第61号
【サンホテルの閉鎖!】 平成16年9月6日刊 |
西原茂樹のメールマガジン=================================================
★☆ サンホテルの閉鎖! ☆★
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平成16年9月6日(月)
晴天だ。
しかし心は晴れない。
★痛ましい事件が世界各地から報じられる。
ロシアのテロは想像を絶する。
人質事件では普通、子供たちは解放されるのではなかったか?
あのニューヨークの世界貿易センタービルから3年。
世界はどこへ行くんだろう。
アメリカの共和党大会がノー天気に見える。
宗教が表舞台に出てきた。
やはり世界を救う(滅ぼす)のは宗教なのか。
漠然とした不安が付きまとう。
★夕べの2度の地震は緊張した。
ぐらっときてゆれが長かった。
大きい波が来るか!緊張した。
「お父さん!浜岡原発は震度いくつで壊れる?」
中一の息子が不安げに聞く。
大丈夫!震度7でも絶えられる!
答えにならないが、それ以上の話ができなかった。
浅間山の噴火から地震。
襲撃を繰り返す台風の猛威。
海岸に押し寄せる高波は防潮堤を乗り越える。
砂浜が侵食されて、また須々木川は河口閉塞だ。
こどもたちに本当に安心を保証してあげれるか。
守ってやると責任を持っていえるか。
頼るべき国や県は信頼に足るか?
責任は重い。
★沼津聾学校見学
http://www.shizuoka-c.ed.jp/numazu-sd/
午前中見学します。
以前から時々メルマガに書きました聾学校について、再度時間を作って訪問が実現し
ました。
今回は県立沼津聾学校です。
ここは、高等部まであります。
同僚県議と一緒に視察します。
★2004静岡県高校研修旅行調査視察団(第2回)
〜日中高校生文化・スポーツ交流促進事業〜
http://www.nishihara-shigeki.net/4_report_2004_0830.html
レポートをアップしてあります。
ご意見をお寄せください。
目 次
□ 静岡県高校研修旅行調査を終えて
□ サンホテルの閉鎖!
□ 県立美術館
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デイリー「ひとくちコラム」
http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
ひとくちコラムは毎日更新しています。
是非ご覧になってご意見をお寄せください。
静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
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□ 静岡県高校研修旅行調査を終えて
http://www.nishihara-shigeki.net/4_report_2004_0830.html
★再び中国へ
5月の環境調査で中国浙江省へ行った。
http://www.nishihara-shigeki.net/4_report_2004_0520.html
3ヶ月でまた杭州を訪問した。
環境と教育ではちがうし、まったく別な企画でずっと以前から計画されていたことだ
が、間隔が短い。
西原は中国がすきか?と聞かれる。
確かに魅力的だ。
歴史と自然には引かれる。
経済や政治的にはちがった意味で興味が大変ある。
この国を抜きにして経済も政治も国際問題もない。
だから、関係を持つしかない。
聖徳太子が遣隋使を送った時代から現在まで、中国とは長い歴史的なつながりがある。
日中戦争や大東亜戦争によって両国間は大きな溝ができた。
戦争で大きな犠牲がでたことは大いに反省である。
しかし、尖閣列島をはじめや靖国参拝など現代の政治課題はひるむことはない。
前々回のメルマガで書いたが、今の政治のグローバリズムを理解しないといけない。
http://www.nishihara-shigeki.net/2_mag_vol59.html
★ 中国との交流(ユースウイング)について
教育委員会のユースウイングに人が集まらないという。
新聞には「中国のブーイングが原因では?」とあった。
本当にそうか。
青年団が年末年始の休暇を使って船上研修を行ってきた。
多くの先輩の力と行政の後押しで永年続いた。
しかし、時代の要請は変化した・・・そして行政支援をやめた。
青年の船を廃止して代わりにユースウイングを始めた。
今回の募集で3回目だ。
ユースウイングを始めたときの理由はなぜだったか原点に戻って考えてみよう。
あの時に「中国だけでない、いろんな国に行く!」とあった。
なぜずっと続けて浙江省なのか。
なぜ高校生がいけないのか。
研修期間が企業の休みになっていない。
こんな時期では、勤め人はいけない。
青年の船は12月の28日から正月の初めまでだった。
休みの時期だ。
どうしてこの時期にできないのか。
参加者は、学生が中心で教師と公務員が多かった。
地域の青年リーダーだからできたら民間が良い。
公務員はすでにリーダーだ。
いくら自費(約10万)でも、税金が一人10万も出る。
事前研修がそれだけ必要か。
リーダー育成に中国がなぜ必要か。
中国を見ることは大いにやってほしい。
しかし、この事業スタイルが良いのかどうか、スタート時の原点に返って検討が必要
な気がする。
★上海事務所
今回も元気な小杉所長と話ができた。
メルマガで中国のブーイングを書いたときに電話が来た。
「西原さんのいうとおり!」
行動が早い、その場で決断できることが必要だ。
中国人相手に交渉するには役人気質ではだめだ。
着任数ヶ月だががんばっている。
各県の事務所も上海ブーム。
老舗の静岡が浙江省杭州で観光戦略が展開できるかどうか。
上海事務所の役目は大きいし、生きた企業情報提供など期待は大きい!
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□ サンホテルの閉鎖!
★サンホテルの閉鎖
御前崎サンホテルが閉館になる。
耐震が持たないという。
昨年国体を最後に閉じた国民宿舎おまえざき莊の閉館理由もそうだった。
数年前に御前崎観光ホテルがやめた。観光客は悪くなかったが、建設関係の親会社の
連鎖で廃業した。
国民宿舎も観光客の減少よりも問題は耐震だ。
静岡鉄道に聞いたが、サンホテルも客足は悪くないという。
耐震性は責任が大きい。
三菱自動車や美浜原発を見ればわかる。
危険をほうっておく!
これは企業にとって許されない。
だから「危ないのがわかっていたら発表して対処する」サンホテルの決断は異議を唱
えることはできない。
親会社の静岡鉄道側もかなりの検討をした。
しかし耐震工事に10億以上をかけて経営的にペイはできないと結論した。
★跡地は
10月末に閉館して11月には解体に入るという。
土地は静鉄と地元地権者が持つが、駐車場が御前崎市のものであるので今後も一体的
な利用が望まれる。
静鉄が一体的に開発するか、御前崎市が利活用を図るかは先だが、土地が分割されな
いよう希望する。
県議会議員になってずっと係わってきた。
それは、サンホテルやグランドホテル前の防潮堤問題だ。
津波や高潮対策で堤防を上げると景観が悪くなる。
5号原発工事が終わったら道路のかさ上げをすることになっている。
15年もかかった事業が終わろうとする時、サンホテルがなくなる。
残念でならない。
★観光御前崎がんばれ!
観光御前崎は灯台とサンホテル(グランドホテルや観光ホテルも含めて)。
数社の大型ホテルに何の疑いもなく頼ってきた。
なぶら市場を起こして地元ががんばれるのもホテル観光客に多く依存する。
地域として行政としてこのままでいいはずがない。
多くの雇用がなくなる。
観光のシンボルの精神的支えは大きかった。
サンホテルあと地の利活用は行政がどんどん前に出て行っていい。
一方、国体セーリング競技会場だった特設マリーナの利用はどうだ。
御前崎埠株式会社がマリーナの管理運営を担当した。
計画で示されたものは「マリーナ」だったが、今は舟だまりしかできない。
大型クルーザーや大型ヨットが行きかい、青少年のヨット教育などができるとした構
想はどうなったか。
「お金がとれないからできない!」と会社は言う。
県から「税金は投入できない!」と言われて計画がどんどん縮小した。理由もわかる。
★何をするか!
自分は今議員だ。
直接、観光やマリーナの運営などに関与できない。
だからこそ企業や行政にはどんどんやってほしい。
期待するし、応援することは何でもやる。
議員だって、ケチをつけるばかりが仕事じゃない。
夢や空(から)元気だって時にはほしい。
もちろん実現する緻密な計画を持たなければならないが。
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□ 県立美術館
芸術文化振興議員連盟の会員10名で美術館へ調査に行った。
鳴り物入りであったが、意外と参加者は少ない。
芸術文化に関して議員の反応はいつもこうだ。
★入館者の減少
「昨日までで379万人です!」
昭和61年オープンで18年がたった。
一時ほどではないが入館者は少ない。
ロダン館ができた平成6年にはグット増えた。
エジプト展など企画展は大勢はいるが、常設は入らない。
「パンフレットの作り方がよくない!」
「県民への広報はどうか。」
「活気がない!」そんな意見が出る。
確かに、交通の便はあまりよくない。
だから「行きたい!」と思う動機付けは必要だ。
わかりやすい魅力的なパンフレットや広報も必要だ。
★こどもたちに見せる!
いくら魅力的に誘っても、聞く耳を持ってなかったら行かない。
「僕は美術館へ来たのは始めて!」
委員の中にいた。
子供のころから習慣をつけておくことが必要だ。
良い物を見ておく。
美術・音楽はたくさん見せて触れさせることだ。
そんな大人が成長して自分も見て、子供にも見せる。
豊かな素養や、やさしさは芸術を通して生まれる。
★教育委員界との連携を強める!
教育委員会との連携で「子供たちに見せたい」
見る目や素養が育っていなければ大人になっても見に来ない。
私たちの責任で何とかしなければ。
美術館の管理は生活文化部。
知事部局だ。
教育委員会ではない。
だから「小中学生に来てくれるようにお願いしています!」と美術館の担当は言う。
昨年から美術館で予算をつけて中学生に美術鑑賞をするようにした。
バス代の負担を知事部局でする。
ここまでしたのだから子供たちを見学させてほしい。
ロダンの前でたくさんの小学生や幼稚園児が見てほしい。
もちろん先生もじっと見つめて何かを考えてほしい。
何か問題があるのなら言ってほしい。
芸術文化振興議員連盟も応援する。
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今週から来週にかけて老人会や各種団体での講演会が入っています。
最近「県議は忙しいでしょうから!」と言われる。
私としては皆さんのところへ伺って話をしたい。
話を聞きたい。
しかし自民党の総務会長という役職上、またさまざまな県レベルでの役職上、物理的
に難しいのも現実だ。
しかし「現場が原点!」
それは忘れてはいけないと肝に銘じている。
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夕べも、ある高齢の方が相談に見えた。
話が脱線して「満州での終戦とコロ島からの帰還」の話を聞いた。
終戦の苦労から身を興していく話。
そして、今また災難が振ってきた。
「今までは妻と二人で畑仕事。俺が6割で妻が4割。でも妻が腰を悪くした。今は俺
が9割で妻は1割。疲れたよ!」
屈託のない笑いにほっとしたが、介護・相続・病気と現実は厳しく彼にのしかかる。
ゆっくり相談にのってあげて、相談相手も手配した。
具体的に何も解決したわけではないが、一時間近くお話を聞いてあげた。
帰って行く彼の後姿が、心なしか軽くなっているようだった。
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9月の訪れとともに夜風が冷たく感じる。
秋の虫が一斉に鳴き出した。
季節の変わり目です。
健康には注意しましょう。
牧之原市堀野新田20−1
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[e-mail] nishiha@po.across.or.jp
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静岡県議会 自民党役員室 054-221-2308
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