マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン

 

県会かわら版第33号
小泉内閣に国民が期待!!
月に新しい小泉政権が成立しました。森首相から小泉首相に替わって、どうしてこんなにも国民の内閣支持率が上がったのでしょうか。
小泉総裁(自民党)の実現に全国の一般党員が直接関わる事ができた事。これは国民の声でもありました。次に、国会議員で決まっていた事(橋本有利)をひっくり返した痛快さ。そして、なんと言っても、新しい内閣の斬新さと、分かりやすい話し振りです。
財政再建、構造改革といった様々な課題にすぐに結果が出ることはないと思っていますが、ハンセン病の患者に対する控訴断念の結論などは、全国民に『やさしさ』と『信頼』を感じさせてくれました。
小泉内閣が掲げる政策は、痛みを伴いますが、政治の信頼があれば私たちは我慢もし努力していきます。将来の日本のために、やるべき改革はどんどん進めていくべきだと思います。
静岡県政ではどうでしょうか
小泉内閣に対して示した国民や県民の気持ちは、そのまま県政にも当てはまります。
身近な生活に関わる事について、多くの県民が今までも様々な意見をもってきました。その声は地域を代表する議員を通じて県政に上げられてきました。もちろん、農業、商業、工業或いは福祉や医療といった組織をもった団体の皆さんから寄せられた意見は、政策や予算として実現されてきました。
しかし、組織に属さない方にとっては意見を集約する場所がありません。また、組織に所属する人であっても、住んでいる場所や、家庭の立場で考えると別な意見があったりします。
どのように意見を集約するべきか、実際の政策に具体的に反映させていくのかこそが、これから重要になってくるでしょう。わかりやすい言葉で話をする事も重要です。
『国会は何をやっているかテレビなどでよくわかるけれど、一体県議会って何をやっているの』と聞かれる事があります。もっと分かりやすく、皆さんに声が届く県政・県議会にしなければいけません。がんばります!

住民投票について

岡空港の賛否を問う住民投票条例が6月の議会に上程されます。
すでに石川知事は『県民の意見を謙虚に聞く『と言う事で賛成しています。
私も、この選択は正しいと思います。
『間接民主主義の危機!』と言う意見もありますが、有権者の1割の方が『住民投票を!』と請求したわけですから、議会として無視する事はできません。
議会の存在価値が今まさに問われています。静岡空港は、今まで県議会として推進の立場で進めてきた事業ですが、民主主義の根本に戻って県政全体を考える機会としていきます。多くの皆様のご意見を積極的に伺います。

ありがとう吉田のしずおか緑花祭!

60万人のお客さんが来てくださいまして大成功でした。計画当初から関わった私としても大変うれしく思っています。
親しい方から何通ものお便りをいただきました。『先日、吉田町の花博に行き、とてもよかったです。友人からとても良いからと進められて3人で行きました。花はもちろんすばらしかったし、主催者側の心配りが伝わってきて、花と人のすばらしさのある花博でした。駐車場の担当者はにこやかで親切、皆さんの態度も一生懸命が伝わってきました。車椅子やいろいろな障害者の方もいらしていてとてもうれしくなりました。NPOも先駆的で、がんばっていますね。とても気持ちの良い一日でした』この手紙に全てあらわされています。自分が誉められているようで、本当にうれしくなりました。

成功の理由1
花が本物でした。県内の花生産農家から直接購入しました。生産者の顔の出る花壇でした。花壇設計の専門家は、そのすばらしい花を見てから設計をしました。「昨年の淡路花博より良いよ!」と絶賛したのは、地元兵庫県の担当者でした。

成功の理由2
「県民参画」が実現できました。花を見る・物を買う・イベントに参加から、造園建設の仕事でのかかわり、花生産やボランティアでのかかわり、物販の販売やイベントでの出展から教室の先生、自分の参加できる範囲で楽しみながら参加してくれました。その皆さんの口コミは大です。「あなたが、みんなが、主役!」でした。

吉田町は全国に情報発信できました。
公園は8月1日のグランドオープンに向けて再整備が始まります。夢と希望をはぐくんでくれた会場がどのようになっていくのか。皆さんの意見をどしどし出してください!これからも「県民参画」の吉田公園です。

アンケートの結果が出ました

様に御願いしましたアンケートの結果が出ました。回答は153人で、回収率は低い結果でしたが、ファックスで送っていただいた方、切手を張って丁寧な文章までつけて郵送していただいた方など、皆様の思いがたいへん良く伝わってきました。ご協力をいただきました皆様には深く感謝申し上げます。
まず県政において、どんな事に皆さんが関心をもっているのかを、10の課題の中から3つ選んでもらいました。(グラフ1)
やはり関心度一番は景気や雇用についてです。次が地球環境問題です。40代や女性はこの地球環境問題が関心度一番です。
次が、教育改革で、全ての世代を通じて高い関心を示しています。介護・子育ては女性に多く、道路整備は男性が中心となっています。従事者の割合で、農業、商業、漁業の順で数字が変化します。
現在、県の条例が検討されている「男女共同参画」への関心はほとんどありませんでした。

静岡空港についても伺いました。
以下の回答項目の中から一つ選んでもらいました。(グラフ2)
@空港を一刻も早く完成すべきだ
A国際・貨物などの展開を考え、更に県民の理解を得て進める。
B反対地権者の理解を得た上で進める。
C県財政が厳しい時なので凍結して検討しなおす。
D静岡県には必要ないので、中止すべきだ。

全世代では@とAをあわせて推進が約60%を占めています。高齢世代になるほど空港が必要との意見が多い傾向です。一方、40代は推進と凍結や中止が拮抗します。また、凍結の方の意見では、財政的に厳しいからという意見が多くありました。
静岡空港の事業を推進してきた立場から考えると「財政問題や需要見込みなどで県民への説明が不足していた」と痛感しています。

地震対策TOUKAI-0(倒壊ゼロ)

想される東海地震などの第三次被害想定が発表されました。
阪神淡路大震災では死亡の原因の一番は建物の下敷きなどでした。東海地震でも、建物の倒壊をいかに防ぐかが課題です。
そこで建物倒壊対策として、県の当初予算で危険家屋(昭和56年以前に建てられた木造一戸建て)の耐震調査費を計上しました。
今後町を通して診断カルテの配布が行われて自己診断を行います。この簡易診断で基準を満たさない家屋については県耐震補強相談士が、無料で診断と補強の相談にのります。
私たち議会では、補強の費用についても、支援ができるよう補助制度も含めて検討中です。
また、津波対策も急務です。榛南で水門未設置の河川は坂口谷川、勝間田川そして東沢川です。これら河川の水門工事も早期着工に向けて努力します。

介護保険開始1年で施設整備進む!

良町と、中川根町で相次いで特別養護老人ホームが完成しました。標準的な50床にデイサービスが併設するタイプです。川根町でも建設がはじまりますので本川根町をのぞいて全ての町に特養施設が整備されます。今後も、介護サービスの量的・質的充実に努力してまいります。
編集後記
6月県議会が6月21日から始まります。石川県知事にとっては2期8年の締めくくりの議会です。
私は、その最終質問者として、7月2日の午後一般質問を行います。
知事の2期8年を振り返りながら、「県民参画」「協働=コラボレイト」といった新しい政治参画の形や、環境問題(風力や廃棄物)さらに、地震対策などを伺います。地元の課題では御前崎港の利活用を取り上げます。
痛ましい子供を巻き込んだ犯罪が急増しています。いったい社会のどこに問題があるのでしょうか。「生きる力」を教えてくれる教育の場に様々なしわ寄せが来ています。
今年度から、静岡県高等学校PTA連絡協議会の会長に就任しました。あらゆる機会を利用して教育について皆さんのご意見を伺うつもりでいます。
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