マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン

第44号  【榛南地域の合併は】  平成15年12月1日刊
西原茂樹のメールマガジン=================================================
  
 
             ★☆ 榛南地域の合併は ☆★
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                      平成15年12月1日(月) 
  
 イラクで二人の参事官が殺害されました。
 さまざまな見解が示されていますが、とにかく日本の外交官が殺害されたわけです。
 卑劣なテロに憤りを感じると同時に、お二人のご家族に心からお悔やみを申し上げま
 す。
 
 早速奥参事官のホームページをのぞいて見ました。
 インターネットで「奥参事官」と検索すればトップで出てきます。
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/staff/iraq/index.html
 
 毎日イラクでの出来事を随想風に書いてきています。
 ちょっとしたデジカメの写真にも彼のイラクに対する細心の気持ちが読み取れます。
 パンのことを記述した数日前の文章を読んでいて涙が出てきました。
 
 最後の記述はイタリアの部隊の事が出ています。
 「12日に、伊軍警察Carabinieriの根拠地が自爆テロに見舞われ17名の仲間を失ったば
 かりですが、スターノ旅団長以下1500名のササーリ旅団は、ルーマニア軍とともに
 ナーシリーヤでのパトロールを強化するなどして、今まで以上にイラクの復興に取り
 組んでいくそうです。 」
 そう結んでありました。
 11月21日です。
 
 テロに屈してはならないと思います。
 もちろんアメリカが正しいなんて思っていませんが、あの同時多発テロ以来の一連の
 事態の中で捉えるべきです。
 早期に「国連」全体での連携に切り替えるべきですが、現実的にはこの方法しかないと
 思います。
 ★海外視察報告です。
 県議会の調査団として11月11日から20日までフランスとスペインに行って来ました。
 報告記の責任は西原茂樹にあります。正規な報告は県議会から出ます。
 http://www.nishihara-shigeki.net/4_report_2003_11_25.html
  
 目 次
 □ 榛南3町の合併について(吉田町で今日開催ー最終協議)
 □ ビタミンの日  12月13日
 □ 石川知事の内政制度改革
 □ 高校生の親を対象にした就職問題セミナー
 □ 谷川俊太郎さんと相良小学校
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 デイリー「ひとくちコラム」
 http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
 ひとくちコラムは毎日更新しています。
 是非ご覧になってご意見をお寄せください。
 
 静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
 http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
 
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 □ 榛南3町の合併について(吉田町で今日開催ー最終協議)
 
 相良町、榛原町、吉田町3町の合併についての協議会が今日6時から吉田町で開催され
 ます。
 今まで榛原町と相良町で開催されてきて、今日が最後です。
 
 21日に相良町で開催された協議の様子を聞きに行きました。
 少し遅れていきましたが大体内容はつかめました。
 議論を聞いていて、問題点はほとんどないと感じました。
 
 問題があるとすれば「人と人の関係」みたいなところが一番のポイントのようです。
 ところがこれが意外と合併の協議ではネックにと言うかポイントになります。
 島田と川根の協議がうまくいかないことやそのほか近隣の例を見ても考えられます。
 
 ★ ポイント1
 ポイントの一つは、合併シュミレーションです。
 吉田町では田村町長が「合併しない場合の財政シュミレーションを」と言っています。
 つまり、そのまま予定通りに、住民の希望や今までの仕事をそのままやっていくとど
 うなるか。
 それを吉田は数ヶ月費やしてつくって検討した。
 
 それと同じ手法で相良と榛原が造って「やっぱりとてもやっていけない」と理解してか
 ら、(最近では同時にでも)合併の協議に入るべきだ。
 と言うわけです。
 相良も榛原も県の標準的なシュミレーションをやっています。
 しかし、それではだめだと言うわけですが、「裸になってやるから」と言う榛原町長さ
 んの気持ちがすべてで良いと思います。
 
 違いがあるのは、当然です。要は隠し事無しでやると言うことです。
 したがって、合併シュミレーションは「やる」と言うことで時期については協議会成立
 後ということで良いと思います。
 
 ★ ポイント2
 「法定協議会イコール合併ではない。」
 これは正しいと思います。
 わたしは西東京市の市長さんと話をしましたが、法定協議会を作って新しい市の姿を
 描いてそのあとで両市でそれぞれ「住民アンケート」を実施しました。
 住民投票とほとんど同じです。
 
 住民投票ではなくて「議会で決定」でもちろんかまいません。
 それ当然かもしれませんが、わたしは住民投票条例を県で審議するとき「合併の可否は
 住民投票になじむ」と言う見解でした。
 もちろん、住民に判断基準がしっかり示されてのことですが。
 
 今のところ吉田町で、町長がその意向です。
 しかし、議会の判断があります。
 住民の気持ちもあるでしょう。したがって、今回はここのところは深く言及されない
 でしょう。
 
 ★ ポイント3
 法定協議会の離脱。
 そんな脅し文句もあるでしょう。
 しかし、公開で十分審議されれば一気にそんなことはないはずです。
 選ばれる委員の皆さんに期待します。
 
 ★ ポイント4
 公開で。
 わたしも訴えてきましたが、町長さんがたがすばらしい形でやっていただいておりま
 す。
 誰でも聞きにいける。
 密室でない議論に、大いに期待します。
 公開の説明責任に絶えられる法定協議会になることを。
 
 同じ意味で是非「法定協議会だより」を発行していただきたいと思います。
 どの町の住民にも同じ情報が伝わるように。
 
 とにかく今日の会議に注目です。
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 □ ビタミンの日  12月13日
 
 ビタミンの日のPRに一生懸命です。
 昨日、ビタミンI(愛)の選考原稿がメールで届きました。
 選定委員の方々が、これから5点に絞り込みます。
 大人の方の中に「ほろっ」と来るものが何点かあります。
 
 子供たちは例年のように相良町の小学生と中学生です。
 もっと子供たちが参加してくれると・・・・と言っても選考が大変でしょうが。
 と事務局のことを心配しています。
 
 http://www.at-s.com/bin/even/EVEN0030.asp?event_no_i=M900295838
 http://www.at-s.com/bin/even/EVEN0030.asp?event_no_i=J469514226
 ビタミンI(愛)は締めきりですが、イベントは来週の月曜日からです。
 是非行ってみて下さい。
 尚、13日の講演会は、ビタミンPQQの発見者 笠原和起氏にお願いをしました。
 緑茶協会などとの共催ですが、ビタミン関係のネットワークがさらに広まっていけれ
 ば良いです。
 当日笠原氏は、鈴木梅太郎博士顕彰会の表彰式にも出席してミニ講演をします。
 
 NPOビタミンネットワークが立ち上がって2年です。
 これからが正念場がんばりましょう!
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 □ 石川知事の内政制度改革
 
 28日議会終了後、知事から「内政改革研究会報告」が示されました。
 昨年の12月に知事が発表した私案に肉をつけたものです。
 
 ★ なぜ研究を発表したか。
 
 三位一体や合併、分権が叫ばれて突き進んでいる。
 踊っているが、基本的に抜け落ちているものがある。
 国から地方に、権限と財源が委譲されると言うが、本来は「国と地方で仕事をどう分担
 するか」
 それが抜け落ちている。
 
 先日ヨーロッパのフランスで見てきたとおりだ。
 http://www.nishihara-shigeki.net/4_report_2003_1125_2.html
 
 つまり知事は「片手落ち」と言うわけだ。
 
 マスコミも悪い。
 国と地方の財源争いみたいに報じているが、議論の本質を矮小化している。
 そして知事は「この報告書はラフスケッチだが議論のたたき台にしてほしい」
 として説明を始めた。
 
 ★ 果敢に挑戦
 
 国全体で「わー」っとやらなければいけないだろう。
 しかし、そういうわけにも行かないので、どこかで小規模でもやってみる。
 それがきっかけになればと言うことで、静岡県で果敢にやっていく!
 
 ★ 国がやるべきこと。
 
 ○三つ上げる。
 
 1.監視・監査機能の強化。
 2.有事法制に伴う国の防衛体制の整備
 3.外交機能の強化
 
 ○徴税一元化
 
 これも面白い。
 今までは、町で、県で、国税で集めるところが全部ちがう。
 面倒だ、いっしょでやれば無駄がない。
 
 そんな議論したこともなかったが意外と重要だ。
 フランスでは一元だ。
 国が集めて、支払いもする。
 町や県は「支払伝票」を国の出納に回すだけだ。
 
 ○国の出先を地方へ委譲する。
 
 国の行政改革も進むし、地方の活力が増す。
 
 提案はラフスケッチだが、是非実現してほしい。
 でもこれって、誰がどこで実現させるのか。
 国会議員しかいないが、知事はどう具体化しようというのだろう。
 
 ★ 広域連合
 
 知事はここに力を入れた。
 わたしも何度か今までに質問をしてきた。
 
 はっきりと研究会の報告書の中の地図には「志太榛原・中東遠」がくっきりと同じ線内
 に引かれている。
 浜松政令市と静岡政令市の間の地域間格差を解消するには「これしかない」というわ
 けだ。
 
 「県もはいる!」
 はっきりとそう言った。
 わたしも今まで、それを積極的にやるよう言ってきた。
 広域連合のリーダーシップを県がとると言うわけだ。
 
 「広域連合の議員や長は公選で」
 これも責任の所在がはっきりしていて良い。
 フランスでもそうだった。財源の委譲もある。
 「兼職ができるシステムで、市議や首長も県議も可能です」
 シティーマネージャー制度も考えられる。
 
 ★ 具体性と時期は
 
 本当はもっと早くほしかった。
 合併で苦労している自治体といっしょにこの議論をしたかった。
 
 しかし、今からでも遅くない。
 合併特例債と市町村交付税の担保などというにんじんにつられないように本質論議を
 しておこう。
 できれば知事とこの件についての勉強会を開催していきたい。
 
 時期は、可能なところはやっていくと言う方向で良い。
 特区でも可能だろう。
 小泉さんは北海道を特区でやってみたいと言っている。
 
 日本をよくするために、地方から国を変えて行きましょう!
 知事の声かけに「同調」します。
 
 ★ 余談
 
 さて合併特例債について何ができるか、よく道路の話しになります。
 県道での整備は、財政難でさらに難しくなります。
 そこで、市町村道に格下げ(?)します。
 
 もちろん今まで県道だったが、全部その区間が市内という条件付だが。
 その場合、特例債を一気に使って道路整備ができる・・・と言うものです。
 さて可能でしょうか。
 
 もちろん後々の管理から何から市の負担ですが。
 どなたか教えてください。
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 □ 高校生の親を対象にした就職問題セミナー
 
 副題が「今日の若年者就職問題について考える」です。
 会場は静岡市民文化会館でした。
 
 http://www.shizuokarodokyoku.go.jp/syokuan/antei/pdf/hogosha.pdf
 わたしは全国高Pで進路委員会の所属しています。
 その中でもフリーター問題や現下の雇用情勢の悪化についてはさまざまな取り組みが
 なされてきました。
 
 しかし問題は親のかかわりにもあります。
 わたしたちの就職のころと今ではまったく環境が変わってきました。
 当時は終身雇用の下、職業教育は会社へ入ってからでした。
 そしてずっと会社が面倒を見てくれました。
 
 今は「やめたいならどうぞ!」離職率が非常に高いわけです。
 子供の側も、親の側も「やりたいことはほかにある。
 何とかなるさ」といった簡単な気持ちでフリーターになっていきます。
 
 そんなテーマでシンポのパネラーになりました。
 やはり親の「小さなときからの自立心を育てる教育、しつけが大切です」
 そしていつでも相談相手になってやる。
 ★ 責任の先送り
 
 高校では就職が厳しければ、大学屋専門学校へ子供を送ろうとする。
 大学も、就職できないから子供たちは「大学院へ」行こうとする。
 両者の意向が合致するわけだが、実は企業も大学院を出てようやく使い物になると考
 えている。
 最近では、博士課程でないと使えないと言われているようだが。
 
 親も子供任せ。
 ここのところが問題だ。
 将来の年金や老後問題は実にこの世代の今後にかかわっているのだ。
 
 ★ 高校生の大量採用時代到来?
 
 数年すると高校生など若年雇用に明るい兆しが見られますよ!
 うれしい話を聞いた。
 
 実は団塊の世代が大量に退職する。
 彼らは(わたしも入りそうだが)高校生の3人から4人分の給料を取る。
 だから、技術の継承などといった理由で企業では、「余力が生まれた分」若年者の大量
 雇用に踏み切ると言うわけだ。
 
 しかし、その際採用される可能性がある生徒に育っているかどうか。
 問題は、これからのキャリア教育に教育現場が応えていけるかが問われる。
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 □谷川俊太郎さんと相良小学校
 
 谷川俊太郎さんと長い時間をごいっしょさせていただきました。
 と言ってももちろん二人っきりというわけではありません。
 相良小学校の校歌を30年前に作詞したのが谷川さんです。
 記念に22日に谷川さんが相良小学校に来ました。
 
 ご前中は校歌を作った当時の思い出。
 当時の小学生がたくさん集まって思い出を語り合っていました。
 わたしも覚えています。小学校6年のときに合宿か何かで宿泊に来たことを。
 懐かしかったです。
 
 谷川さんとお昼ご飯をいっしょに食べました。
 色んな話をしましたが印象に残ったことはこんなフレーズです。
 西原「谷川さんは詩を書くとき手書きですか」
 谷川「パソコンです!」
 西原「・・・・・」(イメージが多少・・)
 
 西原「パソコンで何が変わりましたか?」
 谷川「今まで原稿用紙が20文字だったのが、ワープロやパソコンで35文字ができる
 ようになって長い文章になりました」
 西原「でも手書きって、記念になってよく文豪の直筆ってあるんですよね!」
 谷川「何十万になるんですよね。手塚修さんの鉄腕アトムの原稿あります。でも自分
 のって自分にお金来ないんですよね、持ってても」
 
 とっても愉快な方だってことは子供たちを前にした体育館での詩の朗読でした。
 太鼓、おなら、かっぱ、かえる、さる、ばか、10匹のねずみ、・・・。
 小林先生(周の3年生のときの担任)の太鼓やトロンボーンの伴奏が巧妙にマッチして
 いたりしてすごく良いのりでした。
 
 子供たちは、チンチン、ウンチ、グチグチ、ゴイチャゴチャ、ネチネチ、擬態語やリ
 ズムに大歓声です。
 詩を声を出して音といっしょに歌う!
 感動の伝わりが何倍にもなります。
 最後の「朝のリレー」に涙が出てきました。
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 梅雨時みたいな雨でおかしな天気です。
 今日から議会が始まります。
 今から出かけますが、師走に入りました。
 交通安全に気をつけて12月を元気に乗り切りましょう。
        [e-mail]  nishiha@po.across.or.jp
        [URL]   http://www.nishihara-shigeki.net
                    
  
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