マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン
第68号  【阪神淡路大震災から10年】  平成17年1月17日刊
西原茂樹のメールマガジン=================================================
  
 
         ★☆ 阪神淡路大震災から10年 ☆★
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                          平成17年1月17日(月)
 
 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。
 
 冷たい朝ですが,快晴です。
 元旦の初日の出もすばらしかったですが、比較的穏やかな日が続いています。
 災害の多かった昨年ですが、今年は!と祈らずにはいられません。
 
 朝から阪神淡路大震災から10年のニュースが流れています。
 月日のたつのは早いですが、記憶は忘れていません。
 地震への備えは大丈夫だろうか!もう一度考えて見ましょう。
 
 ★沼津土木事務所の所長の贈収賄で逮捕者が出た。
 暮れに「もうない!」と決意も新たにしたところだったのに。
 もちろんプール金とか簿外郵券とは性格が違う。
 
 しかし幹部が腐敗している!と県民は受け取る。
 私は、逮捕された所長を良く知っている。
 港湾畑一筋だから、御前崎港のことでも一生懸命やってくれた。
 
 熱心にボランティア活動をやっている話も聞いていた。
 やり手だったが、不正や悪い話を聞かなかった。
 入札に手心を加えることはできないシステムができている。
 入札金額をもらしたと言うことであれば、許せない。
 
 しばらくは警察当局の捜査を待つしかない。
 ボランティア団体は「隠れ蓑」だったとすると残念だ。
 熱心にボランティアに取り組んでいる県の職員がほかにもいる。
 「協力して!」この一言が言いにくくなるとすると問題だ。
 
 ★NHKのプロデューサーが内部告発をした。
 
 4年前、従軍慰安婦の番組を、当時の安倍幹事長が圧力をかけたと言う内容だ。
 そのことによって、NHKは番組を改編したという。
 
 その会見も聞いた。
 安倍さんの説明も聞いた。両方ともテレビ朝日のニュースステーションだったと思う。
 昨日も各テレビ局で検証をしていたはずだ。
 
 なぜ、4年前のことがこの時期に?
 教科書改訂が今夏行われる。
 歴史教科書問題の先頭でがんばっている安倍・中川両氏への追い落としか?
 
 北朝鮮関係者が、この内部告発など一連の事件に絡んでいると安倍さんが言う。
 拉致問題で強行に北朝鮮を攻めることへの謀略か?
 ミステリアスな部分が多い。
 
 マスコミの報道は意図がある。
 仮に間違った報道をした場合「責任」をどのように取るか!
 一般の会社では間違ったら責任を取って、社長が辞めたり社員が首になったりする。
 そのほとんどが「報道」によって世論が喚起され追い込まれていく。
 
 NHKも海老沢会長が辞める。
 責任を取るのが遅いが、今回の報道が仮に「誤報」だとすると、いったい誰がどのよう
 な責任を取るのだろう。
 注目したい。
 
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 ★教育基本法改正講演会
 
 いよいよ教育基本法の改正が21日から始まる国会に上程される。
 焦点の愛国心については、教育の目標として「伝統文化を尊重し、郷土と国を愛する
 態度を養う」と明記するらしい。
 「教育の目標」では、「公共の精神の重視」も明記する。
 
 県議会では、6月に意見書を上げようとしたが、全議員一致というルールに阻まれた。
 全国ではすでに33県が意見書をあげているが、静岡県は難しい。
 
 各市町村でもぜひこの議論をしてほしい。
 そこで自民党県連が主催して教育基本法の講演会を開催する。
 講師は、日本会議にお願いして専門の下村先生が来ていただけることになった。
 
 日時:1月28日午後2時半より
 場所:静岡商工会議所5階会議室
 講師:下村博文(文部科学大臣政務官)
 対象:自民党県議会議員・市町村議員、党員・党友、教育関係者など
 聴講ご希望の方は事前にお問い合わせください。
 
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 ★海岸侵食について考えるシンポジウム開催
 
 天竜川の砂は遠州灘や榛南の海岸まで流れてくる。
 天竜川からの豊かな砂は、右岸左岸に分かれて浜松の中田島砂丘をはじめ浜岡砂丘さ
 らに榛南などの海水浴場を形成してきた。
 
 しかし近年急激に砂浜が減少し、様々な被害が発生してきた。
 原因は、天竜川に造られたダムによって砂がせき止められたり、海岸線の構造物で砂
 が遮られたためと言われている。
 様々な対策が講じられてきましたが、砂浜の減少はさらに強まる傾向にある。
 
 そこで、この問題についてそれぞれの地域に住む県民が同じテーブルで意見を出し合
 って現状を理解することが重要だと考えた。
 この趣旨のもと昨年の暮れに、砂浜近隣に住む県議会議員と官民の関係者が準備会を
 発足させた。
 
 準備会では、県、市町村、商工観光団体、漁業団体、市民NPO団体などとの協力に
 より各地区でシンポジウムを開催することとなった。
 当面、第1回を相良町で2月9日に開催し、今年中に、袋井土木事務所管内と浜松土
 木事務所管内で開催することが決まった。
 
 シンポジウムのパンフレットは御前崎土木事務所のページから。
 http://doboku.pref.shizuoka.jp/desaki2/omaezaki/mnews/H17-1gatsu/panf.ver1.0.pdf
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 目  次
 
 □ 阪神淡路大震災から10年
 □ むだをなくす!
 □ 茶業を製茶メーカーから聞く
 □ 御前崎マリーナについて
 □ 地球温暖化?
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 デイリー「ひとくちコラム」
 http://www.nishihara-shigeki.net/1_colum.html
 ひとくちコラムは毎日更新しています。
 是非ご覧になってご意見をお寄せください。
 静岡県公立高等学校PTA連絡協議会
 http://www.hs-pta-shizuoka.net/report.html
  
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 □ 阪神淡路大震災から10年
 
 10年前の今日未明、神戸や淡路を震度7が襲った。
 関東大震災以来の大きな被害を出した地震だ。
 あれから10年。
 
 昨年の中越地震、暮れのスマトラ地震とインド洋津波は改めて地震の恐ろしさを思い
 起こした。
 神戸はよみがえった。
 復活の象徴でもある神戸空港は今年開港する。
 しかし、心の傷は癒えていない。
 
 ★住宅の耐震化!
 
 「死んだ人に聞いてみよ!」
 と、あるテレビで建築家が言っていた。
 きっと「丈夫な家を建てろ!建てられなくても補強しろ!せめて家具の固定だけはし
 ろ!」
 
 静岡県では「TOUKAIーゼロ」を合言葉に耐震補強に力を入れた。
 しかし、実際は進んでいない。
 理由はいくつかある。
 
 http://www.nishihara-shigeki.net/2_mag_vol54.html
 問題点は以前指摘した。
 現状では、画期的に補強する方が増えてくるとは思われない。
 
 「国の家屋への災害補償を核に県や市町村の保障制度を作ろう!」
 わが県も含めて検討されている。
 確かに、被災された方への家屋復旧は重要だ。
 
 しかしそれ以前に「耐震対策」を急ぐべきだ。
 耐震に努力もしないで、倒れてから「救済を!」
 これでは、まじめに自費をたくさん出して「耐震化」に取り組んだ方と差別化できな
 い。
 
 税金(公費)をつぎ込む。
 だったらその額をできるだけ効果的にすべきだ。
 努力して耐震化をしてあっても「倒壊した」なら救済を手厚くする。
 しかし、何もしないで「倒壊」してしまったのはやむをえない。
 
 そのくらいの責任や義務を考えてもいい。
 まあ、実際に起こってしまえば、なかなか判断が難しいと思われるが、今のうちから
 その議論は必要だ。
 
 ★津波対策
 
 駿河湾のほとんどは防潮堤で囲まれた。
 海岸線を走っていても水平線は見えない。
 水門も各所で整備されてきた。
 
 勝間田川や坂口谷川などいくつかもまだ整備が済んでいない。
 急ぎたい。
 問題は、最近の新聞報道だ。
 
 御前崎で地震から30分後に第3波くらいで8メートルを超えるという報道が出た。
 複雑な計算で相乗効果が出るらしい。
 現状では想定が6メートルだから防潮堤は乗り越える。
 
 インド洋沖の津波のシーンを見ているとぞっとする。
 対応をある専門家に聞いた。
 「30分のうちに逃げることですね」
 今から堤防をかさ上げすることは簡単ではない。
 
 ★地震と原発
 
 http://www.nishihara-shigeki.net/2_mag_vol67.html#genpatsu
 前回の疑問に中部電力から説明を受けた。
 
 従来から示されているように原発の耐震審査指針はS1とS2という二つの基準地震
 動を使う。
 S1は、過去の最強の地震や周辺の活断層から「設計用最強地震」として450ガルが
 採用されている。
 S2は、S1よりもさらに想定される限界値として「設計用限界地震」として600
 ガルが採用されている。
 
 阪神淡路大震災を受けて平成13年から原子力安全委員会の部会で見直し作業が行わ
 れている。
 14回の会合を重ねているがいまだ結論には至っていないという。
 
 1.上下地震動が今までは「静的」だったが「動的」解析を入れてやる。
 2.直下型などについて不確定地震を見直す。
 3.断層モデルの見直し(固着域など)
 などが検討されている。
 
 その中で「S2は決めるけれども本当にそれ以上にならないか!」と言った議論が出
 ている。
 そしてその際に「安全は設備側にもある。いったい余裕はどのくらいあるのか」と言う
 話から、確率論が出てきた。
 
 PSA(Probabilistic Safety Assessment)安全
 の確率評価だ。
 外国ではSがRになっている。リスクだからわかりやすい。
 確かにIAEAは確率論で原発の評価をしているが、その中には「地震」は入ってい
 ない。
 
 そのこともあって「地震によって原子炉の損傷」という確率が表面上は出ていない。
 そもそも、耐震指針の見直しという基本的な作業すらはっきりしていない。
 「見直しが出てくるのは・・・先が見えない」(中電関係者)
 
 ★原発の万が一の対応を!
 
 「地震が起こって心配なのは緊急停止ができないこと、つまり制御棒が入らないこと」
 「冷却用の海水取水ポンプ系統が全部やられると危険だ」
 「でも仮に制御棒が入らなくても、短時間ならほう酸を入れれば中性子が吸収されて
 反応が止まる」
 
 幾重にも施された安全装置がいざと言うときに正確に働くかどうか。
 それは運転員の日ごろの訓練が支えだ。
 「多少、末端の配管に壊れるものが出るかもしれません。しかし、放射能が漏れ出すよ
 うなことはしません」
 運転員の声には自信がある。
 
 一度見学したことがあるが、中電浜岡原発内にはシュミレーションセンターがある。
 常に非常事態の訓練を実際のオペレーションセンターと同じ機械を使ってやっている。
 それが試されることは望まないが、地震の際の対応にも万全を期してほしい。
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 □ むだをなくす!
 
 トラック協会の新年会でハマキョウレックスの大須賀正孝社長の話を伺った。
 印象に残ったのでいくつか報告する。
 http://www.hamakyorex.co.jp/
 
 彼は中学を出て、自分で運送業を起こし、現在の一部上場会社にまで発展させた。
 現在の株価4600円は運送業界で最も高い。
 サカイやヤマトは半分以下で、日通は900円だ。
 
 県内でもスズキの1900円や静銀の900円より高い。
 時価総額は、390億円でトナミやセンコーより多い。
 以上は、トラック協会の豊田会長の紹介。
 
 ★全員参加
 
 最初からコストダウンの話。
 「流れを良くする!詰まりを除く、これがコストダウン。」
 流れを良くするのに、最初からシステムを作るとコストは上がる。
 
 パートも入れて「全員参加」の現場主体の経営。
 100人の配送センターをパートで動かす。
 パートであっても会議に入る、班長もする。
 コミュニケーションが大事!そのとおりだ。
 
 パーツの仕事も意味がある。
 その意味と意義を把握して仕事をすれば効率が上がる。
 全員参加は「協働」と意味が通じる。
 
 ★物流人は一流だ!
 
 「一生懸命」と「目標」と「自信」を持ってやればできないことはない!
 優秀な人でないと物流業にはなれない!
 
 工場で生産して消費者へ届ける。
 「最終アンカー、物流業は時間を細かく守ったら世界一だ!」
 話は活気がある。
 
 ★事故の撲滅へ!
 
 事故防止にランク制。
 ドライバーから不満が出た。
 そこで「下がるのではなくて上がることにした」
 
 Dからスタート。
 3日ヶ月事故なしでCへ!1年事故なしでAランクになる。
 ずっと事故なしならAが続くことになる。
 
 「90パーセント事故が減りました!」
 まねない手はない
 
 ★ミスしたら人を減らす
 
 だめ・できない・無理は言わない。
 いうのはやる気がないことだ。
 弁解も言わない。
 
 「どうしたらできるか!」
 失敗しても「よかったことは何か」結果を評価をしてやる。
 
 ミスしたところの人数を減らすのも効果。
 普通は厳しいチェックが必要なら人数を増やす。
 これではコストコかかるし逆効果。
 ミスしたら人を減らす!厳しいが「誰かがやってくれるのではなくて自分が責任を持
 つ」
 
 一箇所でチェック、責任が重大を強調して、責任を持つ。
 年末や仕事が多くなると人を増やすがだめ。
 10人で100の仕事をしていても、20人増やしても200の仕事はしない。
 余裕が入ると「ゆとり」や「私語」が増えて「手や口を出す」効率がひどく落ちる。
 
 ★現場主義
 
 全員でやる。
 現場で考えて行動する。
 知恵は現場にある。上からの押し付けはだめ、現場を大切にして意見を聞け。
 そして全員でやれ!
 
 無駄はいくらでもある。それをなくすことだ!
 すべてを通じて耳が痛く、しかし痛快だった。
 まったく行政にも当てはまる。
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 □ 茶業を製茶メーカーから聞く
 
 掛川にある製茶機械メーカーを訪問した。
 http://www.ochakaido.com/honjin/kiko/top.htm
 茶業について調べる時、さまざまな方面から調べる必要がある。
 製茶機械を売る方は、お茶の現状と将来に敏感だ。
 
 以前鹿児島を数人で視察した。(平成5年ころ)
 「揺れる静岡茶」なんて静岡新聞のシリーズが続いたころだ。
 その時、静岡の製茶機械メーカーの支店長から話を聞いた。
 
 鹿児島の方なので話も豪快だったが印象に残った。
 それは、鹿児島茶業は「メーカーがリーダーだ!」という感じだった。
 今「それがリーダーは伊藤園!ドリンクメーカー!」と形を変えている。
 そのような話もここで聞けた。
 
 ★進む平準化だが
 
 茶工場の大型化へ再編が進んでいる。
 県内茶工場は昭和50年の6700から平成11年には3687にまで再編が進んだ。
 全国には8000工場あると言う。
 
 しかし、零細がなお多い。
 全国の茶工場20パーセントで生産量は80パーセントを稼ぐ。
 これからはますますこの傾向が強まる。
 
 120キロのラインが今は240キロだ。
 どちらの機械も2人工で運転できる。
 だったらコスト面で大型化は至極当然だ。
 
 ところがこれだと「お茶が平準化」する。
 量販店は「良いもの大量に安く」だ。
 ペットボトル用も大歓迎だ。
 
 しかし、お茶の嗜好品だ。
 個性化・差別化となると大型化は壁になる。
 お茶生産農家の世代交代によって、この問題が起こってきた。
 
 伊藤園はお茶の全国流通9万トンのうち1.5万トンを扱う。
 「3万トンを目指す!」という話も聞いた。
 その伊藤園が、農家・農協との契約茶園を増やしている。
 年間4回摘み取りをして1反当り50万円の粗収入を目指す。
 
 一番茶で荒茶がキロ3000円。
 以前鹿児島で聞いたとき「キロ1000円でもやっていける!」
 面積で稼ぐと言う意味だが、現実味を帯びてきた。
 
 ★行政は何をすべきか。
 
 何をすればいいか!
 行政に期待することを聞いた。
 「茶業衰退に歯止めをかけてほしい!」
 
 具体的にはなにか!
 茶工場の減少の実態調査を県が始めた。
 私は「基盤整備」を訴えてきた。
 その中で言えるのは「がんばる農家を応援する」
 それしかない。
 
 今までの共同工場では「責任者」がいない。
 国が補助を出すから「それならやるか」では困る。
 中山間ではもっと手厚い補助がある。
 しかし「責任」が明確になっていない。
 
 茶工場も再編の動きは止まってきた。
 今度は何をするか。
 まさか、大型化から再度、小型化差別化を!とはならないだろうが一工夫も二工夫も
 必要だ。
 
 「個人へのサポートがほしい」
 補助をもらった人はがんばらない!
 個人製茶業はがんばっている。この人たちを応援してほしい。
 
 静岡県の茶生産は700億円。
 経済波及効果は4000億円という。
 その茶業を支えるためには「基盤整備」と「優良農家の支援対策」だと指摘を受けた。
 重い宿題を背負って有意義な意見交換を終えた。
 http://www.nishihara-shigeki.net/2_mag_vol55.html
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 □ 御前崎マリーナについて
 
 一昨年の国体マリーナ会場の跡地計画が進展していない。
 当初は、国体で使った浮き桟橋を有効活用してマリーナを整備する予定でいた。
 
 しかし採算性から、県から管理を委託されている御前崎埠頭鰍ェ投資を控えることに
 なった。
 結果、マリーナを作ることは既定方針なので、岸壁に直接係船する方法で計画が進ん
 でいる。
 
 考えてみると「国体があったからマリーナができた」この考えを原点にしたい。
 日本は海洋国家だ。
 でも、海に親しむことにかけて最も遅れてしまった。
 ニュージーランドは小学校で、ヨット・水泳・カヌーが必須だ。
 
 できれば水辺教育の普及促進を図れないか。
 御前崎の観光が曲がり角だ。
 海洋スポーツと釣りなどの漁業を組み合わせた観光はできないか。
 
 榛南地域の不法係留船対策を目的に作られているのは事実だ。
 しかし、それは急ぐことはない。
 将来を見据えて誤りのない方向へ持っていくべきだ。
 
 御前崎市もできたばかりだ。
 相良町も10月に合併を控えている。
 入り口は御前崎市、係留場所は相良町だ。
 
 このマリーナは両自治体が相互にかかわる。
 その意見を入れないで暫定マリーナができて、固定化された既得権ができてしまうこ
 とが果たして良いのか。
 時間をかけてもいいから広く議論をしてほしい。急ぐ必要はない。
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 □ 地球温暖化?
 
 地球環境問題といって騒いでいたが、じわじわと現実はそこまできている。
 そんなことを実感することがあった。
 
 海岸で土木工事をしている人が「今年(平成16年)は25センチも海水面の潮位が上
 がっている。」と教えてくれた。
 なぜ海水面が上がるかというと海水の温度が上がるからだ。
 でもそれは50年100年先のことだと思っていた。
 
 地球の平均海水の深さは4000メートルだという。
 膨張係数は2/10000だから、1度上がるとなんと80センチも上昇する。
 しかし、25センチ上がったということは、0.2度くらいは上がったのだろう。
 
 今じわじわと結果が出てきたとするとまだまだこれからも続く。
 潮位が1センチ上がると砂浜が1メートルなくなるという。
 25センチ上がれば25メートルなくなる。
 結果、いま砂浜が減ってきている。
 
 台風が昨年たくさん来た。
 カツオ漁の方に聞いたら、今に日本海でかつおが取れるようになるという。
 海が暖かくなっている。
 地球の温暖化が確実に進んでいる。
 
 しかし世間では、エネルギーは使いほうだい。
 自分で管理するっていたってなかなかできない。
 社会的に進めるしかないから制度や製品ができる。
 
 循環リサイクル法で、容器から始まって、車リサイクルまで来た。
 電気も車で起こして家に供給するトヨタのプリウスがヒットしているという。
 地震で電気が来なくても車で発電する。数日は大丈夫だ。
 家庭用熱伝供給も始まった。
 
 この取り組みに遅れたら、大変だ。
 過熱する中国・東アジア経済ばかりに目が言っているが、環境問題への取り組みを怠
 ってはならない。
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 ★次郎長が行く
 
 穏やかな三が日だった。
 おとそ気分も覚めやらぬ3日早朝、御前崎市支所をバスで出て一路日本橋へ。
 加藤剛主演の「次郎長が行く」の初日の観劇ツアーだ。
 
 御前崎の加藤剛後援会(私が代表)と演劇鑑賞グループとモラロジー共催の企画だ。
 渋滞が心配されたが、それほどの心配もなく都内へ。
 しかし、都内へ入ってからは、事故とか箱根駅伝の関係で日本橋三越へついたのは開
 始の25分前。
 
 会場は三越劇場。
 入り口には俳優座の古賀社長から藤田後援会長などの顔が。
 石川知事もご夫妻でお見えになっている。
 なにせ「静岡県の清水の次郎長親分だ」
 
 大体、俳優座で、しかも加藤剛が次郎長親分の舞台と言うのに違和感がある。
 どんな舞台となるのか興味津々であった。
 舞台は次郎長の後半の人生である。
 
 石松などでてこない。
 幕府につくか、官軍につくかの時代から富士の開墾や英語塾をやる晩年の次郎長を描
 く。
 
 静岡県が出てくるは、永原県令が出てくるは、徳川慶喜が出てくるは、静岡県のオン
 パレードだ。
 もちろん清水港がふんだんに取り上げられる。
 挙句は「相良の油田開発」まで。
 観劇した静岡メンバーには、静岡三昧は気分が良い。
 
 内容については省略するが次郎長が言ったせりふで残った言葉がある。
 日清戦争に行く軍人が聞いた。
 「戦いに勝つ秘訣を教えてほしい」に
 「負ける戦いはせぬこと!」と応えた。
 確かに勝てる戦いだけをすれば負けない。
 負けそうなら「戦わない」だそうだ。
 
 次郎長が行く〜
 今週23日まで日本橋三越劇場で公演されています。
 間に合う方はぜひご覧ください。
 http://www6.ocn.ne.jp/~haiyuza/Pages/info2004.html
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 今日は、午前中相良町議会へ。全員協議会で県政報告をする。
 午後は東京で、県選出自民党国会議員と三役の意見交換会。
 明日は企画生活文化委員会でキャンプ富士を訪問する。
 
 寒さが厳しくなるだろうが健康でがんばりたい。
 皆さんも健康一番で!
              牧之原市堀野新田20−1
              0548-58-0772  FAX58-1655
              [e-mail] nishiha@po.across.or.jp
              [URL]   http://www.nishihara-shigeki.net
              静岡県議会 自民党役員室 054-221-2308