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豊橋総合動植公園(のんほいパーク)視察
11月8日
県議会議員 西原しげき
新潟フェア視察につづいて今回は木村さんの企画による「のんほいパーク」の視察。
総勢12名。榛南土木に集合して出発だが、わたしは都合で別行動。快晴の秋晴れ、まさに公園日より。
国道150号線が1号線に合流する浜松市内から、遠州灘の打ち寄せる波と青い海を左手に眺めながら浜名バイパスを軽快に進み、豊橋にはそこから30分ぐらいで到着した。
日曜日なので駐車場は込んでいるが、渋滞とまではいかない。 東ゲート前の駐車場には木々が十分配置されていて、夏場の涼しさや、空間的なゆとりを感じさせてくれる。もっとも、そんなことを配慮しなければもっと車を止められるし、私が止めた第2駐車場は、まったくそんなことは配慮されていない。

メンバーと合流しようにも、畑君や木村君の携帯と連絡が取れないのでまず温室にはいる。まあ全体のイメージとすれば、「浜松のフルーツフラワーパーク」であり「新津の温室」と変わりはない。
水が流れていて、滝があり、観葉植物が茂り、水草がある。
最後の出口のところでは「菊展覧会」が開催されていたが、これもぱっとしない。
温室を出たところでメンバーと合流する。
沈床花壇は真中に噴水があり、オーソドックスな円形ガーデンできれいに花が咲き誇っている。かわいらしいシクラメンが印象的。
レストランが込んでいるので、何か適当なお弁当でも買って芝生で食べようかとの案に
「どうしてもここのレストランでうどんを食べてもらいたい!」
との木村さんの提案に一同賛成。


かわいいシクラメン


レストランで「満腹!」
30分の待ち時間を利用して展望タワーに。
37メートルの眺望はまた格別。園全体が見渡せる。
「ここも参考にできないな!」
誰かが言う。
確かに40ヘクタールと広く、動物園と自然市博物館、さらに遊園地、おまけに大温室が加わっているので、どうしてもわが「県立吉田公園としずおか緑花祭を考える会」のスケールとは比べようがない。
しかししかしである。
展望台の東側を見ると大温室と遊園地や花壇だが、西側の動物園側を見ると
「むむ!この風景はなんとなく!」
そのとおり、動物を抜けばまさにしずおか緑花祭の図面にそっくりではないか。
「そうですね。これに多少花壇を入れれば、まあそんな雰囲気ですね。ただしこんなにこんもりした木々はないでしょうが」と同行してくれた県の三井さん。
「豊橋市では年間12億円も一般会計から持ち出しているそうです!」も付け加える。
そろそろお腹もすいて来たということでレストランへ。
各自うどんつきの店屋物の定食を注文する。
さすが推薦するだけあって確かにうどんはおいしい。ここでひとしきり公園談義にそれぞれ花を咲かせる。
その後は私は、自然史博物館へ。
大型の映像施設(スクリーンが高さ13メートル幅18メートル)で恐竜の世界へ。
迫力は万点だが、これもわが緑花祭には参考にならない。
しかしその後の膨大な自然史資料には大いに参考になるヒントを見つける。
どこにでもいる、へびやハチ、カエル、貝、せみ、クモ。
陸の自然や、池やため池の生物。湿地の生物など
「そうだ、そうだ。これなどみんな家のほうにもいるし、専門家だって知ってるぞ!」
2階のコーナーで座っているいる監視員に聞いてみる。
「一番の人気は、クワガタですね。それから子供たちにとっては覗くものに関心が行きます。」そう言えば、いろんなのぞき穴や、双眼鏡もある。
干潟のコーナーでの映像の紹介も面白い。
全国の干潟が失われていくことへの警鐘が心に響く。
その一角で全国の干潟の紹介があり、知らなかったが、静岡県には、浜名湖と大井川河口がある。大井川河口は初耳だ。
木村さんの話だと「もうなくなってきました」とのことだが、再考の価値がありそうだ。
アカミガメも山本さんが専門家だ。海の自然や砂浜なども研究対象としたら面白い。
緑花祭からとんでもないところまで発想が行ってしまうが、「いいじゃないですか!」と自分に言い聞かせて夢を弾ませる。バイカル湖のコーナーでの「環境漫画」も結構いけてる。
それぞれがそれぞれもてる力を発揮して参加する「わが緑花祭」としては、何でも噛んで咀嚼しなければ。
外に出ると、秋の日は早い。
木々の間に、おかれた恐竜の大きな模型が子供たちの格好の遊び場だ。
よじ登っては飛び降りる。少し寒くなってきたその公園で、いっしょに連れてきた小1の子供が、今日一番の楽しいといった顔をして遊んでいる。
子供たちには「花は面白くない!」
閉園時間が4時半までなので帰り道を急ぐ。
野外コロシアムの横をとおり、ばらの園が見えるところで、園内を循環するバスに合う。
これなどもあったほうが良い。

怪獣は子供たちの人気者

園内の乗り物レックス号
花しょうぶ園や、日本の庭のコーナーを見て回りながら思いをめぐらす。
確かにきれいに整備されている。しかしこの程度の「出来合いのもの」は一度見に来ればそれで終わりだ。
それよりも、このしょうぶ園を、庭園を、石の1個でも良いから自分たちで「設計して、指導してもらって」参加して作ったら愛着が生まれないだろうか。実際には無理であろうが、「参加」の手法が面白さを倍加させてくれることは間違いない。

花しょうぶの園から日本庭園温室を望む

すいれんの園

いこいの広場、後方に展望タワー
簡単にまとめてみましたが、それぞれ行かれたメンバーの皆さんはまた違った感想をもたれたことと思いますので、機会がありましたらご意見をお聞かせください。