第54号
【新茶の最盛期です】 平成16年4月30日刊 |
西原茂樹のメールマガジン=================================================
★☆ 新茶の最盛期です ☆★
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平成16年4月30日(金)
今日も快晴。
裏山の竹の子も終わった。
先日の日曜日には大勢の「竹の子掘り隊」がやってきた。
もてあまし気味の竹やぶも有効に利用されている。
さくらんぼもすっぱいが色づいてきた。
その横では、はっさくみかんの白い花のつぼみがびっしりと開花をまっている。
ウグイスもすっかり色っぽくなったし、燕も車庫で巣作りを始めた。
新茶も最盛期だ。
と言っても、御前崎の台地や地頭方はほぼ終了する。
萩間や牧之原が50〜60パーセント。
片浜が、早いところでは「あと数日」というところだ。
★ 今年のお茶は
専門的なことはいえないが、聞きかじり。
今年のお茶はおいしい。やはり新芽のときの寒暖の差が大きいか。
「水分が少ない!」という声も聞いた。揉んだときの歩留まりが良いらしい。
収量は少なめだ。「芽数が少ない」という言葉を最初のころ聞いた。
一反あたりの収量が現在でも600キロ台でも良いほうとか。
値段が安ければ大変だ。
霜や風の影響も微妙にあるという。
自然を相手にしているといろんなことがある。
でもそれに耐えてこそおいしいお茶だ。
「消費者、お客さん(問屋)にあわせたお茶をつくる!それができなければ淘汰され
る!」
意気込みのある所で聞く言葉だ。
「生葉生産農家と製茶業農家が一体となって取り組むこと、意識改革が重要です!」
一番茶が終わったあとの反省材料はたくさん聞けた。
★御前崎市長選挙
昨日の朝一番で御前崎市グランドゴルフ大会があった。
石原市長と一緒に出席した。
テレビが来ていた。
びっくりしたがよく考えてみると御前崎市には「ケーブルテレビ局」がある。
先週の日曜日には市長選挙都市議会議員選挙があって新しい陣容が決まった。
市長選挙も、市議会議員選挙も激戦だった。
選挙のしこりはとかく言われるが、新しい市政発展のマイナスはなるべく早く解消し
たい。
それにしても投票率が高かった。
出馬議員候補が多かったこともあるだろうが、それだけ市民の関心が高かったという
こと。
これからの御前崎市の石原市長さん都市議会に期待する。
今日議会が開催されて議長人事などが決まる。
★見会かわら版
http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
★台湾視察報告
http://www.nishihara-shigeki.net/4_report_2004_02_05.html
目 次
□ 県立吉田公園
□ タバコについて
□ 教師は何を学ぶべきか!
□ TOKAI-〇 耐震対策
□ 静岡聾学校を訪問
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デイリー「ひとくちコラム」
http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
ひとくちコラムは毎日更新しています。
是非ご覧になってご意見をお寄せください。
静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
高校PTAも3年やりました。
今年で締めくくりにしようと思っています。
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□ 県立吉田公園
昨日は吉田町主催の「みどりのオアシス祭り」が県立吉田公園で開催された。
ときめきの小路にクレマチスは少ししかなったけれど、公園の中の花や植物はすばら
しい。
落ち着きと、爽快感は浜松花博の会場に負けない・・・・なんて少し言いすぎかな。
県の公園緑地室の担当者が挨拶で
「これからの公園の戦略は、入れ込み客の増加、お客さんの満足感、効率的な運営の
3つ!」
吉田公園はNPOしずかちゃんの参画で最も注目をされているという。
さまざまな課題もあるが何とか根付かせていきたい。
★ 利用者数と満足度
利用者数は多いほうが良い。
だんだん減って行ったのでは寂しい。
でも吉田公園は増加している。
昨年は3万8000人だという。
今年の目標は4万人とか。
「いやに少なめだね」隣り合わせた大石県議と。
しかし考えてみればイベントは特にないし、予算は増えていない。
行政的に見れば「増える要素はない」だろう。
しかし、公園の評価は上がっている。
来て見てわかる。
先日の花壇コンクールも盛況だった。
それを育てに来る人がいる。
見に来る人も。ちょうどコンクールの日は近くの特養の皆さんがバスで来ていた。
車椅子はもちろんだが、ベッドで来れる。
こんな利用はあまりないだろう。
ベッドでも来たいと思う、見せたいと思う公園になってきた。
これも緑花祭のときに始まった。
NPOの理事さんに聞いてみた。
「こどもたちやお母さんにとって遊具だね」
事故が多い昨今「自己責任」という看板でも掲げないと設置できないか。
「芝生公園の利活用!」
自由度や再整備も必要か。
町や国の土地もある。
これの有効活用をお金をかけないでやることを考える必要がある。
NPOしずかちゃんの充実と公園の整備計画を練り直す時期だ。
★効率的運営
NPOしずかちゃんに運営委託されている。
すべてではない。
町で管理している部分もある。
町が入っているメリットもある。
県にとっては、責任の所在がはっきりするし、町経由だと安心な面もある。
しかし本来は「役割」を考えれば「経由」はおかしい。
役割分担という考えが必要だ。
そのためにはNPOの能力もまだ要求されるだろう。
効率的な、効果的な公園管理が、町やそのほかの団体も含めてスムーズに進むようみ
んなで応援してほしい。
しずかちゃんの理事会や総会に注目したい。
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□ タバコについて
タバコの話が最近よく飛び込んでくる。
3月にはタバコ枠組み条約に政府が署名した。
タバコのパッケージ包装の30パーセント以上に「健康被害への警告(喫煙は肺がんの原
因など)」が表示される。
全国の郵便局が禁煙になる。
これも大きなことだ。
日本郵政公社は、全国2万4700カ所の郵便局すべてで全面禁煙にすることを決め
た。
27日付で通知し、利用者への周知期間を経て5月31日の世界禁煙デーまでに完全
実施する。
空気清浄機などを設置して分煙する局も多かったが、利用者から受動喫煙の苦情が相
次いだため、全面禁煙に踏み切った。
公的機関が分煙ではなくて禁煙になってきた。
分煙は「費用」がかかる。
空気清浄機や部屋ごと改造するとかなりの金額だ。
関西圏の或る自治体では税金で分煙をしたそうだが、非難がでている。
健康増進法の法の趣旨をもっと広報すべきだ。
県条例は、ペンディングとなったが、運動はもっと積極的に進めたい。
タバコ問題で「その後どうなっているの?」と問い合わせがあった。
正直なところ「タバコ問題」は難しい。
害はわかっている。
たばこはやめたほうが良い。
賛成の方はいっぱいいるが、強制的と写った今回のような進め方(一気に条例制定へ
) には
根強い反感が付きまとった。
反省をしている。
条例化については熱心だった方々も、「タバコ組合」関係者の大陳情で慎重姿勢だ。
もちろん党内のヘビースモーカーの「吸う権利だ!」みたいな感覚もどうもそれほど変
化したように思えない。
しかし、健康を目指してなんとしても「健康増進法」のもと「受動喫煙の防止」は徹
底したい。
私の家で会合がある。
私のメルマガを読んでいる方は「タバコは外で!」といって別の部屋ですってくれる。
時々会議を休憩する。
別に強制はしていないが徐々に広げたい。
こんな最近の資料もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040423-00000260-kyodo-soci
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□ 教師は何を学ぶべきか!
えらそうなテーマでごめんなさい。
どうも最近思うことは「専門ばか」が多いような気がします。
政治家もそうです。
「国民年金については知りませんでした」
「秘書にまかせっきりでした!」
裁判官もそうです。
国家とか伝統文化に無知すぎます。
それは前回のメルマガに書きました。
★ 教師の能力
私が、教師についてある方にこんな意見を言いました。
「教育を受ける側の論理がどこでも遅れています。教育が納税者側の視点に立ってい
ません。
教育をして上げる(教育者側)の論理です。
だから「責任」や「権利」ばかりが選考して中身が見えてきません。
中身が見えたときには、「セクハラ教師」とかいった極端に腐ったものしか見えないわ
けです。
そこに不幸がありますね。
情報公開(できるだけ正しい)と説明責任。それと、それに真摯にこたえる行政や、保
護者の成熟が必要です。」(西原)
その大学教授はこんな意見を寄せてくれました。同感です。
「ずっと以前から、小学生、中学生、高校生それぞれのレベルで法律行為、法解釈、
あるいは、権利、義務、社会での役割など法律的なことを教えるべきだと思っていま
す。
身障者のことも特殊教育もそうだと思います。
弱者と強者、健常者と身障者というつながりと連携が職業教育へともつながっていく
と思います。
教育系学部の学生は、みな法律的な理解が欠けていますし、もの作りという観点から
の、もの、システムの構造への興味が足りないと日々思います。
せめて意識だけでもということで、私が接する学生には、夏までに議会の傍聴、裁判
の傍聴を義務付けています。
選挙権を得るまでにしていくべきこととしては、ごくごく当たり前のことなのでしょ
うが、そういう感覚が初等中等教員には(大学教員はもちろん)欠けているような気
がします。
担当教科の実力練成ももちろんですが、大人として子供、若者に当たり前のごとく教
え、伝えていくことの経験知の伝達に不安と不満を感じます。」(某大学教授)
★ 先生は社会活動に積極的に参加を
或る団体が高校生の非行問題について討論会をやろうと学校へ相談に行った。
地域にとって切実な問題の一つだろう。
担当の先生は、とり合えず聞いていたが、話し終わる「関係ない!」といったそぶりで
挨拶もせずに席を離れた。
受身だ!
余分な仕事はしたくない!って顔に書いてあったそうだ。
責任責任で何事も前に進まない。(やりたくないってことか!と思ってしまう)
今の組織では、上から下まで「責任」が覆いかぶさっていて、動きが取れないことも事
実だろう。
先生だけを攻めることはできない。
先生がもっと積極的に社会的活動ができないだろうか。
非常勤のアルバイトを雇って課外活動するよりも、豊かな経験をつんだ先生が積極的
にボランティアなど社会活動に参加してこそ学校と社会がつながる。
こんなことを書いたが、実は私の付き合っている高校は熱心な先生が多い。
小学校や中学だってそんな先生はいっぱいいる。
しかし、その先生方を支援してサポートする仕組みがないような気がする・・・と思
うのは私だけだろうか。
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□ TOKAI-〇 耐震対策
建築士会榛原支部総会に出た。
ここでは土木事務所と協働で耐震診断の普及を進めている。
相良町の上乗せ補助が始まることも追い風だ。
そこで何人かの方と話すうちにいくつかも課題がわかった。
県でも平成14年から30万円の県費補助を始めた。
しかし、全県下で14年が254件、15年が807件といって低調な進み具合だ。
★ 申請の複雑さ
まず簡易耐震診断をする。
これは建築士会の皆さんがやってくれる。
県民は無料。建築士さんには1件あたり3万円の助成が県から出る。(当初は1万円だった)
これで診断結果が0.7未満の方は「危ない!倒壊の危機」となる。
昨年まではこれが補助対象になったが、今年度からこの数字が引き上げられて1.0にな
った。
しかしここからがスタートだ。
耐震補強計画の申請。
どこをどう補強するかを設計する。
15万円くらいで1〜2週間かかる。補助は国が三分の一で県が六分の一。個人が残り
だ。市で出してくれるところもある。
さあ、最後に決断して耐震補強工事。
申請して、交付決定を受けて、工事やって、報告書Iを出して補助金がもらえる。
工事費は、100万から300万とか。意外とやっているうちに工事費が伸す場合が多いと
か。
大工さんにとっても「見えない仕事」でやりがいというと少し問題もあると聞く。
したがってリフォームとあわせてやる方法もある。
しかし、なんと言っても3回もある申請の面倒さである。
これは何とかまとめて簡便化しないと、良い制度だが普及しそうにない。
★ 協働で
相良町と榛原支部と御前崎土木の協働はお勧めだ。
県から「やって!」といってもうまくは行かない。
「中間の役場が動いてくれたから」(建築士会)と言うように役場の音頭とりはあり
がたい。
とかく技術的な要素や判断が求められると専門的でない役場の職員は敬遠しがちだ。
しかし、住民の生命財産のことだ。
音頭とりをやって、せっかくの良い制度なんだからうまく住民が使えるようにしたい。
また大工さんや工務店さんもリフォームがらみで良い。
営業に取り入れて積極的にやってみてもらいたい。
「営業がらみでは!」と県は言うかもしれないが、そこは頭を使って。
誰も「得する」方法でないと動かない。
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□ 静岡聾学校を訪問
前回のキュードサインの続きである。
20日朝一番で静岡聾学校を訪問した。
手話問題の第3弾だ。同僚の天野県議も同行してもらった。
こどもたちの授業風景を幼稚部の年少から見て回る。
身振り手振りで一生懸命に教える先生。
声が出にくいことを別にすると、普通の幼稚園児と変わらない、元気だ。
気づいたことは「子供の障害程度が違う」ということだ。
聞きやすく話せる子供がいる反面、一生懸命話しているのに「聞き取れない」子供が
いる。
話せるように!と願っても能力の差は歴然としている。
そこに聴覚口話法の限界があるのだろう。
キュードサインを取り入れたのが昭和50年代の後半。
日本語の獲得!には確かに有効だと感じる。
そしてそれが、順調に消えて「手話」に移っていけるとしたら。
高等部は沼津にある。
そこでは手話だけで行われているという。
今年5人卒業した静岡聾学校の中等部のこどもが愛知県の岡崎聾学校高等部へ進んだ。
両方の高等部をも見学しておきたい。
話していて、見ていて感じたことは。
聾教育全体をどうして行くかといった議論をもっと広くすべきだと感じた。
公費でやる事業だ。
学校現場の苦闘、教育委員会の支援、聴覚障害団体の意見、親の意見それらが納得の
いく形でオープンになる必要がある。
「日本手話」と「日本語対応手話」と二つの流れがあるそうだ。
一方は、「聾文化」といった憲法上の議論まで話が進んでいるという。
係われば係わるほど難しい。
しかし、原点は「こどもたちのために」である。
親の世界同士で混乱が続くことは避けたい。
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★年金問題で一言。
どこへ行ってもこの話題だ。
「西原も調べました。妻がしっかりやっていてくれていたのですべて支払っていまし
た!」
誰も当たり前だという顔だ。
「しっかりものの妻のお陰です!」というとどっと笑いが起きる。
ということは、国会議員の奥さんに問題があったのか?というわけではない。
男はとかくこの部分には関心が薄い・・・ということらしい。
年金が受け取れないということは大変だ。
だから夫婦で先のことを心配する。自己責任だ。しかしこれは義務でもある。
この部分を忘れていて、国のこと、国民のことを理解できるのか!という指摘は正し
い。
国会議員を辞める必要はないと思う。
しかし、何らかのけじめは必要だろう。
苦労してまじめに支払っている多くの国民が怒っている。
★イラクでもひとこと
混迷したイラクだが身近だ。
小泉さんが言っていることが正しいと思う。
国連中心で!でも国連だってアメリカ軍がいてくれないと出て行けない。
アメリカの主導権をなるべく縮小させて、イラク主権の政権を作る!
戦争反対だけでは通らない。
イラクの国民すべてが反米ではない。
誰かが武力で鎮圧しなければいけないとすれば(暴力に対して)今の布陣はやむをえな
い。
今アメリカが撤退するなんてことは再びイラクは混乱に陥る。
アメリカが少し控えめに出ることがムーブメントになる?
しかし自衛隊は危険だ。
心配だ。
彼らが無事で帰ってほしい。
人道支援なんだから攻撃はしてくれるな!とイラクにあらゆるルートでメッセージを
伝えることだ。
さあ、これから静岡。
ITから教育・参議院選挙と今日は夜遅くまで忙しそうだ。
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