マニフェスト 西原しげき紹介 8つの約束 一言コラム かわら版 レポート メールマガジン
県会かわら版第35号
年明けましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
国では行政改革が目に見えた形で始まりました。深刻な不況下ですが、「苦しくてもその先に幸せはきっとある」今年こそは自信をもってそう語れるよう、県政の場で全力で努力してまいります。
今年もよろしくお願いいたします。
日、地頭方小学校の教壇に立たせていただきました。
県庁見学の続きのような授業ですが、「あの〜!県会議員になるにはどうすればいいだ〜?」から、視察で九州へ行ったと言うと「飛行機でいくんですか?」まで、次から次に質問が飛んできます。
体を触れてくる子ども、こちらも手を握ると次から次に絡まってきます。
我が子もいる4年生のクラス、短い時間でしたが、食い入るような子どもたちの瞳にとても感動を覚えました。

わたしは子どもが大好きです。
いつも子ども達にふれながら、彼らからも元気を分けてもらいながら、仕事に打ち込める先生方をうらやましく思っていました。
でも現実はだいぶ大変だなと最近感じています。
縁あって静岡県公立高等学校PTA連絡協議会の会長を引き受けてからは、教育に関係する時間が多くなってきました。学校週5日制や総合学習の本格実施を控えて現場では心配が尽きない様子が伝わってきます。
昔の教育が良く引き合いに出されますが、家庭も社会もしっかりしていたから、学校もそれらに支えられていました。現在は、その家庭や地域社会が揺らいでいます。
人と人のかかわりの中で人格が形成されていきます。
教育の世界も、先生と文部省や教育委員会など専門の人たちだけでなく、私たちみんなで取り組んで行くべきです。元気な力強い日本は「教育の再生」しかないような気がします。
原発事故で安全防災の見直しを!
ってはならない事故が起こってしまいました。
事故は1号炉の配管破断と原子炉下部水漏れの2箇所です。今回の事故で、あらためて問題になる事がいくつかあります。
まず、1号炉の耐久性と耐震性です。
建設されて25年経過しましたが、心配する方々からは「廃炉」についても声が出てきました。更に、同じ形の2号炉も含めて「地震」に対する不安も改めて上がっています。
現在、静岡県の強い要請もあって中部電力が自主的に2号炉も停めて調査と検討を行っていますが、これらの不安に対して、中部電力と国はキチット答えるべきです。
次の課題は「防災」です。これは、県や町に突きつけられた課題です。
今までは「事故は絶対におこらない」としてきました。今回は幸い、原子炉建屋から放射能が漏れることはありませんでした。しかし今回の事故によって「万が一」をより具体的に想定して、災害訓練を考える必要が出てきました。ヨウ素剤の配布など、より具体的でスピーディーな検討が急がれますし、住民避難の実践的な取り組みも必要です。
そこに住む住民が安心して暮らせるよう国や中部電力には「システムの安全の徹底」と、県や周辺町には「防災体制の充実」を地元住民として強く求めていきます。
TOUKAI(倒壊・東海)ゼロ
海地震に向けた住宅耐震化プロジェクト「TOUKAIゼロ」の目玉事業である、個人住宅の耐震改修に対する助成制度を4月から始めます。県内には耐震基準が厳しくなった昭和56年以前に建築された木造住宅が約60万棟ありますが、最悪で8万6千棟が倒壊するとされています。
死亡につながる倒壊を防ぐ耐震工事に補助金を出そうと言うもので、全国で初めての制度です。
補助金額などについては2月議会で決定されますが、市町村の上乗せなしでも実施されますので、希望される方は耐震工法なども含めてご相談ください。
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