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静岡県議会 平成15年6月定例議会 

西原茂樹県議会議員の質問に対する石川知事答弁


(質問要旨)
1 知事の政治姿勢について
(2)県への働きかけの文書化
                
 内山県議の送検を受けて、知事が県議からの働きかけ等について情報公開する仕組みの検討に入ったと伺っている。
 県に対する要望、苦情、陳情は重要な政治活動であり、働きかけに対する公開基準を設けるには十分に議会と議論してほしいが、新聞報道では県議会の同意を必要としない内部要領で定めるとしていることについて、知事の所見を伺う。


(知事答弁)
 それから、県への働きかけの文書化の問題であります。
 これは、西原議員のお話の中にもありましたように、私は県議会議員の方々からの働きかけだけを取り上げるとは言っておりません。
 県議会議員からの色々な働きかけと言いますか、お申し込み、これは非常に重要なものでありますけれども、それ以外に国会議員の方とか市町村長とか色々な立場の人が色々な機会に、県に対して要望、提案、苦情、陳情もされます。
 これらは、県政を前進させる上で、改善をしたり、より質を高めていく上で、私は非常に重要な貴重な情報提供の機会だという風に存じます。
 すでに職員は、住民の皆様からの色んな、従来は苦情と思って敬遠していたような働きかけも重要な情報提供として真摯に受け止めて、やろうとそういう活動、行動も起こりつつあるわけです。
 今日のこういう非常に不幸な、残念なことが契機ではありますけれども、そのような色々な貴重な情報提供がどのように活用されたのか、あるいはまた、今回色々取り沙汰されて、真相はこれから明らかになってくると思いますけれども、あるべき判断、決断が不当に捻じ曲げられる、そういうことがあってはならないわけでありまして、それを防ぐ意味でも、あるいはそうであったかどうかを後で検証するということが、捻じ曲げられないということを担保する大変大きな力になると思うのであります。
 これは、私も色んな方々から、色んなことを要望されたり苦情を言われて担当部局に伝えます。
 したがって、私が権限を部下に下ろしている事項についても、こういうことがしばしばあるわけでして、当然、私からの通報とか指示と言いますか、検討しろとか、これはどうなっているかと尋ねることも、これはちゃんと記録に残ってくる、そういう範疇だと私は理解しているわけです。
 今後、自民党の方では、プロジェクトチームで色々検討すると、早速そういう活動をされたということでありますが、私はこれは非常に早い素晴らしい決断だと思います。
 今後、私共の方の色々な検討や研究の成果と、それから県議会をはじめ各会派の方々の御意見も幅広く伺いながら、きちんとした疑念のない意味のある制度化を果たしたいと考えております。

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