マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン

第48号  【静岡県たばこから健康を守る条例(仮称)】  平成16年1月30日刊
西原茂樹のメールマガジン=================================================
   
   
          ★☆ 静岡県たばこから健康を守る条例(仮称) ☆★
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                           平成16年1月30日(金)  
  寒さがゆるんきました。
  裏山のしだれざくらの枝につぼみがたくさん見えてきました。
  少し膨らんだのかなと思えます。
  今日は午前中は家でメルマガを書いています。
  お客さんも来る予定です。
  
  昨日までは予算関係で県庁はあわただしかったです。
  今年は自民党関係も議会関係も役職についていないのでその面では若干手持ち無沙汰
  です。
  しかし、行財政対策特別委員会委員長として、健康条例策定座長としてはここのとこ
  ろ忙しいです。
  
  今日は午後から御前崎グランドホテルのメロン決起大会。
  静岡で建設関係の会合とあります。
  昨日までは夜の部も忙しくて少しアルコールが効きすぎましたので、ここしばらくは
  控えます?
  とにかく健康第一ですから。
  ★海外視察報告です。
  県議会の調査団として11月11日から20日までフランスとスペインに行って来ました。
  報告記の責任は西原茂樹にあります。正規な報告は県議会から出ます。
  http://www.nishihara-shigeki.net/4_report_2003_11_25.html
  目 次
  □ 健康条例が静岡県たばこから健康を守る条例(仮称)になるまで
  □ 大井川の目的外使用問題
  □ 職業教育について
  □ NPO日中環境経済中心の企画
   
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  デイリー「ひとくちコラム」
  http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
  
  ひとくちコラムは毎日更新しています。
  是非ご覧になってご意見をお寄せください。
  
  静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
  http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
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  □ 健康条例が静岡県たばこから健康を守る条例(仮称)になるまで
  
  一昨年の6月ころだったと思います。
  副議長室に一人の大学の先生が訪ねてきました。
  近くの養護の先生が私の妻を介して紹介してきた方でした。
  
  彼は、たばこが子供に与える害について熱心に私に訴えました。
  和歌山県が全県下学校敷地内禁煙に踏み切ったこと、子供病院でも先生がこどもの卒
  煙外来に取り組んでいることを聴きました。
  すぐに、健康増進室と教育委員会の体育保健課に来てもらって話を聴きました。
  「学校では先生の意見があるからすぐには無理!」でした。
  それ以来、たばこの害についての勉強会や和歌山県の高P連会長の話などさまざまな機
  会に調べました。
  
  私は平成7年、がんセンターを構想するときの委員でした。
  現在の総長である山口さんは「がんにならないためにはたばこをやめるべき!」断言
  しています。
  平成7年の厚生委員長のとき委員会を禁煙にしたことを覚えています。
  
  私はもちろんたばこは吸いません。
  でも今までは吸う方に対して寛容でした。
  社会通念で「やめてくれ!」と言って人間関係を悪くしたくないので「しょうがな
  い!」苦痛をおいて「がまんしてきました」ニコニコして。
  
  しかし、さまざまな学びの中で結論付けました。
  たばこから健康を守る。
  このことを訴えていこうと。
  
  ★PTAとして
  
  高校PTAと私学PTAは比較的理解を早く得ました。
  もちろん議論はたくさんありました。
  時間がかかったのは県P(小中)でした。
  
  女性の会長さんは熱心でしたが、副会長さんと他の方にヘビースモーカーがいたよう
  です。
  それでも、3月までに解決して合同で教育長へ学校内完全禁煙化を養要請。
  http://www.hs-pta-shizuoka.net/kinen.html
  
  ★議員として
  
  健康条例については当初熱心ではありませんでした。
  熱心な当局に対して「健康一般理念的」健康条例は創るべきでないというのが私の考
  えでした。
  しかし、公衆衛生の先生方と話をしていく過程で「たばことかエイズに特化した効き
  目がある条例」か「がんとか心臓病など成人病対策」など関心がある条例ならインパ
  クトがある。と考えるに至りました。
  
  あまり広範囲で理念的だと造るだけで意味がありません。
  衆議院の選挙で中断されましたが、要綱作りをして検討会を持って現在に至りました。
  来週の3日に勉強会をやって皆さんの意見を聞きます。
  できれば専門の先生に来ていただいて、基本的なたばこの害を認識してもらうつもり
  です。
  http://www.nishihara-shigeki.net/4_report_2004_01_13.html
  
  ★これから
  
  県庁内は禁煙が不完全です。
  どこまでやるかはこれからですが、喫煙コーナーは設置できません。
  喫煙ルームは、かなりの設置費用がかかります。この議論も重要です。
  
  そして問題は議会棟です。
  議員控え室や総会室等は禁煙にすべきだと思いますが、喫煙派の抵抗は・・・。
  しかし、これをクリアしないと条例は出せないと思っています。
  喫煙の方々には、自ら率先垂範を示してほしいです。
  
  初めての自民党提案の条例です。
  できれば各会派で事前に勉強会をやって練った上で出していきたいと思っています
  が、会派内での意見調整もあります。
  その辺かこれからでしょう。
  
  エイズも3月以降はじめます。
   
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  □ 大井川用水の目的外使用問題
  
  先日大井川の水利用などを視察しました。
  結構寒風が吹いていましたが、お天気で大勢の議員や土地改良区の関係者が出ました。
  
  ★ 大井川の農業用水が工場や飲料に使われた?
  
  20年以上昔のことです。
  私は水道関係の仕事をしていて掛川の水道事務所へ行きました。
  そこで掛川市の水道の水源にびっくりしました。
  
  水源はどこですかと聞くと、担当が裏の池をさして「ここです」と言うのです。ため
  池です。
  「ここからいくらでも水が涌んです」不思議でした。
  後で聞くと、大井川から来る農業用水をこの池に入れている、どうもあまりおおぴら
  にはいえないらしいということでした。
  
  でもそのとき感心しました。
  へ〜!有効利用していて良いじゃない!
  掛川市では浄水道、大須賀、大東、小笠などでは工業用水に使用されていました。
  これがいわゆる「目的外使用」と言われて問題になったものです。
  
  ★ おかしいのは今までの基準だ!
  
  もう何十年も続いているんです。
  その間誰も大騒ぎしなった。
  もしこれでいじめられるのが地元だけなら「責任者は誰だ!」って怒鳴りたい。
  制度を作った役人だ。
  そのままにしてきた国だ。
  
  今までの制度がおかしい。
  この際だから、農業用水も工業用水も上水も「地域」で有効に使う権限を取り戻すべ
  きだ。
  国道交通省が水利権を、農林水産省が「農業用水」厚生労働省が「上水」工業用水は
  「経済産業省か?」
  地元で采配をふれる特区でも作ってやれるようにならないか。
  
  長年、用水問題に係わってきた重鎮から思い言葉が聞かれました。
  時間がなかったので意見が言えませんでしたが、この件については至急調査をしたい
  と思います。
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  □ 職業教育について
  
  ★清水テクノカレッジ
  
  テクノカレッジって知っていますか?
  清水にある職業訓練学校が元の名称です。
  場所が少し不便です。
  どうしてこんな不便なんでしょうか。
  
  27日朝一番でここを訪問しました。
  平成12年に監査できました。
  当時パソコンがウインドウズ以下だったと思います。
  なぜこんない古いの?それがそのときの疑問でした。
  中卒の生徒がいて、施設は古くて。そんなイメージでした。
  
  今回訪問して払拭されました。
  いきいきしています。
  中卒から高卒へ。
  就職先の要望に少しづつ応えられている気がします。
  
  旋盤の作業を見ました。
  「昨年の中学卒業の子供の作品です」
  すばらしい。高卒のほかの生徒よりすばらしいと言う。
  「技能五輪に行ってもらう様に、就職先を考えました」
  しかし彼は高校へ行くと言う。
  
  他の高校生に混じって学ぶ高校へ通ってみたいと思うのだろう。
  それも良いと思う。
  職業観をしっかり学んで高等教育を受ける。理想だ。
  木工で54歳の先生の熱心さに感動した。
  「しかし、後に続く先生がいません」それで良いのか?県の技能教育は!
  
  ★ 清水工業と静岡工業
  
  なぜテクノカレッジへ行ったのか。
  それは、両校の統合、総合工業高校と関係があります。
  私はそのときの構想委員をやりました。
  
  「沼津高専に負けない5年生を!」
  県内の産業界も私たち委員も期待して意見を言いました。
  ところができた実施案では「3年プラス2年」の上の2年が抜けていました。
  
  普通の工業高校になっていました。
  えっ!
  理由がはっきりしませんでしたが、調べていくとテクノカレッジと専門学校の壁でし
  た。
  2年部分は、工業高校でなくて良い!と言うのがたぶん総合的な見解でしょう。
  
  もちろん現場の先生方は意欲があります。
  そんなことは思っていません。
  しかし、現実としてそのような判断が出たわけです。
  
  ★ 職業教育
  
  もう少し調べないとはっきりいえません。
  しかし、ある方が言っていました。
  工業高校の優秀な先生が産業界の就職担当の方に
  「どのような専門教育をしたら皆さんは生徒を受け入れてくれますか?」
  
  産業界の方は
  「挨拶と礼儀をお願いします」
  教師はその答えにうなだれたといいます。
  
  それ以前の問題を解決しておいてやらないと教師がかわいそうだ。
  工業高校には良い先生がたくさんいる。
  この先生方をどう活用するのか。
  義務も含めて職業教育の本質が問われている。
  
  これからは、テクノカレッジと工業の交流を増やす。
  工業の先生と中学の先生を交流させる。
  中学のときに「科学に興味のある子供を」それが大切だ。
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  □ NPO日中環境経済中心の企画
  
  私も顧問をしています。
  前身の活動として一昨年中国を訪問しました。
  http://www.nishihara-shigeki.net/4_report_2001-11-26.html
  NPOとしては昨年の暮れにも訪問してますが、今度は別紙の要領で給排水水処理につい
  て調査団を派遣します。
  
  今回は私が中心で皆さんに声かけをしました。
  興味がある方はぜひご参加ください。
  NPOのホームページ
  http://www.xitong.net/jceco/
  参加申し込み要綱
  http://www.xitong.net/jceco/200405yoko.doc
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  明日は御前崎港のコンテナターミナルの完成式典です。
  地元にとっては長年の夢です。
  これが利用されるかどうかが鍵です。
  
  静岡空港の応援団ができます。
  県議会では、改めて3月の国の再評価、それ以降の整備計画の承認、土地収用に向けて
  推進の方向を打ち出します。
  
  情報関連(IT)の勉強会を再出発させようと思っています。
  さらに、御前崎から始まった転倒防止金具の普及は面白い展開となりそうです。
  応援します。
  
  合間に、呼んでくれる地元の講演会も2月に数回行います。
  是非呼んでください!
  
  書き始めて1時間半です。
  皆さんが「忙しいのによく書く暇があるね?」と心配してくれます。
  でも、いつも一口コラムでメモっているんで意外と簡単です。
  
  したがって「一口コラム」をできるだけ皆さんにはご覧になっていただければ「生の
  考え」が出ています。
  http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
  瞬間瞬間に、流れていく「気持ち」は不安定ですが、私の姿は意外と素直に出ていま
  す。
  そして「あっ!言いすぎた」と思うことしばしばです。
  
  では、まだ寒い日があると思います。
  風邪などひかないように!
        
               牧之原市堀野新田20−1
               0548-58-0772  FAX58-1655
               [e-mail] nishiha@po.across.or.jp
               [URL]   http://www.nishihara-shigeki.net
                     
   
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               牧之原市堀野新田20-1
               (TEL)0548-58-0772
               (FAX)0548-58-1655
               静岡県議会 控え室 054-221-2566