と皇后杯獲得
 
 前回のメルマガを書いた時点が「明日から国体」でした。
 ずっとさぼっていたんでいまさら国体とも思いますが、感動を書き留めておきます。
 
 ★ 御前崎に国体ヨット誘致
 
 平成5年に四国へ国体を見に行ったのが最初です。
 「御前崎へヨット競技を!」
 
 何もわからない中で熱海とか他地域との綱引き。
 ちょうど御前崎港の港湾計画の改訂時期でマリーナ建設や新岸壁建設とセットと考え
 ていました。
 必死の根回しと努力。
 そして決定。
 
 平成9年からマリーナなどの建設が始まりました。
 厳しい財政ですが「国体があるから」と予算付けは順調にいきました。
 
 9月13日秋篠宮様が御なりになった「地頭方海浜公園」は漁協の組合長から「原発
 の排出土を使った丘を作りたい」と言う提案からでした。
 規制をクリアするのにあらゆる手段を使って、行政がやれば10年近くかかる仕事を
 1年半でやってしまいました。
 
 ★ ソフトは!
 
 相良高校にヨット部を作ることからはじめました。
 今回入賞した渡邉みきさんに指導者として来てもらいました。
 残念ながら、三ケ日高校の壁を崩すことはできませんでしたが、成長が望めるクラブ
 になりました。
 
 役場職員もヨットができます。そんな採用がありました。
 ヤマハから出向もしてもらいました。
 なんといっても職員の皆さんの意気込みがありました。
 
 ボランティアの住民パワーも決めてです。
 相良御前崎の全区がそれぞれの県を分かれて分担して応援しました。
 最初は戸惑っていた漁協の漁師さんが「ヨットのルールは任せろ!」プロ並みになりま
 した。
 
 漁協の組合長さんが「こんな大会をまたやりたいね」
 お礼に行った先で伺いました。
 「来年の会場、埼玉に漁師いなけりゃあ、応援に行ってやろうか?」うれしいです。
 
 ★ 課題は。
 
 日本セーリング連盟の山崎会長から閉会式で
 「御前崎はすばらしい会場!これからの利用に期待!協力する!」と本当にありがたい
 挨拶をいただきました。
 それぞれの県の皆様からも「御前崎はすばらしい!」絶賛されました。
 
 これからです。
 来年からマリーナの供用を開始します。
 せっかくこれだけ認知された会場です。
 水辺教育、セーリング競技、マリーナ基地。可能性はいっぱいです。
 
 しかし課題もこれまたいっぱいです。
 管理運営主体が決まっていません。
 何隻の係留か。
 費用はいくらか。
 教育は。
 
 土木事務所だけではなくて、地元教育関係者、漁協関係者、セーリング関係者みんな
 で考えます。
 参考に「宮古」という話も聞きました。
 NPOによる管理は「利用者の声」という意味で検討に値します。
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 □ 教員の資格について
 
 教育関係の方から意見をいただきました。
 どなたかこの意見に対して同感!反論!
 ありましたらお願いいたします。
 
 ・・(前略)・・・長年ずっと言い続けていたことなのですが、教員免許が終身有効と
 いうのは、この際、見直したらどうでしょうか。
 5年あるいは、7年ごとに更新しなければ失効するというのはどうでしょうか。
 それについてどのような要件を満たすべきなのかということは、いろいろ案はありま
 す。
 
 ただ、教員免許は、交付が地方自治体であるのですから、その気にさえなれば、改革
 は県単位でできるはずです。
 教育委員会の方と時間をかけて話せれば、もっと納得いく説明ができると思います。
 西原さんが議員立法で出してはどうでしょうか。
 
 住民は、終身免許はおかしい、と常に思っていますから。
 先日も大阪でしたか、分限処分を受けた数学の教員のことが新聞に出ていました。
 そんな教科指導もまともにできない人間が偉そうに、若造のときから「先生、先
 生。」と呼ばれ続けているから、この国の子供たちがおかしくなってしまうんですよ。
 まず、教科指導、それができての生活指導、そして余力があればクラブ指導です。
 クラブ指導は、専門のコーチをうまく雇うという方法が最終的にはよいと思います。
 私も、ある高校で英語教員をしていたときに、そういう方法で、それなりにうまくい
 きましたから。
 もう25年ほど昔のことですが。・・・・・・(後略)・・・・
 
 今議会でも教師の資格や能力についていろいろな意見が出ています。
 教員養成、教員採用、教員研修どれをとっても課題が多そうです。
 教員養成は範疇外ですが、採用と研修はわたしたちの及ぶ範囲です。
 
 教育改革の一環で、三位一体もあることですから少し突っ込んで勉強してみます。
 皆さんのご指導をよろしくお願いいたします。
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 □ 新興宗教が高校生に広まっている?
 
 先日の全国高等学校PTA連合会の会長会議の席です。
 高知県の会長から緊急提案がありました。
 「顕正会」といって宗教団体らしいものが高校生の間ではやっている。
 チェーンメールのように「入らないと不幸になる」と言って布教しているようだ。
 入会金は500円と安いが、寄付活動の強要があって後が怖いそうだ。
 1月には全国大会もあるという。
 
 その後ある会長さんからこんなメール連絡をいただきました。
 
 ・・・・・西日本と東京では、高校生に狙いを定め、説法活動しているようです。
 地震をメインテーマみたいです。ひどいところでは学校で、50人信者になったとか、
 校長をつるし上げた、とかです。沖縄・高知・東京みたいです。
 飛び火しながら動きます。
 宗教ですから、賛成反対しにくいですが、とりあえずこういう現象がでている、とい
 うことを収集して、出していきます。・・・・・
 
 何か情報がありましたらお寄せください。
 
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 少したくさん書いてしまいました。
 まあ、読んでもらおうとすればもっと簡潔にですが、書き留めておこうと考えると長
 くなります。
 
 でもこの一連のメルマガ、書くのに意外と時間がかかっていません。
 昨日の夕方6時から9時の3時間でまとめました。
 したがって、多少荒っぽい表現はお許し下さい。
 
 今後の予定。
 今日から3日間は議会委員会です。10日は第2選挙区事務所開き(藤枝)。
 11日〜12日は地元八幡神社のお祭りです。
 13日は下岬、14日は大山の老人会で講演。
 16日が議会閉会です。
 
 すっかり朝夕が冷たくなりました。
 健康には注意しましょう。
 
             
             [e-mail]  nishiha@po.across.or.jp
             [URL]   http://www.nishihara-shigeki.net
                    
  
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